カイゴ・デトックスin京都
その日の朝、珍しく見たテレビの星占いは
「おひつじ座のあなた、仲間と一緒にいても孤独を感じる一日です」
普段は占いなんて信じないけれど、よりによって、今日この日にこんな占いっていうのもどうなのよ。
「仲間といても孤独なんだって。誰も目を合わせてくれないとか?」
昨日一夜を共にした(!)桜子さんが「不憫な子…」という目をして
こちらを見ている。
よりによって、年に一度のカイゴ・デトックスの日だというのに。
そう、11月16日(土)は、第二回カイゴ・デトックスでした。
今回の開催地は、なんと京都。
ということで、関東から乗り込むチーム(Comet、桜子、つまみ、ミカス)は、前乗り組と日帰り組に分かれ、私は、桜子さんと前乗りをしたわけです。
ちなみに、2人きりになるのは今回が初めてなのに、いきなり同じ部屋でお泊りすることになった桜子さんと私。どうなることかと思いきや、前夜祭と称して、食べて、飲んで(桜子さんが)、しゃべり倒して、それはそれは盛り上がりました。
これが美味いのなんのって。
さて、寝坊することも、道に迷うこともなく皆会場にたどりついたというのに、
とんでもないアクシデントが起こりました。
9:30からレンタルしていた会場が、ダブルブッキングされていたのです。10:00から30分だけ会場を使わせてほしいと言う。でも、11時開場に向けてケータリングが届くのも、セッティングをしていただくのもその時間帯。困ります。
ただオタオタするばかりの私と対照的に、カリーナさんは、しばらく考えて「わかりました。でも、絶対に10:30には明け渡してください。いいですね?」と、はっきりと言って、しっかりと確認。デキる人ってこうなのね。
※このアクシデントについては、ケータリングをお願いしたCanvasKyotoさんの柔軟な対応に救われました。ビバ、Canvasさん!
開場が遅れてしまったのに、にこやかに待ち、にこやかに入場してくださった皆さんを見て、「これ、いい集まりになるんじゃない?」と直感しました。
いや、お待たせしておきながら暢気なことを言ってすみません。
カリーナさん挨拶の後、まずはランチタイム。
ビバなCanvasさんがケータリングしてくださったお洒落で美味しい料理をビュッフェスタイルでいただきました。
素晴らしいお料理の一部は(これで一部なのよ)下のハイテクシステムでご覧ください。
食べたりしゃべったりで少しリラックスできたところで、カイゴ・デトックスのメインイベント、トークに突入です。
これね、「こうして、ああして、そうしましょう」という打ち合わせは一切ありません。去年もそうだったのですが、すべてはCometさん任せ。多分、実際に参加した方は、打ち合わせなしであそこまで上手く運べるCometさんの実力に驚かれると思います。
今回は、参加者の皆さんの自己紹介から。名前、介護状況などの他に、なぜかCometさんが課した最後の項目は「好きなジャニーズ」。これ、実はCometさんのスーパーグッジョブであることが後にわかります。
名前や出身地だけでなく、介護の状況にまで触れるとなると、場合によっては自己紹介も重くなることもあります。辛いことも毒も、すべて吐き出そうというのがカイゴ・デトックスですから、それでいいのです。
皆さん、ご自分が現在おかれた状況や、過去の経験、これからの不安を話しながら、泣いたり笑ったり。そして、それを聞く皆さんも一緒に泣き笑い。
かく言う私も泣きました。
介護を始めてから一度も泣いたことなんてないのに、ほぼ初対面の人たちの前で自分の感情をするするすると引き出されてしまったのだから、カイゴ・デトックスの場に流れる気の包容力たるや、すごいものです。
でね、そんな、泣いたり、毒を吐いたりした後に、皆さんすっと我に返って「好きなジャニーズは…」となるわけです。これで、会場の空気が一瞬でなごむ。
そして、このギャップにみんなで笑う。
すげえよ、Cometさん。
もちろん去年もそうでしたが、今回、カイゴ・デトックスをやって本当に良かったと思いました。
介護に関する何かをやろうじゃないかとなった時、私たちは「黒い気持ちに黒く寄り添う」を陰のテーマにしようと考えました。
暗い穴の中で膝を抱えている人を「頑張れ!」と光の中へ引っ張り上げるのではなく、こちらも穴の中へ入って隣に座り、 一緒に 膝を抱えているというサポートの形もあるのではないかと。一人ではないと知ることだけでも、意外なチカラになるのではないかと。
そんなふうに考えて始めたカイゴ・デトックスですが、今回は、私が皆さんにサポートしていただいたような気がしています。
決して一人ではないことを教えてくださってありがとうございます。
さて、仲間といても孤独だとテレビの星占いに言われた、おひつじ座の女。
占いなんて信じないと言いながら、会場に着いてからも「仲間外れにされるのか?!」とびくびくする始末。
と、そこへかわいらしいがま口ポーチが差し出され、「1枚引いて」。
月亭つまみ作のおみくじです。この人、今回クラウドファンディングで5,000円以上のご支援をくださった方へのリターンとなるZINE(ジン・小さなマガジン)をさらさらっと作ってしまいました。お礼状を書いた一筆箋もつまみ作です。
そして会の当日におみくじまで。頼まれていないのに40人分しっかり用意しておきながら「頼まれてもいないのに作っちゃって持って行っちゃうけどいいのかな」と悩む、大胆かつ繊細な愛すべき人なのです。
たくさんの方が「楽しかった」と笑ってお帰りになりました。
でもね、一番楽しんだのは私たちメンバーです。
それが証拠に、帰り道の私たちの浮かれっぷりと言ったら。
(はしゃぎっぱなしの58歳)
皆さんからとてもいい時間をいただきました。ありがとうございます。
そして、参加できないとわかっていてもご支援をくださったたくさんの皆さん、こんな素晴らしい場を作ることができたのは皆さんのサポートのおかげです。
本当に本当にありがとうございます。
いつかカイゴ・デトックスがあなたのそばへ行けますように。
とにかく、みんなありがとう!!!!!
