お知らせ・在宅デトックス一旦お休みです:筍の木の芽和え
カリーナさんも昨日の記事で書いてくださいましたが、開始から約3年間続いた『在宅デトックス』を一旦お休みすることになりました。
カリーナさんの言葉をパク、いや借りれば「シーズン1」はひとまず終了ということです。
2020年5月、「ポニーテールは振り向かないし、カイゴ・デトックスは簡単には引き下がらない!」なんて、わけわからないけど強気なことを言いいつつ参加者募集記事をアップしましたが、内心はビクビクしていました。実際にみんなで集まって美味しいものを食べながらのお喋り会だったカイゴデトックスイベント。しかも、カリーナさんをはじめとするオバフォーメンバー勢ぞろいです。そりゃあ人も集まりますわ。でも、リモートで「ミカスがお待ちしています」と言ったところで参加したい人なんているのだろうか…。(初回はカリーナさん、こめPさん、月亭つまみさんも参加してくれました)
ところが蓋をあけてみるとたくさんのお申し込みが。うれしかったけれど、リモートでもいいから介護の辛さをデトックスしたいという人がこんなにいるのかと複雑な気持ちにもなりました。
「こりゃあ、誰でも参加できて辛さや愚痴を吐き出せるこの場所をしっかりキープしなきゃならんぞ!」と身が引き締まる思いでした。
ところが、初回から3年が経とうとしている今、親や身内の介護についてはもちろんですが、お喋りの内容が「自分が介護される立場になったら…」という方へ流れることが多くなってきたと感じるようになりました。
たくさんの方が身内の介護で困った経験をお話して下さいましたが、じゃあ、私たちが介護される側になった時に同じことで困らないようにするにはどうしたらいいの?
介護する人も介護される人も困らないようにするために準備しておくべきことは何?
在宅デトックス、いや、カイゴデトックスはそろそろその進むべき方向を変えていく必要があるのかもしれないと考え始めました。
在宅デトックスは一旦お休みをいただきますが、カイゴデトックスはもちろんまだまだ続きます。
私たち自身を「介護する人」と「介護される人」の両方の立場に置き、より安心をして、より楽に、より効率的に介護する・されるための情報などを発信できればと考えています。
もちろん、みんなで交流しながら黒い気持ちをデトックスするための場もまた作り直したいと思っていますので、しばしお待ちください。
とはいえ、皆さんの介護する・される日々は待ったなしで続いていることと思います。吐き出したいのに吐き出す場がなくて辛くなってしまった時は、いつでもこちらからミカスあてにご連絡下さい。お話しましょう。
さて、そんなお知らせの後に唐突ですが、今回ご紹介する一品は『筍の木の芽和え』です。
去年までは庭の山椒の木からたくさんの木の芽が取れたのですが、今年はほとんど取れません。枯れてしまったのでしょうか。筍、特に木の芽和えが大好物の私にはとてつもなく哀しいことです。山椒の木の手入れの仕方をご存じの方、ぜひコツを教えて下さい。
筍の木の芽和え
- 筍はこちらの記事にあるように下茹でをしてください。
ちょっと時間がかかるので料理をする前日の夜に茹でておくことをお勧めします。 - 木の芽和えには穂先や穂先に近い方の柔らかい部分を使うと美味しいです。その柔らかい部分を食べやすい大きさに切り、だし汁、酒、みりん、醤油で薄味に煮ます。
もちろん木の芽味噌の味がメインになりますが、筍に下味をつけておく方がより深い味になります。 - 小さな鍋に酒とみりんを入れて火を加えて煮切ったら、砂糖と味噌を加えてしっかり混ぜ合わせ、とろみが出るように加熱します。
- すり鉢とすりこ木で木の芽をすりつぶします。
- 鍋の味噌だれの粗熱が取れたらすり鉢に加え、しっかり混ぜ合わせて和え衣を作ります。
- 下味をつけた筍と和え衣を混ぜ合わせ、器に盛ったら出来上がりです。
これまで在宅デトックスにご参加下さった皆さん、本当にありがとうございました。何度もご参加下さった方も、1回お会い出来た方も、私は時々「どうしていらっしゃるかな」と思い出します。
またみんなでお喋りできる場が復活した際にはぜひご参加下さいね。そして、何度も言いますが、辛くなったら、不安になったら遠慮なくご連絡下さい。
約束だよ!
