ミカス、遺言を書きたくなるの巻:豆腐のあんかけ
前々回、ひどい腰痛で診察を受けたことを書きました。
前回、その検査でスイートボディ化(糖尿)が発覚したことを書きました。
そして今回、やっと明るい記事が書けるわ!と思った途端、
母が入院しました。
踏んだり蹴ったりラジバンダリ…
病名は「憩室炎」です。
ご存じない方のため、簡単にご説明すると、
大腸の壁がぽっこりと小さなポケット状に突出してしまったものを憩室と言います。
そこに便や食べかすなどが溜まって炎症を起こした状態が憩室炎で、
激しい腹痛や発熱、下血などが生じます。
重症になると腸に穴が開いてしまうこともあるそうです。
実は母、去年もこの病気で1週間ほど入院をしています。
この時は(以前書きましたが)母の精神状態が落ち着かず、
最初から最後まで私が泊まり込みで付き添わなければなりませんでした。
今回、救急外来で「とりあえず家に帰って様子を見ましょう」と言われた時は
内心ほっとしたのですが、3日後の外来診察で
「あぁ、今日は帰すわけにいかないなぁ」と斎藤工似の先生に言われた時は、
「これが、壁ドン状態で私に向けられた言葉なら有頂天だぜ」と思いつつ、
「また付き添いか」と、がっかり。
抗生剤を飲んでいたにもかかわらず、炎症を示す値ががっつり上がっていたのでした。
結局、入院はまた1週間ほどで済み、泊まり込みは1日おきで済みました。
去年の入院以降に処方された安定剤&睡眠薬と、
母が忘れん坊将軍であることを理解したうえで対応を考えてくれた
医師と看護師さんたちのおかげでした。
お世話になるたびに思うのですが、
いくら仕事とはいえ、病院のスタッフ、殊に看護師さんの対応の素晴らしいこと。
患者である母はもちろんのこと、付き添う私にもしっかりと気配りをしてくれます。
大抵の看護師さんは私の子供でもおかしくない年齢。
気遣われるたびに
「ああ、こんな娘(息子)がいたらなぁ。
もしくは、おばちゃんに莫大な財産があれば、あなたに残るように遺言書くのになぁ」
と、心の中で手を合わせましたよ、私は。
そんなところに、横浜の病院で点滴に異物を混ぜられた患者さんが
亡くなったというニュース。
まだ犯人はわかっていませんが、
病院を絶対的に信頼して看護をお任せしていたご家族の気持ちを考えると、
この病院のあり方を徹底的に追究したい気持ちに駆られます。
さて、憩室炎。
憩室自体は問題ないのですが、憩室がある人が便秘をしてしまうと大変です。
便が長い時間憩室の中に留まってしまいます。そして炎症。
母も、年のせいか便の出が良くないということをずっと訴えていました。
便秘をさせず、でも、お腹に負担をかけない食べ物というちょっとした矛盾をはらんだ
メニューを考えなければなりません。
というわけで、その矛盾を解決してくれる(のか?)、『豆腐のあんかけ』が
今回の一品です。
お腹に優しい豆腐と、繊維たっぷりのえのきだけ。
さて、勝つのはどっちだ?!
『豆腐のあんかけ』
- 豆腐(木綿・絹はお好みで)を適当な大きさに切り、お湯を沸かした鍋で温めます。
あまり強い火でぐらぐらとに立てると豆腐がもろもろと崩れるので、
弱火でじんわりと温めましょう。
ル・クルーゼなどの保温性の高い鍋を持っている方は、しっかりとふたをして
お湯に浸けておけば温かさを保てます。 - えのきだけをほぐし、3センチくらに切ります。
- 鍋に、だし汁、酒、みりん、しょう油を入れ、温めます。
私はちょっと甘めの優しい味に仕上げますが、お好みで加減をしてください。 - 3にえのきだけを加えます。
- 4に水溶き片栗粉を加え、とろみをつけます。
ここでしっかりと火を加えないと、温度が下がった時にとろみもなくなってしまいます。
ちょっと根気よく加熱してください。 - 温めておいた豆腐を食器に盛り、5のあんをかけます。
小ねぎや三つ葉などを彩りに散らすときれいです。
やっと秋らしくなったと思いきや、気温は三歩進んで二歩下がる状態。
まだまだ夏の衣類を片付けるわけにはいかないようです。
でも、食べ物には秋の気配が出てきましたね。
栗、柿、秋刀魚・・・
えっ、松茸?