ミカスでした。
11/20
11/20
11/16
11/1
10/18
3/8
5/29
12/23
10/24
10/19
4/10
11/14
3/24
12/12
7/24
6/20
4/23
3/15
12/23
4/4
kokomo
ミカス様、今回のお料理は前回のカイゴ・デトックスとはまた趣が異なりますが、これもまたまた美味しそうで、流石ミカス・セレクト。
食べたかった―、そして皆さんと一緒にはしゃぎたかった！！
去年のカイゴ・デトックスに友人が参加したがっていましたが、やはり東京まで出かけるのは難しいとのことで参加を断念。今回も京都はさらに遠いので無理、と言っていたので、４７都道府県とはいわずとも全国各地での出張デトックスができるといいなぁ。
それにしても、皆さんの好きなジャニーズ気になる～。
ミカスさんは誰を挙げたのでしょうか？？気になる～！！
ミカス Post author
kokomoさん
お褒めいただきありがとうございます。
「ケータリング 京都 おしゃれ」で検索して、引っかかった中から選んだのですが、大正解でした。
美味しかったですよ。ぜひ、kokomoさんにも召し上がっていただきたかった。
そうですか。ご友人が。
参加者さえ集まるなら、どこへでも出かけていきたいです。なんなら、ご当地キューピーのようにご当地デトックスちゃんのマスコットでも作って。
私が推しジャニーズは、ジャニーズWESTの重岡大毅くんです。「これは経費で落ちません」の山田太陽役がグッときました。
都忘れ
ミカスさん、本当にお疲れ様でした。
会場のダブルブッキングの件、よくわかっていなかったのですが、そういうことだったんですね～！
外でも、暑くも寒くもなくて、つまみさんのおみくじをひかせてもらったり、ちょこっと隣り合った人とお話したり、待っている間も楽しい時間でしたよ。
ミカスさんが、介護を始めてから一度も泣いたことなんてないのに…っていうのは、泣いているヒマがなかったからではないでしょうか…。
意外と、泣くっていう行為は、余裕がないと出来ない気がします。
泣くって、まさにデトックスだと思うので、いいデトックスができましたね！
つまみさんの雑誌、お手紙の便せん、そしておみくじ！本当にありがとうございました。
中身は「中吉」でした。見たとたんに「これからは上り調子やわ～♪」なんて、一人でニヤニヤしておりました。
私は大阪からの参加でしたが、席が近かった方、みなさん遠方から来られてて、はじめはビックリでしたが、終わってみると大きく納得でした。
とにかく、みなさんから、たくさんのパワーをいただきました。
今回参加できなかった方にも、パワーのお福分けができるといいな～と思います。
ジャニーズは、ＫＡＴ-ＴＵＮの中丸君の人気が高かったですね。オバ好み？(笑)
kokomo
おお、ミカス様はシゲ推しですか～！！
「これは経費で～」は、評判がよかったし多部ちゃんが好きなので見ようと思いながら一回も見ることができずに終わってしまいました。残念。
娘によると、重岡君は今年はちょい役も含めて全クールのドラマに出演しているそうです。私が見ている今クールドラマ「死役所」の第６話（今夜放送！）に出演するみたいで楽しみです。ミカスさんもこのドラマ見ていらっしゃるかしら？
聞かれていないけれど、私の推しジャニはV6の坂本君と、気が進まないながらも娘の付き合いで行ったコンサートで、あまりの美しさとキラキラぶりに目がつぶれそうになったSEXY ZONEのマリウス葉君です。
娘にも推しジャニがいますし、息子も「男の目から見ても山下君と亀梨君はかっこいい」と言っています。そして私も決してジャニーズファンじゃないのに名前が出てくる。この世代・性別を超えて征服しているジャニーズ帝国おそるべし。
ミカス Post author
都忘れさん
ダブルブッキング、ちょっと焦りましたが、みなさん穏やかに待って下さったので助かりました。
おみくじはその時に配られたのですね。
介護が始まってからしんどいことはたくさんあったのですが、泣くということは全くなかったですね。
その点については、感情が死んでいるような感じがありました。
ただ、怒りの感情は時々わきましたが。
たしかに、余裕がなかったのかもしれませんね。
中丸君、大人気。
相葉くんが来るかと思いましたが、不思議と一人もいらっしゃらなかったですね。
ミカス Post author
kokomoさん
「これは経費で…」は、いいドラマでしたね。
毎週、金曜日が楽しみでした。
色々なドラマに出ているんですね、重岡君。チェックしなきゃ。
山下君と亀梨君、「野ブタ」もいいドラマでした。
山下君、亀梨君に加えて堀北真希ですもの、今考えると豪華なメンバー。
戸田恵梨香も出ていたし、そして、そして、清志郎!
ああ、また見たくなってきました。