第72回 月刊少女野崎くん
今回は、一推しのロマコメ(ラブコメ)アニメです。なのに、Netflixマッチ度は64%。え!大好きなのに?こんなに低いの?でもまあ、レコメンド機能がその程度で良かった。AIとかアルゴリズムとかいうものに個人の指向を言い当てられたら、なんだか負けた気がするかも。
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というわけで、私的マッチ度98%の「月刊少女野崎くん」。
原作は2011年から現在までガンガンONLINEで連載中の4コマ漫画(椿いづみ)。それが全12話のアニメとなり2014年に放映されました。
浪漫学園に通う佐倉千代(さくらちよ)は、ある日意をけっして片思いの野崎梅太郎(のざきうめたろう)に告白するのです。ところが野崎くんは何を思ったか千代にサインを渡します。実は野崎くんは売れっ子少女漫画家・夢野咲子で、千代の告白を漫画のファンだと勘違いしたのでした。これがきっかけで野崎くんのベタ塗りアシスタントとなった千代。学校でも接点が増え野崎くんのことを少しずつ知っていくのですが…。
主人公の気持ちを理解するために千代と二人乗り自転車に乗ったり、なぜか手押し車に同級生を載せて逃げまわったり、野崎くんはいつも漫画のアイデアを考えているけれど、その発想はちょっとずれています。そして千代が自分に思いを寄せているなんて、かけらも頭に浮かばないのです。
千代と彼の周囲も一風変わった生徒ばかりです。王子さまのようにふるまいながら内心では羞恥にさらされる、野崎の美形アシスタント・御子柴実琴(みこしばみこと/みこりん)。そのモテっぷりで御子柴からライバル視される演劇部の花形男役・鹿島遊(かしまゆう)。運動神経の良いがさつな「声楽部のローレライ」・瀬尾結月(せおゆづき)。野崎の美術アシスタントで(部活をさぼりがちな)後輩鹿島に厳しくあたる堀政行(ほりまさゆき)などなど。千代以外にも恋模様が見え隠れするのですが、どれも一向に成就する気配がない!いま原作がどうなっているのか知らないのですが(もうしわけない…)、皆ずっとこのままでいて欲しい!
漫画・アニメだからこそ描ける個性的な面々による突飛な行動満載の日常は、平凡な人にとっては非日常。だから面白い。オーイシマサヨシのキャッチ―なオープニング曲「君じゃなきゃダメみたい」を聞きながら、浪漫学園に通うのだ!
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さて、秋季アニメのお話をば少し。
「四畳半タイムマシンブルース」が9月30日から期間限定で劇場公開されます。Disney+ではすでに先週水曜日から配信が始まっています。(画も美しいですし、面白いですよ!原作おすすめです。)森見登美彦原作アニメ「四畳半神話大系」・「夜は短し歩けよ乙女」・「ペンギン・ハイウェイ」も配信されているので、ご興味があればぜひごらんください!
10月1日からアマゾンプライムで「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」が独占配信されるのを皮切りに、「うる星やつら」の再アニメ化など人気作品/続編が次々放送・配信されます。本コーナーでも取り上げた「弱虫ペダル」や「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」を始め、「不滅のあなたへ」・「SPY×FAMILY」など気合を入れて見たい作品のなかで異彩を放つのは「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」。名探偵コナン公式スピンオフ作品です。期間を通して最後まで見るのは、こういう軽い作品だったりするよね。
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kokomo
shojiさん、こんにちは。
コメントしようしようと思いつつ、もう9月。
夏休みの話になりますが、「パリピ孔明」がいたくお気に入りだった息子。
見終わって「次に何かない?」というので、ここはshojiさんのお勧めの「SPY×FAMILY」しかないだろう、と二人で見始めたら見事にはまってしまいました。息子はもうすぐ配信開始になる続編が楽しみすぎて、ティーザーを何度も繰り返し見ています。親子ともどもshojiさんありがとう!の夏でした。
今私が見ているのは「カッコウの許嫁」と「異世界薬局」です。ご存じかと思いますが、「カッコウの許嫁」はいわゆる現代版とりかえばや物語。はじめはなーんだ、ありがちな話じゃん、と思っていたのですが、高校生の主人公たちのリアクションがえらくあっさりしているかと思えば、思わぬところで大騒ぎしたりして、今どき感覚のラブコメを楽しんでいます。「異世界薬局」は舞台がルネッサンス期のイタリア。直前にメディチ家のドラマを見ていたので多分その影響です(笑)。こちらはいわゆるタイムワープものですが、当時の薬、ギルドや疫病についてなど、歴史的にも興味深いです。
秋も期待作が目白押しですね。shojiさんが挙げていらっしゃった他に、私の推しキタニタツヤさんが主題歌を担当する「Breach」、米津玄師さんがKing Gnuの常田さんとタッグを組んで主題歌を手掛けた「チェンソーマン」など、音楽も楽しみな作品がたくさん。まずはshojiさんの一押し「月刊少女野崎くん」を見てみますね(多分息子と)。
SHOJI Post author
kokomoさん
アニメで親子楽しく夏休みを過ごされたのですね!? ビバ!アニメ!
「SPY×FAMILY」のティザーをリピートする息子さんの姿が目に浮かびます。会ったこと無いけど(笑)。
kokomoさん、たくさんアニメみていらっしゃる!
