長続きしない私:ローストポーク
とにかく何事も長続きしません。
元来私は、物事に対する興味や思い入れが極端に薄い。
だから、まず、「これが好き!」「ああ楽しい」と思えることに出会うこと自体本当に少ないのですが、
よしんば出会ったとしても、スタートダッシュで疲れてしまい、わずか数か月後には興味も枯渇。どこぞの女優さんよろしく「別に…」とそっけなくなってしまうのです。
そんなどうしようもない私が、最近、思いの外続けることが出来て、かつ、ちゃんと楽しめることと出会いました。
月亭つまみさんと一緒にやっているPodcast番組「That’s Dance!」です。
はじめは「どうせ誰も聞いていないのだから、自分たちが楽しければそれでよし」と、やや自虐的に笑いながら始めた「ザツダン」も、最新回で23回。つまみさんの記事によると今年の2月19日が初回だったらしいのですが、それは記憶にありません(笑)
「ザツダン」については、以前にもお知らせ記事を含め何度か書いたことがあるのですが、最近になってまたつくづくと「これ、楽しいなぁ」と感じています。
友達同士でただただ雑談するのだもの、そりゃあ楽しいでしょうよ。そうなんですよね。でも、どうもそれだけではないような気がするのです。
最初はつまみさんと2人で始めた「ザツダン」ですが、ゲストと称してオバフォーのメンバーや寄稿者の皆さんに参加してもらうようになってから楽しさが倍増しました。
もちろん、それぞれのゲストからそれぞれの面白い話を聞くことも楽しさのひとつなのですが、何より私が楽しいと感じるのは、ゲストの方が「ザツダン」を楽しんでいる様子を見ること。
「ザツダン」は、Zoomでお喋りしたものを録画して、そこから音声のみを抽出してPodcastとして配信しているのですが、録画前は大抵のゲストが「緊張する」と言います。ところが、録画が進むにつれて緊張なんてどこへやら。嬉々としてお喋りをして、録画後にはほとんどの人が「またぜひ参加したい」と言ってくれます。
その少しずつ変わっていく様を見ながら「ほらほら、楽しくなってきたでしょ?」とほくそ笑むのが、私はたまらなく楽しいのです。
「自分が楽しめればそれでいい」と始まったはずなのに、今では誰かが「ザツダン」を楽しんでくれている様子を見ることが私の楽しみになっている。不思議なものです。
楽しそうに雑談をしている人たちを眺めつつ、私も幸せになる。
物事は長続きしないものの、美味しいものについてはあまり飽きることのない私。色々ある美味しいものの中でも、最近は豚肉、特に肩ロースが気に入っていて、売り場でついつい手を伸ばしてしまいます。
どんなふうに食べても美味しいですが、私は特に『ローストポーク』が好きです。スパイスソルトとハーブをたっぷりすり込んでオーブンで焼く。これだけで本当に美味しい豚肉を楽しむことができますよ。
ローストポーク
- 豚肉は肩ロースのかたまりがおすすめです。
冷蔵庫から出して5分ほど置いたら、スパイスソルトとハーブをしっかりとすり込み、30分ほど置きます。
※私は、クレイジーソルトとタイム(乾燥)、カーリックパウダーを使います。
※気温が高い場合、長時間室温に放置すると肉が傷んでしまいますので注意して下さい。冷房の効いた部屋に
置くと安心ですが、とくかく放置し過ぎないように。 - オーブンを180℃に予熱します。
- 天パンにクッキングシートを敷き、その上に1の豚肉を置きます。豚肉の上からオリーブオイルを回しかけておいてください。
※私は琺瑯のバットに豚に肉を入れて、それを天パンに置いて焼きます。 - 予熱が終わったら豚肉をオーブンに入れ、15分間焼きます。
- 15分経ったらオーブンの温度を160℃に下げ、さらに30分間焼きます。
- 焼きあがったらそのままオーブンの中に20分ほど置き、余熱でじんわりと仕上げます。
- そのまま食べても美味しいですが、醤油、みりん、酢を煮詰めたたれをつけて食べても美味しいですよ。
月亭つまみさんと私がただただ雑談をするだけのPodcast番組「That’s Dance!」は、毎週金曜日の夜(時々土曜日の午後)に配信です。毎週どんなゲストが登場するのか、お楽しみに。(登場しない回もあります)
ミカスでした。
kokomo
ミカス様、ポッドキャストは毎週楽しみに拝聴しています。
長続きしないなんて、いやいやとんでもない。ポットキャストの前に、この『ミカ料』もちゃんと続けていらっしゃる。ミカスさんは物事に思い入れがあまりない、と書いていらっしゃいますが、その代わりに外からの声やリアクションにはちゃんと応えてそれが原動力になっている。「ザツダン」がどこに連れて行ってくれるのか、これからも楽しみについていきます!
ローストポークは私が焼くと固くなりがちです。火を入れすぎでしょうか?
生焼けが怖くてどうしても長く焼いてしまうんですよね。コツってありますか?
ミカス Post author
kokomoさん
そういえば、オバフォーでミカ料を書くことが、これまでで一番長く続いたことかもしれません。
さて、いつまで続くでしょうか(笑)
ローストポーク、たしかに生焼けは怖い。でも、焼き過ぎて固くなるのも困る。
私は、高温で短時間焼いてから、温度を下げて長めに焼きます。昔、どこかで見たレシピなんですが、おそらくこれは中までしっかり火を通しつつ固くしないための焼き方なんだと思います。
あと、肉は絶対に肩ロースをお勧めします。
適度に脂が入って、焼き上がりがしっとりとします。
ぺるそな
ミカスさん
読んでいたら、もうどうしてもローストポークが食べたくなって、肩ロースを買いに行って焼きました。
昭和48年築の木造の我が家も、台所は独立タイプ。一応北西に位置していたりしますが、それくらいなことでは平成、令和の夏には対処できていません。簾を吊った窓を開け、通風を確保して凌いでいます。
暑い間はオーブンを使うなんて考えもしませんでしたが、オーブンに入れたら後は涼しい居間に逃げてしまえばいいので、妬いたり茹でたり炒めたり、という調理より楽でした。
レシピ、美味しかったです。また作ります。
ミカス Post author
ぺるそなさん
作ってくださったのですね。ありがとうございます。
確かに、暑い夏にはオーブンが出す熱も台所の室温をぐんと上げてくれますね。
ぺるそなさんが仰るように、オーブンが頑張ってくれている間は涼しい部屋へ避難。
あとはあまり加熱の必要のないおかずを考えて(冷奴とか)、極力熱を避けましょう。
美味しくできて良かったです。
また作ってくださるなんて、うれしいです。