在宅デトックス3月:新じゃがの煮っころがし
特別何か嫌なことがあったというわけではないのです。ただ、最近、時々ふと心がもやっとすることがあって、そんなものを晴らすために私的利用をしてしまおうと思いつきました。在宅デトックス3月回。テーマは「ミカスの愚痴、聞いてください」。いいのか、こんなことで?
今回の在宅デトックスにはたくさんの応募を頂きました。普段なら定員4名。お申し込みが多い時は抽選をしていましたが、今回は初参加の方やかなり久しぶりにお申し込みを下さった方が多く、全ての方にご参加いただくことにしました。愚痴を聞いてくれる人は多いに越したことはありませんしね。
いつもよりたくさんの皆さんとお話をした約2時間は、果たしてとても楽しいものとなりました。
在宅デトックスについてお話しする時に毎回言うのですが、介護というどう考えても重いテーマを中心に話をする時間なのにもかかわらず、この集まりはなぜか皆さんの笑い声で終わります。そして必ずいくつかの名言が生まれる。
私の漠然とした愚痴を聞いて頂いているうちに、介護は一体どこまでやるべきなのかという話に。自分のキャパシティを超えてしまうほどやるなんて良いわけがないし、とはいえ後味が悪くなるのも嫌だ。そんな話をしていたら、一人の参加者さんが仰いました。
「子供が私にこんなふうにしてくれたらいいなぁと思うことを親にする。親の介護の中で”大変だ”と感じたことを子供に求めない」
なるほどなぁ、と思いました。もちろんこの線引きが全ての介護において正しいものであるとは限りませんが、こんなふうに優しい線引きをするのは素晴らしいことだと。
また、別の方の「介護が終わった時に、これならおそらく自分も後悔しないだろうし、周りから非難されることもないだろうというギリギリの線を攻める!」という言葉には「今回も名言が生まれた!」の声と皆さんの笑い声が上がりました。
介護をする中での自分の保ち方についての話も出ました。
介護にはとてつもない労力と気力が要ります。いや、要りますと言うよりも労力と気力どんどん吸い取られます。そんな状態の中で、多くの人は自分のことを後回しにせざるを得ない。でも、介護者が後回しにした「自分のこと」は、必ずしも「介護が終わったらやればいい」で済むことばかりではありません。今やりたいことを、今じゃなきゃできないことを後回しにするということは、もう一生それはできない、ということなのです。
そんな中でも、やっぱり私たちは「私」を大切にしなければならない。使えるサポートは全て使って、私たちは自分の時間を持っていい。滅私が美しいなんて、立派だなんて、私たちは考えてはいけないし、誰からもそんなふうに思われたくはない。
たくさん笑ってお喋りをした2時間は「それじゃあまた!」と画面の中で手を振り合って終わりました。
一夜明けた今朝、一人の参加者さんからメールを頂きました。
ご自宅でお母さまの介護をされているこの方、お母さまをデイサービスへ送り出した日は妊娠中の娘さんをサポートするために電車で出向かなければならないのだとか。「くたくたなのです」という言葉に、ああ、私たちはどうしたら「私」を最優先にできるのだろうか、と小さなため息が出ました。
さて、今日の一品は「新じゃがの煮っころがし」です。
母が元気だった頃、小さな新じゃがを見つけては煮っころがしを作ってくれました。油で揚げた皮付きの新じゃがを濃い味でこっくりと煮る。妹の旦那さんが「美味しい!」と殊の外喜んでくれたので、春の集いの食卓には必ず登場しました。最近は小さい新じゃががなかなか見つからず、あまり作れないのが残念です。
新じゃがの煮っころがし

- 新じゃがは小さなものを選んでください。皮ごと調理するので、汚れをしっかりと洗い落としてペパータオルなどで水分をふき取って下さい。
- 煮汁を作っておきます。鍋にだし汁、醤油、砂糖、酒、みりんを入れて火にかけます。
煮立ったら火を止め、そのまま置いてください。 - 揚げ鍋に油を入れて170℃まで加熱をしたら、1の新じゃがを素揚げにします。
後で煮るので、完全に火が通るまで上げなくても大丈夫。 - じゃがいもの皮がうっすらと色づいて甘い匂いが立ってきたら油から上げ、2の煮汁が入った鍋に移します。
- 落し蓋をしてさらに蓋をし、弱めの中火で煮ます。時々蓋を取って、じゃがいもを転がすようにして鍋を振ります。
- じゃがいもに火が通ったら(爪楊枝などを指して確認)煮汁にとろみが出るまで煮詰めて出来上がり。
在宅デトックス、4月は昼回になります。夜は家族や被介護者がいるので話しにくいという方、ぜひご参加下さい。日程は近日中にお知らせします。
介護や看病にくたくたになっている人や、「私」を保つことが難しくなっている人にせめてもの小さないいことがありますように。
ミカスでした。
いまねえ
ミカスさん、昨夜は楽しかったです。ミカスさんの愚痴は吐ききれてないのでは?と思いつつ考えさせられたり、同意のひざ打ちしすぎて膝が腫れたり(ウソ)…毎度恒例の今日の格言たる名言も飛び出して。皆さんの話を聞きながら
義兄夫婦がもうしばらく義母の一人暮らしをサポートするとして入居順番が来たグループホームを先送りした事を考えていました。弟である我が夫は入所の時だと薦めるのですが、まだ一人暮らしできる義母を施設に入れると親類から非難されると義兄が一言漏らしたのが思い出されました。誰も責めたりしないと言っても受け入れません、それは長男の矜持とでも言うのかな。私達弟夫婦は義母も義兄も楽になれるタイミングなのに位しか思わずそこに兄弟間の溝が出来てしまう。一歩下がるしかないかなと思いました。介護のキーパーソンとの関係、距離の取り方、考えても正解は分からず、兎も角船頭多けりゃ船沈む、は避けねば、ってところです。思うに母と娘の関係があるように、母と息子の関係も影を落とすのですね。義兄が覚悟決めるのを待つ、それも義母に残された親としての務めなのかなあ等と考えました。
最後に。カリーナさんの新しいヘアスタイル素敵でしたね。
Naomi
Twitterのみなさんの投稿からも楽しさが伝わってきましたよ!
