宴の後先 : レンジで栗きんとん
オバフォーエンジェルの皆さま、
明けましておめでとうございます。
もうお正月気分は吹き消されて、
皆さん完全に正常モードに戻られていることとは思いますが、
『ミカ料』はこれが今年初の更新。
毎週毎週拙い記事と「映え」の少ない料理の連発ではありますが、
本年もなんとかお付き合いをいただければ嬉しゅうございます。
さて、エンジェルの皆さんは、年末年始どんな食生活を送られたでしょうか。
多くの方は、「食べる」よりも「作る」「もてなす」にかかりっきりで
「あれこれ作ったけど、私の口にはたいして入らなかったなぁ」
という方の方が多いかもしれません。
はい、私も同じです。
元日に我が家に集まったのは、
妹夫婦、姪夫婦、そして年末に籍を入れたばかりの甥夫婦の合計6人。
両親を加えて8人の老若男女が楽しめるメニューを考えるところから
年末の作戦は開始されたのですが…
わかんねぇよ!
下は20歳から上は78歳までの面々を満足させる宴のメニューなんて
皆目見当がつかないもん(泣)
というわけで、それぞれの好物やふと頭に浮かんだものを並べ立ててみたら
あらあら大変、それはもう支離滅裂なメニューが出来上がっちゃった。
『ミカス家元日の宴メニュー』
・筑前煮
・栗きんとん
・黒豆
・豚肉の黒ビール煮込み
・キッシュ
・揚げワンタン
・刺身
・ちまき(冷凍・蒸すだけ)
・チーズ揚げ(冷凍・揚げるだけ)
・カスタードタルト
ねっ?
もう、わけがわかんないだろ?
考えるだけでも大混乱なのに、
まだこれを作るという現実が目の前に立ちはだかっているわけで。
僕はいやだ!!
私、まず、App Storeへ行きました。
iPhone用アプリのストアですね。
そこで、やるべき事を時系列で整理できるto doリストアプリをダウンロード。
30日、大晦日、当日にやるべき事を整理して、リマインダーもセットしました。
それに従って一旦任務を開始すると、もうやる事てんこ盛り。
年末だもの、料理だけに時間をかけるわけにはいかない。
それでも容赦なく鳴り響くリマインダー。
宴当日?
全ての料理を食卓に並べ終えた瞬間に力尽きました。
そう、歌い終えた途端、紅白の舞台で倒れ込んだ欅坂46のように。
妹や姪たちに後片付けを任せ、
皆が食べ終えて残ったものをダイニングで少しつまんだのが私の宴でした。
それでも、あれこれとメニューを考えている時はちょっと楽しいのです。
定番の他に今年はアレに挑戦してみようか、なんて。
実際に作り出して初めて「無謀だった!」と気づくわけで…
なので、ひとつひとつは極力効率的に作れるようにと考えているのですが。
というわけで、今日の1品は『レンジで栗きんとん』。
お正月が終わってから栗きんとんを紹介するなんて、ワイルドだろぉ?!(古)
このレシピ、母がどこかで(多分『きょうの料理』)見つけたもので、
もう20年以上我が家では栗きんとんと言えばこのレシピ。
来年のおせち作りの参考になれば幸いです。
『レンジで栗きんとん』
- さつま芋を2センチの厚さの輪切りにし、皮を厚めにむいて
四つ切りにする - 1のさつま芋を10分間水にさらしてアクを抜く
- 小鍋でみりんを煮たててアルコール分をとばす
- 耐熱性のボウルに水気を切ったさつま芋と水を入れ、
ラップで落し蓋をします
さらにその上からボウルをラップで覆い、レンジ500wで12分加熱する - 4が熱いうちに汁ごとフォークで軽くつぶし、フードプロセッサーにかける
なめらかになったら3のみりんを加え、更にフードプロセッサーで
しっかり混ぜる - 5を耐熱のボウルに戻し、栗の甘露煮のシロップ、砂糖、塩、栗を加え、
ラップをかけ(この時は1枚を普通にかければOK)、レンジ500wで5分加熱 - 6をレンジから出してよくかき混ぜ、再びラップをして更に5分レンジで加熱
レンジから取り出して、つやが出るようにしっかりかき混ぜて出来上がり
※今回は適当だと失敗の恐れありなので…
さつまいも約500g、みりん3/4カップ、水3/4カップ、砂糖1/2カップ
シロップ200g、塩小さじ1/4
今年の宴には、クリスマスに入籍したばかりの甥っ子のお嫁さんが初参加。
とても素直でかわいらしいお嬢さんで、母も上機嫌。
皆が楽しそうに食事をする様子を見ながら、
家族はこうして少しずつ形を変えていくのだなと実感しました。
大変だけど、家族をつなぐ時間のために頑張って料理するのも悪くはないか。
年に1回だしね。