コロナ、コロナで日が暮れて:ある日の献立
疲れてませんか?
私はちょっと疲れました。

中国で新型の感染症が猛威を振るっているというニュースを初めて耳にした時は、正直、対岸の火事でした。
いや、対岸よりももっと遠かったな。視界にも入らないくらいの距離だったような気がする。そう、「ような気がする」くらいの記憶しかないほど、最初はあのニュースを他人事としか考えてなかったのです、私は。
ところがどうでしょう。
今や、感染者はほぼ日本全国に広がっています。
私の家のすぐそばにある商業施設でも、店員さんが感染していることが判明し、
消毒のために店舗が閉鎖となりました。
実は、感染した店員さんがお店に立ち、喉の違和感と発熱があった日に、妹がそのお店で買い物をしていました。「当日、該当の店舗に立ち寄った方は体調の変化に気を付けて。心配な症状がある方は保健所へ」という自治体からのお知らせに、さすがの妹もちょっとビビったようです。「大丈夫だよね?」というLINEが何度も届きました。
まぁ、私は、大丈夫かどうか断言できるエビデンスは持っていないけどな。(2週間経っても何も症状が出ないので、おそらく大丈夫)

妹ビビる
病気自体への不安は、今もあまりありません。
見くびっていいとは思っていないけれど、感染の確率や、万一私が感染してしまった場合に重症化する確率はさほど高くはないだろうと考えています。
ただ、じわじわと普通の生活が制限され、侵食されていく感じが、どうもあの震災の時に似ているような気がして、少しずつ息苦しいと感じるようになってきています。
マスクを始めとする物資の不足と、それに翻弄されて右往左往する多くの人たち。娯楽はどんどん消えていって、マスクをしていないとか咳をしたとかで怒鳴り合いつかみ合う。「病気への不安はありません」などと言って笑って普通に生きていたら眉をひそめられてしまうんじゃないかしら、とすら思います。
折しも明日は、東日本大震災から9年。
あの瞬間、いつまでもおさまらない大きな揺れにへたり込んで「この世の終わりだ」、と見上げた空に、たくさんの鳥が群れになって飛んでいたことを今でも思い出します。あの揺れは決して対岸の火事ではなかったけれど、それでもやっぱり、揺れがおさまった瞬間はその後に来る息苦しい日々を想像することはできませんでした。
妹と行くはずだった帝国ホテルのバイキングもキャンセルしたし(レストランは営業しているものの、バイキングスタイルではなくなるというので、「それでは遺恨が残る!」という妹の言葉に従ってキャンセルしました)、来月頭のイエモンのライブもどうなることか。
私の普通の毎日が 、目に見えないほど小さなウイルスに邪魔をされるなんて、本当に癪に障ります。一体いつまで続くやら。

ミカス姉妹
とはいえ、いつまでもイライラしていてはもったいない。
せめて食べることぐらい楽しみましょうよ、ということで、今週も我が家のある日の献立をご紹介します。
出ました、華のない食卓。それでも美味しいんだよね、茶色いおかずって。
ミカス家の献立 #2

