Posted on by uematsu
お礼参りの日々
ここ三年ほど、人間不信になりそうなことがあり、というか人間不信にもなり、不毛で無為なやり取りを強いられてきたのだけれど、今年の冬の入口にそれもすっかり片が付いた。
片が付いたと行っても、いったん不毛で無為なやり取りを強いられると、定期テストを終えた高校生のように「さあ、今日からお休みだー!」というふうに明るく振る回るわけでもない。なんだか、いろいろ終わったことで、逆に不毛で無為なやり取りを強いられたということに腹が立ったり、傷ついたりしていたことが、よけいに色濃く立ちのぼったりするような日々を過ごしている。
で、やっぱり不毛で無為な日々を過ごすのは辛かったと見えて、ここしばらくの僕は行く先々で寺社仏閣に立ち寄り、手を合わせては、不毛で無為な時間の終わりを祈り続けていたのであった。
つまり、ふだん神頼みも仏さん頼りもしないのに、ここしばらくだけ数多くの神様仏様に祈り続けたので、なんだか妙に信心深くなってしまい、いまさらもうやめだというわけにも行かず、また、晴れやかになりつつある身の上を考えても、ありがたいなあ、と思えてきて、お礼参りの日々なのである。
あっちのお寺で「ありがとうございます」。こっちの神社で「蘇民将来子孫也」と唱えて歩く日々。もうお礼参りが終わっていているお寺なのか神社なのかもわからないのだけれど、それでも手を合わすことは悪いことではなかろうと、ただただ信心深い人になっている次第である。
ということで、みなさん、メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!きっと、神も仏もいるのです。
植松さんのウェブサイトはこちらです。お問合せやご依頼は下記からどうぞ。
植松事務所
植松眞人(うえまつまさと): 1962年生。映画学校を卒業して映像業界で仕事をした後、なぜか広告業界へ。制作会社を経営しながら映画学校の講師などを経験。現在はフリーランスのコピーライター、クリエイティブディレクターとして、コピーライティング、ネーミングやブランディングの開発、映像制作などを行っています。

















































































