男女の関係性もいろいろ その2
10月になってもまだまだ暑いと思っていたら、師走の寒さになったりその後また夏日だったり還暦には厳しい?寒暖差です。
さて前回に続いて男女の関係性について私の知り合いのお話しをします。
今回はミツ夫さん(仮名)とミツ子さん(仮名)です。お二人はマメオ君の元部下です。そして元夫婦ですが現在は違います。何年ぐらい前に別れたのか私は詳しいことは知りません。マメオ君は口が堅いので私にもお二人の詳しい経緯は話しませんが難しい事情があるようです。別れてもほぼ毎日ミツ夫さんは体の弱いミツ子さんに連絡をしていました。私たちが結婚する少し前にミツ子さんは大好きな北海道に住むことを決意してお子さんと一緒に引っ越しました。その後ミツ夫さんも会社を退職し北海道に行きました。
私がお二人にはじめて会ったのはマメオ君と結婚後に北海道に旅行に行った時でした。お二人とお子さんの3人で食事したり観光したり楽しい時間を過ごしました。マメオ君が入院した際も3人でお見舞いにきてくれました。昨年お子さんの大学進学のためにミツ子さんとお子さんは関東に戻ってきました。ミツ夫さんは仕事のこともあるので一人で北海道に残っていました。その後もミツ夫さんからミツ子さんへは毎日電話があったようです。
ところが先日ミツ夫さんからミツ子さんに胸が苦しいと辛そうな声で電話がありました。ミツ子さんはとにかく救急車を呼ぶように伝え、その後救急車の音がするという言葉の後、電話が繋がらなくなってしまったそうです。ミツ子さんは心配で北海道の消防署にミツ夫さんの住所を伝えどこの病院に搬送されたかをなんとか聞き出したそうです。そして病院にも連絡したそうですが家族でないということで詳しいことは教えてもらえなかったそうですが何かあったら連絡してほしいと自分の連絡先を教えたそうです。ミツ夫さんはご両親を随分前に亡くされていて兄弟ともずつと疎遠だったとのこと。元妻のミツ子さんもご兄弟とは会ったことがないそうです。何日かして病院から連絡がきたとのこと。ミツ夫さんは高血圧による大動脈解離で命には別条はないが、せん妄状態で、血圧も安定していない。病院の手続きも何もできないのでどうにかならないかというような内容だったそうです。ミツ子さんも近くならともかく自分の体調も良くないので行くことも難しい。しばらくすると借りていた部屋の緊急連絡先が妹さんになっていたことがわかるがその連絡先を聞くにも警察に確認がいるようなことを言っていました。その後の詳しいことは聞いていませんがなんとかミツ夫さんの妹さんと連絡がとれたとのこと。そしてミツ夫さんも状態が安定し、自分から連絡できるようになったとのことです。まだまだこれから手術も必要なようですがとりあえず自分で連絡できるまでになって本当に良かったです。ミツ子さんは心配でどうしたらいいかわからず、マメオ君の長い入院生活を知っている私に相談の電話をかけてきました。何もできませんでしたが話しをすることで少し楽になったと言ってくれました。
前回の知人も今回の知人も男性が急に倒れてしまい女性がどうしていいか不安になったという出来事でした。どちらの方もその後自分から連絡できる状態になったので不安な時間を過ごしたが今は前と同じ状況です。
マメオ君のように重度の失語症となり自分から連絡できない場合(今はLINEのスタンプくらいならOK)そしてもし私たちが再婚していない状況だったらどうなっていたんか考えると再婚したのは運命か?などと思ってしまいます。
そしてこのように倒れる知人を複数知っているため自分が急に倒れたりしたらどう連絡とってもらえるか?とりあえずはいつも必ず持っているだろう?スマホのケースに緊急連絡先を入れています。ただもし落としたりなくしたりしたら大変という気持ちもあります。結婚していてもそうでなくても大切な人はいます。個人情報も大切ですが個人の気持ちも大切にしたいです。