ある日の献立
・ししゃもの南蛮漬け
・芋がらと油揚げの煮物
・にらのおひたし
小さな魚を見ると南蛮漬けにしたくなります。食べることが好きというより、作ることが好きなのです。
粉をはたいてからりと揚げ、揚げたそばから醤油、酢、砂糖、だし汁で作ったつけだれにじゅっと漬け込む。からりと揚げてじゅっと漬ける小気味よさ。
芋がらは、最近気に入っている食材です。
しっかりと水で戻してじっくりと煮ると、じゅんわりと味を含んでとても美味しい。同じく味含みのいい油揚げと一緒に煮ると、最高のご飯のお供になります。
そして、にらのおひたしも最近気に入っている一品です。さっと湯がいて水気を切ったものに、めんつゆとごま油を合わせたたれをかけるだけ。そんなに簡単なのに、これまた美味しい。にらのギシギシとした食感を楽しむために、茹で時間は短めに。
先週のコメント欄で、私にとって姪の子供は『曾姪孫 (そうてっそん)』になると書きましたが、間違いでした。正しくは『姪孫(てっそん)』です。
『曾姪孫 (そうてっそん)』 は姪の孫だそうです。
ちなみに、 『姪孫(てっそん)』 のことは『大姪(おおめい)』とも呼ぶそうです。『大伯母』に対する言葉としてこちらの方がわかり易いですね。
ミカスでした。
kokomo
ミカス様、暗い気分をますます増幅させるようですが、私も疲れました。家に籠るのも飽きましたが、買い物で外に出ればなんとなくギスギスした雰囲気にいたたまれなくなってしまいます。それに追い打ちをかけるように、プライベートでも結構大きな問題が勃発。それも同時に2つ。疲れないでいられようか、という状態です。
「コタキ兄弟と四苦八苦」というドラマを見ているのですが、門脇麦さんが引きこもりの看護師さん役で出演していた回で、正確な言葉は忘れましたが「怒りとか悲しみとかネガティブな感情ほど移りやすいんです。」のようなセリフがありました。ネガティブに引きずられない様にしたいのですが、このセリフが頭から離れないです。
こんなときでもご飯。揚げ物を茶色っぽい器にどーんと乗せてしまう我が家の食卓の茶色占有率に比べたら、ミカスさんのご飯は茶色占有率が低い!南蛮漬けにもネギをちゃんとあしらっているし、茶色のおかずには白っぽい器で明るさがプラス。せめて食卓は明るくするように心がけたいです。
芋がら、子供のころ母が味噌汁の具によく入れていました。子供の頃はなんとなく貧乏くさいかんじがして嫌だったのですが、大人になって好きになりました。久しぶりに芋がら買ってみます。
ミカス Post author
kokomoさん
コロナストレスの上に、プライベートでも問題ですと?!
それは大変ですね。
美味しいものを食べて、お風呂でゆっくり温まって、できるだけしっかり寝てくださいね。
確かに、ネガティブな感情というものはそれこそウイルスのように伝播します。
他者へ移すことについてもそうですが、自分の中でネガティブな感情がどんどん広がっていかないように
思い切ってどこかで遮断しなきゃいけませんね。
こんな時こそご飯!
茶色くても白くても赤くても(笑)、美味しければオッケーです。
私は、ミカ料用に写真を撮るようになってから、料理のいろどりや食器を気にするようになりました。
1人で食べることが多いのですが、食器や盛り付けにちょっとだけ気を遣ってみると気持ちもちょっと上がります。
芋がら、今日も煮ました。油揚げと共にまっ茶色(笑) お味噌汁もいいですね。
とくかく美味しいご飯を楽しみましょう。
Jane
実際にその国に住んでおらずにメディアからの情報のみに頼っているとかえって悲観的になるもので、私は早くからコロナ鬱が始まり、しかしそれをアメリカ人にこぼすと「は?日本ではクルーズ船の中にいるだけでしょ?え?アジア人が差別されてる?考えすぎでしょ?」とまさに対岸の火事的反応に、「ちげーよ」と思っていましたが、ついにこちらも臨場感が追い付いてきたようです。特に感染者が集中している地域でもないのに、ご近所で「感染者出ました」の告知頻度はけっこう頻繁です。「様々な人種が混じり合ったリベラルなコミュニティ」に住んでいるはずですが、道を歩けば「コロナ」と言われ、白人にいきなり通りすがりに叫ばれ、職場で英語を話せば(話してるつもり)「私は英語以外話せません」と言われ(それは違う問題?)なにやら中国語っぽい音を真似して(向こうも本当に中国語を喋れるわけではないが)にやにや意地悪っぽい笑いを浮かべながら私に言い続ける人もいますが、あれですね、テロの時にはムスリムの人が差別を受け、南米からの不法移民が注目を集めた時にはヒスパニックの人が差別を受けてきて、今回はアジア人に順番が回ってきたということでしょうね。今朝ラジオから流れるコロナジョークを聞きながら、なにか突き抜けた気がしました。もう疲れるのにも疲れましたからね。
ミカス Post author
Janeさん
それはキツいですねぇ。
でも、自分と肌の色が違う人間をあからさまに蔑む白人って実際いますよね。
その程度の人間だ、と相手にしなければいいのでしょうけれど、やっぱり露光な悪意に晒されてしまうと本当に落ち込みます。その程度の人間にとっては、今回のコロナ騒動なんて恰好の蔑み、排他の口実になるのでしょう。
疲れるのに疲れた…わかります。
コロナから派生する諸々について、そろそろ考えるのをやめたいですね。
私も突き抜けたい!