ミカスでした。
Jane
あああーこれ私がもしかしてもう一生食べられないかもしれない、大人になってから好きになった食べ物ナンバーワンですわ。家で筍と山椒がとれて、筍を時間をかけて茹でてくれる人がいるという贅沢を、子どもの頃には分からずに食べていました。なんかカロリー低そうなところもよいですよね。
kokomo
ミカス様、在宅デトックスが始まってから3年にもなるのですね。
本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。
企画から実行に移すことに始まり、参加者への連絡、そして毎回人数も顔ぶれも異なる参加者の発言をできるだけ均等にまとめ上げるのは大変な労力だったことと思います。体調が思わしくなかったりプライベートで色々あったときには「今日は気が進まない....」なんていうこともあったはず。
そんな中、私たちのドロドロと渦巻く感情をすくいあげてデトックスしてくれたミカスさんとオバフォーの皆様に感謝です。在宅デトックスがなければ決してつながることのなかった方々ともゆるーく繋がれることができたのも嬉しいことの一つ。
私が心配なのが、ミカスさんは私たちの毒を一気にくらってしまって大丈夫なのか?ということ。ミカスさんが吐き出したいときは、私たちが受け止めます。どんとこい!カイゴ・デトックス・シーズン2もどんな展開になるのか楽しみにしています。
木の芽の緑が映えて見た目にも美しいですね。筍は直売所で見るたびに手を伸ばすのですが、あく抜きが頭をよぎって手を引っ込めるということを繰り返しています。そうこうしているうちにもうすぐ筍の季節が終わっちゃうー。
いまねえ
ミカスさん、こんにちは。
昨日のカリーナさん記事にもコメントしましたが、在宅デトックス シーズン1終了にあたり、まずは一言。このような交流の場を作っていただき、ありがとうございました。まさかの新型コロナウイルス。パンデミックってなにこれ現代のこと?と戸惑ううちに同時進行の義母の衰え。「長男の嫁」でもないのに、同居でもないのに、介護の愚痴を言うの?と批判されたこともあるのですが、在宅デトックスではそのような言葉はなく誰でも黒い感情をそのまま吐き出すべし、と受け止めてくれる。貴重なことでした。何回かお会いした方もいらっしゃるし、その時一回お会いしただけという方もいらっしゃる。参加者が私一人、だったこともありましたね。皆さんその後どうされているかしらと私も思っています。そして親を通して初めて介護の現実の一端を知りました、親の向こうに明日の我が身を見る、お金の問題も住まいの問題も健康問題も親の世代とは違った現実があるんだろうな。あがいても一日一日と老いは進む。「どっこい老いてる!」を合言葉に、再びおしゃべり出来る日を楽しみにシニア街道進みます。とはいえ、まだまだ介護道は続きますね、黒い気持ちに押しつぶされそうになったら、ミカスさんその時は、よろしく頼む!
あまから
シーズン1、お疲れ様でした。毒家族育ちで、親には恨みばかり…どうしても介護をする気になれず「ここは自分がいていい場所ではない」と思い、勇気がでないままで結局参加できませんでした。
でも、自分の介護となると話は変わってきます。すでに夫婦揃って、高血圧その他諸々通院中…目の前に迫っている気がして怖いです。
シーズン2は自分達の介護が中心になる予定でしょうか…?もしその時がきたら、ぜひ皆様のお話を聞いてみたいです。
ここ最近、気圧の変動が激しく体調も崩れがちとTwitterで呟く方も多い様子。ミカスさんもどうぞご自愛ください。
masakobe
来たー、筍の木の芽和えレシピっ!待ってましたと言いたいくらい、美味しい木の芽和えを作ることが長年の夢である私です(決してオーバーではありません)。毎年チャレンジするのですが、どうしても母が作ってくれたように美味しく作れなくて・・・。来年になりますが(笑)、ミカスレシピでリベンジします!
そしてカイゴデトックス、一旦お疲れ様でした!私は、母の介護は軽く済んでいるので、皆さんのように深刻ではなかったのですが、集まりに参加させて頂いたことは良い思い出です。
ありがとうございました!!
ミカス Post author
Janeさん
そうか、そちらで生の筍を手に入れるのはかなり難しいですね。
筍の木の芽和え、子供の頃はたくさん食べていらっしゃったのですね。
まだコロナが気になる人も沢山いると思いますし、そうそう簡単な事ではないでしょうけれど、
Janeさん、「木の芽和えを食べる!」を理由に日本に帰ってきちゃえ!
来年の春までに我が家の山椒の木をなんとか復活させるので、うちに食べに来て!
