自分のケア : 冷たい煮物
「自分へのご褒美」という言葉が苦手です。
というのも、常々母が口にしていた
「ご褒美をやれるほど自分は頑張ったと言えるのか?」
という言葉が頭の中にこびりついているからです。
がしかし、ご褒美はともかく、たまには自分にも手をかけてやらなきゃね。
人の世話ばかりで明け暮れていても楽しくはない。
というわけで、Jump from the stage of Kiyomizu!
<色々な意味で、素晴らしきかな’80s>
Facebookを拝見するようになってからずっと気になっていた美肌室ソラ。
フェイシャルトリートメント専門のお店です。
世の中、エステサロンはたくさんあります。
興味がなかったわけではないけれど、エステというと
妙にゴージャスかつラグジュアリーなイメージが先行して
どうしても腰が引けてしまうやっぱり小市民。
「高い化粧品を買わされたりして…」なんて不安もよぎります。
ところが、Facebookやwebサイトで見るソラさんは、
そんな雰囲気をまったく感じさせないどころか、
木の暖かさと、自然の光が溢れるとても気持ちよさそうなお店。
ずっとずっと憧れて、そして、ついに予約ページのボタンをポチっ。
押しちゃった…
<人生初のフェイシャルだ!>
当日、スマホのマップを頼りにたどり着いたのは、
表参道から一本入った静かな路地にある建物。
ここでいいのかな?と恐る恐る上った階段の先にソラさんがありました。
とても穏やかな笑顔のスタッフ塚本さんに迎えられ、まずはカウンセリング。
問診票のような用紙を記入しながら、
それを元にお肌の悩みや気になることを伝えるのですが、
そこでもちろん穏やかに柔らかく接してくださる塚本さんのおかげで
精神的にはもうかなりリラックス。
「この人は高い化粧品を売りつけるような人じゃない」
(所詮はそこがポイントなのか、小市民よ)
さぁ、いよいよ施術。
ところが、フェイシャルなのにフットバスから始まるのです。
温かいお湯の中で、久々に歩く雑踏に緊張した足がほぐれました。
そういえば、私、誰かに足を拭いてもらったのって初めてだ。
塚本さんが、私の足を拭いてくれた初めての人(笑)
さて…実を言うと、フットバス以降についてははっきりとした記憶がありません。
「ここまで読ませておいて、肝心な部分の記憶がないのかーい!!」
はい、そんなみなさんの突っ込みはごもっとも。
でもね、あまりに気持ちが良くて、私、眠っているのか起きているのか、
あちら側とこちら側を行ったり来たりしていました。
温かいスチームで顔やデコルテを緩めて、泡を使ったディープクレンジング。
清められたお肌に、塚本さんの指でうるおいと栄養が注入されていく。
デコルテに施されるマッサージの力加減は憎いくらいにちょうどいい。
記憶しているのはそれくらい。
施術が終わり、夢の中からゆっくり引き戻されるように起き上がって鏡を見ると
なんだか色が白くなったような。
掌で顔を包んでみると、心なしかフェイスラインがすっきり。
でも、何より心がすっきり。
帰り道、何度も何度も頬に手を当てては感触を確かめる私。
何も知らない人からは変なオバチャンに見えていただろうな。
そうだ、施術の最中に思ったこと。
「こんなに丁寧に誰かに触ってもらったのは、私、初めてかもしれない。
私じゃない人が私の体をこんなに大切に扱ってくれるのに、
私自身が大切にしなくてどうするの」
カッコいいわぁ(笑)
でも、本当に自分のことは自分で大切にしなきゃね。
時々こうしてプロの手を借りるのは大切だけど、
自分が大切にできないものをすべて人任せにできるわけがない。
「体にいい、きれいなもの食べよう」
「起き抜けに白湯飲もう」
「夜は11時までに絶対寝よう」
いやいや、どこまで影響されやすいんだか。
ということで、帰って来て早々にまんまと体によさそうなものを作っちゃう私。
