ミカスのこんなん買いましたけど:柳宗理・鉄フライパン マグマプレート
食わず嫌いというのとはちょっと違うのかもしれないけれど、どうも私は勝手にイメージを作ってはそれを避けてしまうという悪い癖がありまして。
人生も60年近くなりますと、否が応でも色々な情報が入って来るわけです。正しいものも、眉唾なものも。エビデンスを確認して、何なら自分で経験して全ての情報をより分けることができればいいのですが、そんなことは難しいし、何より人は(私は)自分に都合がいい情報やわかり易い情報を選んでしまいがち。
いや、何が言いたいかというとね、鉄のフライパンって絶対に使いにくいと思っていたのです。ふわふわと漂ってきたような情報だけで。
こびりつきそうだし、重そうだし、手入れが大変そうだし。
強い火力で調理できるので料理が美味しく仕上がるというけれど、扱いにくいに決まってる。なので、ちょっと心惹かれながらも手に入れることはせずにいたのです。
ところが最近、数年使ってきたフライパンに衰えが見え始め、何度やっても餃子の底が抜けてしまうとてう事態に。テフロン加工がはがれたようには見えませんが、はがれていようがいまいが底抜け餃子はいただけない。ということで新しいフライパンの購入を決め、その時に「鉄のフライパンはどうだ?」と考え始めたのです。
鉄のフライパンを買うならこれ…と前々から考えていたものがありました。
柳宗理の鉄フライパン マグマプレートです。
フライパンの表面が細かい凸凹状になっていて油のなじみがいいというのが魅力的。思っていたよりも手入れが楽になりそうです。そして何より惹かれたのがそのデザイン。フライパンのデザインなんてそんなに違いはないような気がしますが、なんのなんの。美しいのです。これぞArt and function.
はい、買いー!!
最安値クエストの果てに手に入れた柳宗理のフライパンは、最安値と言えどもとても美しく、思った程は重くありませんでした。鉄ではないフライパンよりは重いです。でも、「重くて大変!」というほどではありません。
また、こびりつきの心配は一切なし。
実は、鉄のフライパンを使う際には「油返し」といって、加熱したフライパンに油を1カップほど入れて煙が出るまで熱してその油を油ポットなどり取り出すという作業をしてこびりつきを防がなくてはなりません。がしかし、私はそれをたまにしかやりません。威張って言えたことではなのいですが、それでも今のところ食材がこびりついたことはありませんし、餃子の底も抜けません。
とても使い勝手の良いフライパンです。
使用後は、フライパンが温かいうちにたわしを使ってお湯で洗います。火にかけて水分を飛ばしたら、キッチンペーパーなどで薄く油を塗ってしまいます。
毎回この作業をするのは厄介だと思う人は鉄製ではないフライパンをお勧めしますが、やってみるとさほど面倒でもないので(怠惰の極みのような私にでもできます)、鉄のフライパンが気になって仕方ないけど手入れを考えると二の足を踏んでしまうという方には清水の舞台から飛び降りてみることをお勧めします。
料理の仕上がりも良く、使い勝手もいい柳宗理のフライパン。良き相棒としてできるだけ長く付き合っていきたいので、そのために最低限必要な手入れはちゃんと続けていこうと思います。
というわけで、私が買ったキッチンツールを紹介する「ミカスのこんなん買いましたけど」は今回で最終回。次回からは通常通りの「ミカ料」に戻りますが、皆さんが買った・使っている素敵なキッチンツールがあったらぜひコメント欄でお知らせくださいね。
ミカスでした。
ぶんぶん8
ミカスさん、こんにちは!
私、同じものを使っています!
テフロン加工のフライパンが古くなって後釜を買いに行って時に、特にこだわりはなかったのですがたくさんあるフライパンのどれを見てもピンと来なくて、
「これでいいか」
と思えたのがこの柳宗理の鉄のフライパンでした。
重いし予算オーバーだし、、、と二の足を踏んだのですが、どうしても他に選べなかったのです。
でも形が美しいし気に入って使っています。
よく出来ているな、と思うのは蓋を使うときですね。しっかり蒸し焼きに出来たり、少しずらして蒸気を逃がしたり自在に安定して使えます。
これからの『ミカ料』でこのフライパンを使った料理も紹介されるのでしょうか?
楽しみにしています。
ミカス Post author
ぶんぶん8さん
こんにちは!
ぶんぶん8さんも使っていらっしゃるんですね。
本当に美しいフライパンですよね。使うとちょっと気分が上がります。
そして、今のところどんな料理もこびりつかないので調理がとても快適にできています。
以前よりフライパン料理が増えたりして。
もちろん、これからの『ミカ料』、炒め物はほぼ全て柳宗理のフライパンです。