紅虎である。
自粛要請が出たときに、それに抗い話題になった際コーポレーションだが、中華料理の紅虎餃子房もあの会社が経営していたはず。子どもたちが小さな頃はよく利用していた。そこそこ席が広くて、量も多い。まあ、味も濃いめで油もそこそこ多いので、うまい!と叫んで食べログに書き込むほどでは無いが、「お前さんたち、これくらいでいいんじゃない?」的な店の方針にまんまとはまる感じのちょうど良さなのである。
で、この紅虎だが、実は名前を変えていろいろ出店している。ラーメン推し、餃子推し、れんこん推しなど、いろいろ。でも、中に入ればメニューはほとんど同じで味付けも変わらない。メニューのフォントも近しいものが選ばれていて、「見栄えは変えたけど、中身はいつもと一緒にしといたからさ」的なニタリ顔が浮かんでくる始末。でもまあ、ちょうどいいので文句も言わず、もちろん食べログで星をあげることもない。
でもこれって、「大手のスケールメリットと個人商店的な希少価値をどっちも狙っております!」的な戦略が身も蓋もなく、バレてもいいや!と僕らに言ってるわけで、ここらで際コーポーレーションの社長に「バレてますよ」と言いたくなるんだけど、それを言うほどの美味さでも不味さでもない。そう考えると、そこも狙っているのか?と考えてしまい、これからは余程のことがない限り、紅虎にはいかないぞ!なんて考える今日この頃。でも、ここでも、「絶対行かない」と言うほどの話題でも無いという微妙さが、僕の心をくすぐり続けるのである。恐るべし、紅虎。
植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
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植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在は、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師も務める。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。
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