ミカスさん、もやもやは少し晴れましたか?
私も笠地蔵のようにミカスさんに恩返ししたかったなー。
一日は24時間しかないから、自分の時間を増やすためには何かを減らさなくちゃいけない。これが本当に難しいけれど、無理くり捻出してでもカイゴデトックスに時間を割くべきだったと今、激しく後悔しております💦
みんなのイライラや不安をデトックスさせてくれるミカスさんにも、
小さな良い事がありますように!
ミカス Post author
いまねえさん
ご参加ありがとうございました。
楽しい時間でしたね。私のストレスは皆さんとお喋りすることできれいに消え去りました。
またストレスが湧いてきたらまた在デトでお喋りしまくりますのでよろしくお願いします。
親をホームに入所させる後ろめたさってありますよね。
親に対するすまない気持ち、罪悪感、そしてもちろん世間体も気になります。私もそうでした。
なにがきっかけになるかわかりませんが、いつかお義兄さんが決断する時が来るのかもしれませんね。
カリーナさんのヘアスタイル、素敵でしたよね。とても自然でびっくりしました。
ミカス Post author
Naomiさん
とても楽しい時間でしたよ。
在宅デトックスは毎回とても和やかで、賑やかで、介護の毒を吐く場だという事を忘れてしまうくらいです。
私は笠をかぶせてもらうようなことは何一つしていませんよ。
恩返しだなんてとんでもない。
でも、時々Naomiさんの顔を見たいから、ぜひ時間がある時に在宅デトックスにご参加下さい。
待ってまーす!
まぁ
ミカスさん、こんにちは。
先日の在宅デトックスではお世話になりました。
ミカスさんの愚痴を聞かせてもらわねば!と前のめりでのぞんだのですが、結局いつも通り、少しの緊張からの和やかなお喋りになってしまいました。
私のようななんちゃって介護とは違い今まさに大変な方も何人もいらっしゃって…でもミカスさんが書かれているように最後はみんな緩んで笑顔で「それではまた〜」とお開きになるのが大好きです。
介護に関しては皆大なり小なり不満や怒り、後悔など負の感情を隠し持っていると思いますが、在宅デトックスに参加する度それは当たり前の感情なんだと心を軽くしてもらえてます。
まさにデトックス!
ありがとうございました、また参加させてくださいね。
まぁ
ミカスさん、こんにちは。
先日の在宅デトックスではお世話になりました。
ミカスさんの愚痴を聞かせてもらわねば!と前のめりでのぞんだのですが、結局いつも通り、少しの緊張からの和やかなお喋りになってしまいました。
私のようななんちゃって介護とは違い今まさに大変な方も何人もいらっしゃって…でもミカスさんが書かれているように最後はみんな緩んで笑顔で「それではまた〜」とお開きになるのが大好きです。
介護に関しては皆大なり小なり不満や怒り、後悔など負の感情を隠し持っていると思いますが、在宅デトックスに参加する度それは当たり前の感情なんだと心を軽くしてもらえてます。
まさにデトックス!
ありがとうございました、また参加させてくださいね。
ミカス Post author
まあさん
けっしてなんちゃって介護なんかではありませんよ。
まあさんはしっかり介護をされています。
それにしても不思議ですよね。
実生活ではつながりのない人たちがネット上に集まって
実生活でつながっているような人には言えないような愚痴や負の感情を吐き出して、
いつの間にか笑いあって、すっきりしてお開き。
参加者の皆さんがあの場をとても成熟したものにしてくださっているのでしょうね。
実にありがたい。
まあさん、また是非ご参加くださいね。
大変な毎日だと思いますが、どんどん吐き出してください。