ミカス Post author
kokomoさん
たくさんご参加いただき、本当にありがとうございました。
寝る間も惜しんで寝たいくらいの私にとっては夜の9時スタートはちょっと大変だったのですが、それ以外は問題なし。いや、問題どころか毎回皆さんにお会いするのが楽しみでした。
どんなふうに進めていこうかしらと緊張したこともありましたが、蓋を開けてみれば、毎回参加者の皆さんがきちんとお互いを尊重しながら話を進めて下さり、進行役など不要の素晴らしい会になりました。
参加して下さった皆さんには本当に感謝です。もちろんkokomoさんにも心から感謝。
シーズン2をどんな形にするのかはこれからじっくり考えます。
始まりましたらまたぜひご参加下さいね。
また在宅デトックスがそのまま戻って来るだけかもよ(笑)
筍、早く食べないと終わっちゃいますよ。
ぜひ一度は食べて下さい。
私は今日も買って来ました。あく抜きもしました。
ミカス Post author
いまねえさん
いまねえさんには感謝してもしきれません。本当にたくさん参加して頂きました。
そうそう、いまねえさんと私の2人だけの回もありましたね。タイマン(笑)なんて気まずいかしらと心配になりましたが、いまねえさんは穏やかにお話してくださいました。(なんだか卒業式の答辞のようになってきましたが)
在宅デトックスに参加して下さった全ての方が、大変ながらもなんとか日々を乗り越えてくださっていることを祈るばかりですが、やはりカイゴデトックスはそんな皆さんが時々「やってる?」とふらっと立ち寄れる小料理屋のような場でありたいです。シーズン2は更にパワーアップして「介護する私たち」と「いつか介護される私たち」の黒い気持ちを受け止めますよ。こうご期待。
いまねえさん、吐き出したい時はいつでも声をかけて下さいね。
ミカス Post author
あまからさん
ありがとうございます。
カイゴデトックス(在宅デトックス)は、「介護の経験がある人も無い人もぜひ参加して」「誰かと比べて『私はそんな大変ではないから…』と考えないで」ということを言い続けてきました。
でも、あまからさんに「自分がいていい場所ではない」と思わせてしまったのは、こちらのアピールの仕方が下手だったのだなと反省しています。
シーズン2でももちろん「介護する人」の黒い気持ちの吐き出し場でありたいと考えています。そこへ「いずれ介護されるかもしれない人」の不安を解消するための情報提供もプラスして、どちらにもなり得るオバフォー世代の互助システムのようなものを作れたらいいなあと思ってます。ぜひご参加下さいね。
ミカス Post author
masakobeさん
木の芽和えの和え衣ってとても難しいですよね。私も、味が薄かったり濃かったり、決まらないことが多いです。
私のレシピは分量を書いていないので、やはり作る方の感覚頼みになってしまうのですが、masakobeさんがベストの味の木の芽和えを作ることが出来ますように。
カイゴデトックスへのご参加、ありがとうございました。
シーズン2も「参加したい!」と思って頂ける企画を開催できるよう頑張ります。
ぜひご参加下さいね。masakobeさんにお会い出来る日を楽しみにしています。
かめ
カイゴデトックスに参加させていただいた時がちょうど私自身がコロナの病み上がりで、母と犬の介護でヘトヘトになっている時でした。
体も心もどうしようもない気分でしたが、みなさんのお話から、ちょっとづつ元気を取り戻すことができました。ありがとうございます。
介護はまだ続いていますが、気持ち切り替えやってます。
そう遠くない将来自分も要介護状態になるかもしれないですね。
そんなことも含めつぎのカイゴデトックスを楽しみにしてますね。
ミカス Post author
かめさん
カイゴデトックスにご参加いただきありがとうございました。
まだ介護が続いているとのこと。お体や気持ちは大丈夫ですか。気持ちの切り替えが上手にできるのは素晴らしいことです。
この世に介護がある限り、カイゴデトックスは続きます。(本当に?)
どうぞまたご参加下さいね。
よろしくお願いします。
まぁ
ミカスさん、在宅デトックスシーズン1お疲れ様でした。
思い返せば、五反田のオバフォー祭りでミカスさんに認知症の実母のことを聞いていただいてからもう7年!
ほんの数分でしたが、とても気持ちが楽になったのを今でも憶えています。
その後コロナ禍の真っ只中始まった「在宅デトックス」にも何回も参加させていただきありがとうございました。
少し緊張して始まり、色々話したり参加者の皆さんの話を聞いたりするうちに気持ちも解れ、毎回最後は笑顔で終了〜。
まさにデトックス効果抜群、終了後なんともいえないふんわりした気持ちになるのが大好きでした。
新たなカイゴデトックスシーズン2が始まりましたら参加させてくださいね、楽しみにお待ちしてます。
ミカス Post author
まぁさん
ありがとうございます。
五反田からもう7年ですか!光陰矢の如しですな。
在宅デトックスにもたくさん参加していただき、本当にありがとうございます。
まぁさんをはじめ皆さんがとても気さくに色々とお話して下さったおかげで、変に暗くならず、毎回いい時間になりました。
まぁさんにはもちろん、シーズン2にも参加して頂きますよ!それまで英気を養っておいてくださいね。