にゃんこの歯③
急にセーターの季節になりましたね。まだ暖かった先週、研修出張で名古屋に行ってきました。久しぶりの遠出が嬉しくて、名古屋城が見えるホテルのお城ビューの部屋を予約。
お城ビューの部屋からは金のシャチホコとその間に立っている2本の避雷針までバッチリ見えました^^という訳で名古屋から白ヤギさんにも名古屋の風景印のお便りを。
名古屋と言ったらモーニングかなってことで、ホットケーキのポストカードをセレクト。自分宛てにも1通出しました。日曜の夕方に中央郵便局から出して火曜には到着したので、早くてびっくり!中央郵便局は違いますね。
前回の続きです。夕方の4時頃に抜歯が終わってお迎えの電話が掛かってきました。クリニックの扉を開けるとさっそくおもちの鳴き声が聞こえてきます。診察室に呼ばれ初めに採血データーの説明がありました。密かに心配していた猫のウイークポイントである腎臓の数値は2匹とも正常で一安心。もしも腎機能が少しでも悪かったら我が家のフードを腎臓サポートの物に替えるつもりだったのです。
そして今回のメインである抜歯については、年上のマンちゃんは歯周病がかなりひどくて溶けていた歯が多く、抜歯数が少ないのでお安くなりましたとのこと。後で明細を頂きましたが、マンちゃんは抜歯費用がおもちに比べて1万円ほど安くなっておりました。
最後に術後の抗生剤を飲ませられますかと聞かれたので、1人で2匹は難しいと答えると、では1週間効く抗生剤のお注射をしましょうねということに。マンちゃんは大人しく打たれたのですが、おもちは鳴きながら嫌がりくねくねと抵抗します。
先生と二人がかりで何とか注射を終えて鳴いているおもち(とマンちゃん)を連れて帰宅。キャリーと洗濯ネットから解放すると、おもちは慣れないエリザベスカラーに驚いてあちこちにぶつかり、水飲み用の容器をひっくり返すは飛び乗った収納棚から滑り落ちるはで大騒ぎに。結局帰宅して10分もたたないうちにカラーは外しました。
そのあと食事の開始時間になるとほぼ24時間ぶりのカリカリにがっつく2匹。けれどおもちはカリカリをうまく飲み込めないのです。よく見ていると全部飲み込めないわけではないので少し様子を見ることに。結局おもちがふつうに食べられるようになるまで5日ほどかかりました。
更にマンちゃんはおもちがそばに来ると唸り声をあげておもちにパンチをくらわすように。はじめは興奮しているせいかと思ったのですが、プッチが隣に来てもマンちゃんは反応しません。どうやらおもちに付いたクリニックの匂いに反応しているようで、匂いが消えるまで2日ほど「マンパンチ」は続きました。マンちゃんだってクリニックの匂いがしているはずなのに、なんて理不尽。
こんな感じでおもちにとっては辛い事が多かった抜歯でしたが、一方で彼をずっと悩ませていた慢性鼻炎がなんと抜歯の後からピタリと無くななくなったのです。それまではいつも顔の周りに膿臭いにおいを漂わせ、膿のような臭い黄緑色の鼻水をくしゃみする度に部屋中にまき散らし、まき散らさない時でも汚い目やにがいつも目元に貼り付いていて鼻水を垂らしていました。
おもちはこの鼻炎の症状のために、里親さん達にもらわれて行きながらも結局3回も保護施設に返されていた出戻り猫でした(きれいにしていれば可愛いし、スーパー人懐こいので)。そして獣医さんが運営していた保護施設からは、おもちのひどい鼻炎は治療しても治らなかったと説明を受けていたのですが。
それがたった1回1300円の抗生剤の注射で治ってしまったのです。こんなことならダメもとで治療を受けさせていればと後悔しました。亡くなった夫も慢性鼻炎持ちだったので、いつもおもちを不憫がっていたのです。
慢性鼻炎の症状が無くなっておもち本猫も随分スッキリして楽になったようで、今まであまり遊ばない子でしたが活発に遊ぶようになりました。そして見た目も清潔感のあるイケ猫に^^
抗生剤の注射をしてからそろそろ2か月、おもちの鼻の辺りの匂いを嗅いでは「臭くな~い♪」とつぶやいてニヤリとしてしまう私。よかったね!おもち。夫も天国で自分のことのように喜んでいるでしょう。