現金至上主義:いんげんとエリンギのXO醬炒め
最近、朝方に目が覚めることが多い。
大抵は尿意を感じて目覚めるものだから、寝ぼけ眼でふらふらとトイレへ行くことにになる。
なんだかもう、典型的なおじさんの老化スタイルで、薄暗い廊下をとぼとぼとトイレへ歩く自分に切なくすらなるのだ。
その日も、4時過ぎに目が覚めた。
トイレから戻って、いつもの癖でスマホのメールをチェックすると、ちょっと気になる件名が目に入った。
私が使用しているクレジットカードの会社から 「カードのご利用に関するお知らせ」。
内容を見てみると、日付が変わってからの取引について、過去の不正使用ケースと類似点があったので第三者の不正使用の可能性を疑って連絡をした、とある。
ここへ連絡を、という電話番号に「24時間365日受付」と但し書きがあるあたり、何ともひっ迫した感じが漂っている。
が、ちょっと待て。
「不正使用されたよ」と騙して不正使用を試みる輩もいるのではないか?
ネットをあれこれ検索して、メールの内容や電話番号を確認。どうやら嘘ではないことがわかり、朝の6時にコールセンターへ電話をした。軽くどきどきしながら。(ほら、小心者だから)
電話に出た男性が言うことには、その日の午前1時に14万円の買い物がされているという。「このようなお買い物をされましたか?」
14万?!
もちろんそんな買い物はしていない。そう答えればいいのだけど、軽く混乱してしまっている私は「寝てました!」
それを聞いた担当の方は「わかりました。では、次のお買い物はどうでしょうか?〇〇インターネット700円と、××トイレットペーパーで480円。これは14万円の10分ほど前です」
〇〇インターネットはともかく、××トイレッペーパーって何?! と一瞬思うも、「寝てました!」
「なるほど…」と小さい声で言ってから担当者さんが説明してくれたのは、おそらくこの不正使用の犯人は、まずこのカードが使えるのかどうかを、少額の買い物で試してみたのだろうということだった。
700円のインターネットと480円のトイレットペーパーが問題なく購入できたものだから、そこでメインの14万円ショッピングをしたのだと。
ちなみに、その14万円がどのお店で何を買ったものなのかは何故かわからないということだった。
一瞬でもカードを誰かの手に渡したことはないし、海外での使用も3か月以内でなければ問題はないと言う。(カナダで使ったのは半年以上前のこと)
となれば、一体誰がどうやって私のカード情報を手に入れたというのか。
結局それはわからないまま、私のカードは番号を変えて再発行ということになった。やれやれ。
早朝からそんなことがあって、電話を切った時点で私の中には既に一日が終わったかのような徒労感があふれていた。軽く犯罪に巻き込まれたような感じ(いや、実際犯罪か)にも気持ちが落ちた。
ああ、もうなんも言えねぇ。なんもしたくねぇ。
その日一日はちょっとした抜け殻だった。
というわけで、晩ご飯は徹底的な手抜きメニュー。冷凍の干物を焼いて、パック詰めの総菜の封を切り、出来合いの漬物を出した。(いい口実だな)
ただ一品だけ、軽く調理したのが、今日紹介する『いんげんとエリンギのXO醬炒め』。
『いんげんとエリンギのXO醬炒め』
- エリンギは、長さ5センチ、幅5ミリくらいに切ります。
- いんげんは、へたを切って筋を取ります。
- 鍋にお湯を沸かして塩を加え、2のいんげんをさっと茹でて水に取ります。
いんげんの太さにもよりますが、あくまでもさっとでOK。
この後炒めますから。もし、細いいんげんで、炒めるだけで火が通りそうなら茹でなくても大丈夫です。 - いんげんの水をしっかり切って、半分にカットします。
- フライパンで油少々を熱し、XO醤を加えてほぐすように軽く炒めます。
- 4のいんげんを加えて炒めます。
- いんげんが油でツヤツヤとしてきたらエリンギを加えて更に炒めます。
- 味を見て、醤油を加えます。
- エリンギに火が通り、いんげんも少し歯ごたえを残した感じに炒め上がれば出来上がりです。
いやぁ、それにしても誰がどこでどんな悪さをしているかわからないものです。
キャッシュレス化が叫ばれる昨今、世の中には何たらペイがあふれていますが、
やっぱりね、現金が一番だと実感しましたわ。
現金、キャッシュ、現ナマ。
竹内力(もしくは小沢仁志)が札束で相手の横っ面を張るのは様になるけど、
クレジットカードやペイがインストールされたスマホでそれをしたところで間抜けでしょ?
