モリハナエって?
表参道にビルがある、
日本人でパリコレに進出、
黒いサングラスで派手な服のマダム、
孫が森泉、
昔の服で、何がいいのかわからない、
という淡~い認識だと思います。多分。
私はそうでした。
でも、古着を買っていると、
え? モリハナエってこういう服作ってたの!?
ってのがあるんですよ。
薄いウールに、手描きのような緑の背景と、
蛍光色みたいな桜。
なんちゃって和風が面白い。
明治座に『細雪』観に行くときに着たりして。
着物がうまく着れなくても、和服気分が楽しめます。
お次は浮世絵の雲みたいなの (「すやり霞」) がいっぱいで、
ちょっとデフォルメされた和風。
花はなでしこかな?
いわゆる70年代古着によくある、てろんとした素材です。
左上に水色のちょうちょがありますが、
蝶はモリハナエのシンボルマークなんだそうです。
これはシースルー素材で、袖だけ透けてます。
プリーツがきれい。
刺し子みたいな模様も入ってます。
すとんとしたデザインなんですが、
ウェーブ体型の自分はウエストをしぼりたいので、
前回ご紹介したMARTEで買ったベルトを合わせてみました。
なんちゃって和風。
が、かっこいい。
つまり、ジャポニスム?
今だと、ZARAとか、グレースコンチネンタルでありますよね、
こういう柄。
もっと大昔にモリハナエがやってたんじゃんか!!
ていうか、このころのはやりだったのかな?
70年代の「ディスカバー・ジャパン」
(ありましたよね、国鉄のキャンペーン。
若いお嬢さんたちが伝統的日本を発見する旅に出る)
と関係あるのかな?
いや、この記事なんか読むと、
海外で認められるときに、日本を意識したというから、
そこからこういうジャポニスムになったのかなあ。
wikiを読んだら、
終戦時に19歳、結婚、ドレメに通い、洋裁店を開き、
1950年代の日本映画の衣装をことごとく担当…へえ~。
そして今93歳でご存命!
あなたの昔の服を着てますよ~