私は実は「カッコウの許嫁」も「異世界薬局」も見てないのです。
ふむふむ、今どき感覚のラブコメですか。
後学のために、今どきラブコメをまとめて見てみようかな。
ギルドってワードに弱いので「異世界薬局」見ます。
「月刊少女野崎くん」は、野崎くんの目鼻の配置などで分かるように、ちょっと懐かしい漫画の絵柄です。
絵柄とお話のセンスが合っているところも、私のツボなのだと思います。
kokomoさんはきっと気に入ってくださるとおもいますが、息子さんは令和の高校生ですよね、ウケるかどうか心配です。
これが気に入らなくてもアニメを嫌いにならないで!(笑)
「Breach」は今どうなっているのですか?藍染惣右介がどえらい悪者だったと判明したあたりまでフォローしてました。ずいぶん昔ですみません。
「チェンソーマン」の主題歌って、いま話題の、米津さんがつんく♂さんの歌から一部歌詞をお借りしたってやつですか?
今公式サイトをチェックしましたところ、週替わりエンディング曲ですと!?
最近聴いたことがあるのは、Aimer・「鬼滅の刃 遊郭編」、ずっと真夜中でいいのに。・「雨を告げる漂流団地」、Vaundy・「ONE PIECE FILM RED」、女王蜂・「犬王」のアブちゃん。
お話とリンクした仕掛けがあるのかな。MAPPAの制作だし、体調の良いときにトライしてみます。(デビルといえども血が苦手で…)
ではでは、kokomoさん、引き続きご家族で楽しいアニメライフをお送りください!
kokomo
SHOJIさん、前回の私のコメントは誤字がわんさか。知らぬふりしてやり過ごそうと思ったのですが、昨夜夢でうなされたので訂正します。
まず、shojiさんって小文字で書いていましたが、大文字で「SHOJI」さんでした。あと、ティーザーじゃなくて、SHOJIさんが書いていらっしゃった通りに「ティザーー」。「タイムワープ」ってドラえもんか!「タイムリープ」でした。そして、「breach」じゃなくて、「bleach」。「breach」は「違反」じゃん!何しているんだよ、私。まだあるかもしれません。すみません。
そして、「bleach」ですが、実は私は未見なんです。キタニタツヤファンとしてもこれはいかん!と、夏休みに全部見ようと意気込んでお気に入り登録したものはいいものの、あまりの長さに怖気づいて結局見ていないんです。今シリーズからいきなり見るのってあまりにも無理があるよな。どうしようかなぁ、とうだうだしています。その間に少しでも見ろって話しなんですが。
そうなんです!「チェンソーマン」のエンディングは週替わり。そして、今をときめくアーティストが勢ぞろいなんです。期待せずにいられますでしょうか?でも、私も年々血が苦手になっていておよび腰ですが、予告編を見たところ絵が美しかったので、血しぶきは我慢して見ちゃうような気がします。
私がアニメを見だしたのってSHOJIさんのおかげです。何をやっているのか、何を見たらいいのか、とっかかりがわからなくなってしまっていて、完全に迷子でした。アニメ関係のサイトを見てみたことがあるのですが、アニメファンに特化された書き方のものが多くて、導入部から理解不能でますますパニックになりました。SHOJIさんの記事は、アニメから離れていた私にもとても優しかったです。
またSHOJIさん注目の作品の紹介待っていますね。
SHOJI Post author
kokomoさん
いやいや、誤字脱字なんて「あるある」ですから、そんなに気になさらなくても。と言っても、本人は気になるんですよね。わ・か・る~。私も返信コメントのブリーチはそのままにしておきます。自分のペンネームも、パスワードじゃないし、小文字や大文字は気にしてないです(笑)。
さて「BLEACH」ですが、アニメ未見であればコミック速読をお勧めします。この作品は大胆なコマ割りが特徴で、かつ死に神の話なので真っ黒のベタが多くて画面の描き込みがそれほど複雑ではないのです。週刊ジャンプで追っていた頃は(いつ進展するの?)と若干イラっとしていました。(久保帯人先生、ごめんなさい。私も若くて今より気が短かったのです。)つまり「コマ割りが大胆だから、ページ数の割には早く読めますよ!」おおよその筋を頭に入れたところで、キタニタツヤさんと並走して楽しみましょう!もちろんお時間が許せば、ですが。
そうそう「異世界薬局」見ていますよ~。面白いです。物質組成は全然分かりませんが、「Dr. STONE」同様、科学の知識で生き抜くお話は大好きです。楽しみが増えました。ありがとうございます!それにしても「異世界」と検索したら、まあ、色んな職業の人たちが転生していますねぇ(笑)。見たいものが無い時は転生カテゴリをおさらいするのも面白そうです。
最近は社会経済系週刊誌サイトや高級趣味雑誌サイトなどで、しっかりしたアニメレビューを掲載するようになりました。そんな中この記事でアニメを見るようになったと言ってくださって、本当に嬉しいです!流ちょうな文章ではないし深い考察もありませんが、本文を読まなくてもどなたかの頭に残ると良いなと思って、アニメのタイトルをそのまま各回の題にしています。昔書いた作品も新たに配信するサイトがあるかもしれません。たまに「このカテゴリの記事一覧」を思い出してくださると嬉しいです。
「チェンソーマン」たぶん見ます。週替わりED曲が作品内でどんな位置づけなのか興味がありますし、この手のアクション作品で見せるMAPPAの作画は、とてつもなく映えます。つまりヤバいのです。
今年の10月期は楽しみですね!