11月16日(土)に開催される『カイゴ・デトックスin京都』ですが、
そろそろ席が埋まってきました。
参加を希望される方は、早めにご応募ください。
また、参加を迷っていらっしゃる方、ぜひご参加ください。
現時点でのお申込みの様子を見ても、皆さんお一人での参加です。
昨年東京で開催された第一回も全員がお一人での参加でしたが、会半ばから皆さんのお話が盛り上がり、楽しいムードになりました。
「もっと大変な思いをされている人のことを考えたら、私なんて…」とか「介護に興味はあるけど、未経験だから参加資格はないでしょ」と考えている方もいらっしゃると思います。
確かにこのイベントは、介護する人が、日ごろ胸の奥にしまっている感情を吐き出してデトックスをしようというものです。でも、介護にレベルの上下はありません。それぞれの介護にそれぞれの黒い思いやもやもやがあります。比べるものではないと私たちは思っています。
また、介護未経験の方には、介護をする人たちがどういう状況の中でどういう思いを抱えているかをぜひ知っていただきたいです。
ただ、
・否定しない
・非難しない
・美化しない
この三箇条を守って、美味しく食べ、正直に話し、真摯に耳を傾けてくださる方なら、老若男女どなたでも大歓迎です。
(ランチ、絶対に美味しいから!)
ご参加は、クラウドファンディングから申し込みいただくか、このサイトのフォームからの申し込みか、2つの方法があります。やり易い方法をお選びください。(※参加費用はどちらも同じですが、クラウドファンディングからお申込み頂くと、お礼状と前回の議事録が付きます。)
当日、会場でお会いできることを楽しみにしています。
<カイゴ・デトックスについてはカリーナさんの記事もどうぞ>
『おいしいランチとおしゃべりでデトックスしませんか?』
『「カイゴ・デトックス in 京都」は単調な日々を過ごす私自身への贈り物でもある。』
ミカスでした。
アメちゃん
ミカスさん。
災難でしたけど、ギリギリで阻止できてよかったですね!
うっすらとした記憶なんですけど
カバンの外からでもスキミング出来る機械(もちろん悪用用)があるって
聞いたことがあるような気がします。
満員電車とかそういう密接する所でそっとスキミングするらしいとか。イヤですね。
私はオンラインアレルギーなので、ネット通販もほとんど利用しないんですけど
支払いは絶対に振込みか代引きにしています。
クレジットカードのデータをネットに入れるのがコワいです。
もちろん、なんとかペイもスマートフォンを持ってないのでやってません。
あの「〇〇ぺい」の「ぺい」っていう言葉の音感がイヤだからやらない
っていうのもあります。
ミカス Post author
アメちゃんさん
ありがとうございます。
カバンの外からですか?!
まさか!と思って調べてみたら、非接触型スキマーというものがあるそうです。
アメちゃんさんのおっしゃる通り、満員電車やエレベーターのように人が密集する場でこれを使われたら為す術がないそうです。
でも、更に調べたら、スキミング防止カードケースというものがあるらしいので、これを買ってクレジットカードを入れておこうかと思っています。
このカードケースの売り文句の中に「スキミングスリは、4.5メートルほど近づけばあなたのカード情報を窃取できます」って書いてありました。
満員電車どころじゃない!気をつけなきゃダメですね。