なにそれ?
食べ物?
ミカスでした。
アンジェラ
遺言だなんて心配しましたよ。
お母さま大変でしたが大事に至らず退院よかったです。
それにしてもラジバンダリ、忘れてた、、
連続えのきメニュー嬉しいです。
コチュジャン和えも作りましたよ、いつもと違って深みのある味で美味しかったです。ものぐさな私はえのきはレンジでチンしました。
あんかけ、いいですね。なんか手が込んだ感。
涼しくなったら(ここ数日暑すぎですよね)作ります!
実父が腸が弱く整腸剤をやたらに貰ってきたり毎日気にするので、実家に行った折にえのきのホイル焼きを食べさせたところ、翌日とても調子がよかったようで、それから毎日!母がホイル焼きを作っているそうです。
昨日もえのき、鮭のホイル焼きに玉ねぎとともに乗せて食べました、、、あー、結局ホイル焼きから脱却できない私(笑)
ミカス Post author
アンジェラさん
ご心配をおかけして申し訳ありません!
最近、ちょっとしたえのきブームが巻き起こってまして(私の中でだけですが)、スーパーでえのきを2束買っては「さて、何にしようか?」と考える毎日です。
お父様、えのきパワーが効いて良かったですね。
ホイル焼き、私も好きです。
アンジェラさんのお母様を見習って、えのきたっぷりホイル焼きを作ろうかな!
ゆうちゃ
ミカスさん、こんばんは。
十二指腸憩室のゆうちゃです。健康診断で憩室の文字を見た時の焦り…な、なにそれ!?悪い病気!?
別に病気じゃなくて加齢によるものだからと説明されましたが、腹回りの外側は年々分厚くなるのに中身は薄くなるなんてショックでした。豆腐あんかけで炎症予防します!
お母様、くれぐれもお大事になさってくださいね。
ミカス Post author
ゆうちゃさん
十二指腸憩室ですか。
憩室自体があること自体は問題ではないんですよね。
ただ、くれぐれも便秘をしないように気をつけてくださいね。
母は年齢と共に便の出が悪くなってきた結果、炎症を起こしました。
私の友人も憩室があることがわかり、お医者さまから「便秘に気をつけて」と言われたそうです。
母の担当だった先生によると、数ヶ月ごとに炎症を繰り返す人もいるそうです。
便秘さえしなければ大丈夫。(多分)
豆腐のあんかけとたっぷりの水分で予防してくださいね。
kokomo
前回、tonyoで食事制限をされているミカスさんに対して「チーズマカロニを食べている」と
書いてしまった鬼のようなわたくし。
タイトルの「遺言」を見て、ミカスパイセンの危機!、もしかして私の「チーズマカロニ」のせい?
チーズマカロニがもろアメリカーンな味で完食するのが大変だったって書いておけばよかった、
と超反省。
お母様が大変だったのですね。
ミカスさんが前にコメント欄で「なんでも聞きますよ。」みたいなことを書いていらしましたが、
私もなんでも聞きますよー。そんなことしかできないのですが、ときどき愚痴って
発散してくださいね。
私の父はドライプルーンがお腹にいい、と気に入ってしばらくたべていましたが、
糖尿気味の父はかかりつけ医に「ドライフルーツは糖分が多いので適量で」と
注意を受けたらしいので、なんでもほどほどに、ですね。
ミカス Post author
kokomoさん
チーズマカロニぐらいで生死の境をさまようようなヤワな女じゃありませんぜ。
が、ご心配ありがとうございます。
何でも聞いてくださるなんて、心強いです。
その言葉だけで白飯3膳いけそうです。(ダメか)
プルーンはお腹に効くようですね。
私の妹はプルーンが大好きで、がっつり食べてはお腹急降下だそうです。
でも、ドライフルーツって糖分が多いんですよね。
好きなのですが、食べられません(泣)