体にいいといえば野菜!と単純な考えで
今日の一品は『冷たい煮物』です。
薄味でさっと煮て、じっくり冷やしながら味を含ませます。
『冷たい煮物』
- かぶ、かぼちゃを食べやすい大きさに切り分けます。
ちょっと面倒だけど、面取りをしておくと煮崩れしにくいです。
いんげんは4センチほどに切って、茹でておいてください。 - がんもどきは、できれば小ぶりなもの選んでください。
なぜなら、大きなものをカットするより小さいものの方か見栄えが
いいよう気がして(笑)
お湯をかけて油抜きをしてください。味が滲みやすくなります。 - 鍋に、だし汁、みりん、酒、塩、薄口しょうゆを合わせて加熱します。
- 3が沸いたらそこにかぶ、かぼちゃ、がんもどきを加えて
弱めの中火で煮ます。
かぶは割と火が通りやすく、かぼちゃも煮崩れしやすいので、
煮え具合はちょくちょくチェックしてください。 - かぶとかぼちゃに火が通ったら火を止めます。
仕上がりとしては少し固めの方がいいです。 - 煮汁につけたまま冷まします。
私は食べる前日に煮て、煮汁ごとタッパーに入れて冷蔵庫で一晩冷やします。
食べる時にいんげんを添えて、できあがりです。
施術中の夢見心地の中、私、こんなことも考えました。
「西島秀俊とあんなコトやこんなコトをするのとこのトリートメント…
迷わずにトリートメントを選ぶ!」
あぁ、下世話…。
ミカスでした。
ゆうちゃ
ミカスさん、こんにちは。
自分へのご褒美…無駄遣いや散財の言い訳のような気がして私も苦手です。それの何がいけないのよっ!?と胸ぐら掴まれるとモゴモゴしてしまいますが(笑)
別に誰も咎めないし許可してほしい訳でもないのに不思議ですね。
美肌室ソラさん、超気になります♪素敵ですね~行ってみた~い♪
ミカス Post author
ゆうちゃさん
どうもねぇ、自分へのご褒美ってむず痒いですね。
あくまでも自分に対して使う時は、なんですけどね。「私、そんなに頑張ってないし」みたいな。
確かに誰かに咎めらるわけでもないのにね。
ソラさん、本当に素敵な空間でした。
これが本当の贅沢なんだなぁと実感。
ジャスミン
以前は 頑張り過ぎて生きてたので「ご褒美がないとこれ以上頑張ればれない!」
みたいな感じでした。
今では打って変わってのんびり暮らしてますが
逆に精神的にゆとりが生まれたのか ご褒美ではなく「自分の体を、心を大切にする為」に
体のメンテナンスで月に1度リンパマッサージと鍼灸に通ってます。
私が通うリンパマッサージのお店(個人のサロン)は、フェイシャルも施術してもらえますが
フェイシャルより、リンパマッサージの方が私は好き♪(友人はフェイシャル派)
ちなみに、脱毛もそのサロンです。
体はつながってるから、顔だけ施術するより、デコルテや肩のリンパや血の流れを良くした方が
効果的だそうですよ(*^_^*)
ミカス Post author
ジャスミンさん
頑張りすぎていたんですね。今はのんびりできると伺ってほっとしました。
「自分の体を、心を大切にする為」って、なんだか美しいですね。
私もジャスミンさんを見習わなきゃ。
ソラさんもデコルテや肩、背中のマッサージでリンパの流れや血流のケアをやってくれました。
なるほど、つながっているんですね。
爽子
冷たい煮物、作りました。
ミカスレシピは、さっさと簡単で美味しいですね。
フェイシャル体験、気持ちよくてよかったですね〜^_^
ここぞ!というお店も、アンテナたててないとなかなか出会わないですね。
友達のすすめで、いくつかエステは行ったことがありますが、寛げなかったわ。
ミカス Post author
爽子さん
早速作っていただいたなんて、嬉しいです!
ソラさん、本当に気持ち良かったです。
アロママッサージは何件か行ったことがあるのですが、フェイシャルとデコルテのトリートメントは初めて。いいお店に出会えてラッキーです。