小心者の想像力:フェンネルのペースト
先日、眼鏡を作りました。
近視がどんどんひどくなり、テレビの番組表が見えなくなってきたのですが、今持っている眼鏡は10年近く前に作ったもの。ショッピングモールに出かけたついでに某眼鏡チェーンに立ち寄ってみました。
眼鏡を作るにはまずは検眼。おそらく最新鋭であろう検眼機の前に座り、店員さんの指示に従って視力や見え方を測定してもらいました。もらったのですが…。
覗き込んだ中に並んだ小さな小さな平仮名が5つほどを順番に読んで下さいと言われた時、一瞬私の思考が止まりました。
「全部読めそう…」
ただの黒い点と見紛うばかりの小さな文字ですが、4つまでは完全にわかる。5つ目も「〇ではないでしょうか?」くらいには見えている。さて、どうしたものか。
「どうしたものか、ってどういうこと?」と思われることでしょう。ええ、思われるでしょうね。
じつは私、こう見えて(って、姿は見えてない)なかなかの小心者でして、それゆえに色々な局面で色々と余計なことを考えてしまうのです。
「ここで私がこんなこんなに小さな文字をすべて読んでしまったら、店員さんは『これだけ見えるのに、なぜこの人は眼鏡なんて作りに来たんだ?』なんて思うんじゃないかしら」てなことを。
これを妹に話したら、「は?ちょっと何言っているかわからない」と一蹴されました。
そりゃあそうですよね。小心者が自己防衛のために働かせる想像力は、そうでない人の想像を簡単に飛び越えてしまうレベルなのですから。「こんなことをしたら(言ったら)、こんなふうに思われてしまうんじゃないかしら」が度を超えているのです。
とはいえ、こんなに考えすぎてしまうのは私だけなのでしょうか。
「私もそんなところあるよ」という方が手を挙げてくださったらうれしいな。「小心者友の会」を結成して、お食事会でも開きましょう。想像力が豊か過ぎる小心者の集いなんて、とんでもないことになりそうだけどね。
さて、今回ご紹介するレシピは『フェンネルのペースト』です。フェンネル、別名ウイキョウはには、消化不良の解消や胃腸にたまったガスの除去に効果がある他、眼精疲労の解消にも効果があり、昔から視力回復にも使われてきたそうです。前回ご紹介したサラダケールを栽培している農家さんから「おまけ」として立派なフェンネルを頂いたのですが、使い道が分からず、同じハーブのバシルのようにペーストにしてみました。これをたくさん食べれば眼鏡も要らなくでしょうか。
フェンネルのペースト
- フェンネルはさっと洗って水を切ります。
- 株の部分と葉の部分を切り離し、葉の部分をフードプロセッサーやミキサーに入りやすい大きさにカットします。太い茎は取り除いてください。
尚、フェンネルの株の部分は「フィノッキオ」と呼ばれてイタリアでは料理に使われています。
株が大きい場合は、生食や加熱をして食べてみて下さい。 - フードプロセッサーかミキサーに、2のフェンネル、オリーブ油、塩、にんにくを入れて、ピューレ上になるまで攪拌します。ミキサーなどがない方は、ちょっと手間がかかりますがすり鉢で擂ってもOKです。ミキサーやフ―プロの場合、フェンネルの葉が完全にすり下ろされず、点々と残りますが、それもまたキレイ。
- 出来上がったペーストはパスタに和えたり、魚や肉のソテーのソースにも使えます。
マヨネーズと混ぜ合わせてディップにしても美味しいですよ。写真はペーストとマヨネーズを合わせたものをサーモンのソテーにのせたものです。
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ミカスでした。