負い目を感じるのは自然なこと
今年に入り、長女から「よさこいに再デビューする」と言う話しを聞きました。20年ぐらい前、離婚したての頃に親子3人で偶然地元体育館で活動していたよさこいのチームをみつけ10年以上親子3人で一緒に踊っていました。次女は高校進学時に辞め、長女は就職してしばらくしてから辞め、私も再婚を機に辞めました。その後コロナでよさこいイベントもほぼなくなり以前いたチームも体制が変わったようでした。長女は友人から誘われて以前とは違うチームで今年に入り練習をしていたようです。コロナも少しずつ落ち着いてよさこいのイベントも開催されるようになり再デビューのイベントが私の母校(高校)の近くであると聞き見に行きました。会場に着き、長女をみつけるとその横にはなんと次女がいる。いるのはいいけど衣装着てる??
「えっ、なんで」と聞くと「あれ、みつかっちゃった」
話しを聞くと長女から誘われ少し前に体験レッスンに行ったとのことで、その時にかなり踊れていたのでもう出ちゃいなよーと話しが進み、次女もこの日に再デビュー?彼女は約10年ぶりのイベントでした。二人ともとても楽しそうに踊っていてうれしかった。
離婚して母子家庭になった時から常に娘たちには負い目を感じていました。そんな中でよさこいに出会い家族のように接してくれる仲間がいて、色々な場所に行けて本当に助かりました。今ではそのチームも色々あってメンバーも変わっているようですが、私にとって本当に助けられた場所でした。
離婚して子供に負い目を感じることはないという人もいるかもしれませんが私はそれは自然なことだと思っています。子供にとっては両親がそろっている方がベストなわけで、それを親の都合で片親にさせてしまったのですから常に「申し訳ない」という気持ちはありました。でも引け目を感じたことはありません。片親だからといって自分たちが他の家族とは違うと感じたこともありませんでした。でも片親だからと言われたくないと意地をはっていた部分は否定できず、次女が学校に行くのを嫌がっていた時も「とにかく高校だけは卒業しなさい」と強く言った時に「それはお母さんが世間体を気にしているからだよね」と言われドキッとしたこともありました。結局、申し訳ないと思いながら自分の中での理想の母親となることを娘たちに押し付けていたのかもしれません。その後も次女は無事に高校卒業してくれました。長女と次女は長女が結婚して家を出てからも仲良しです。5歳違いですが双子?と言われこともあるようです。姉妹は親子より長い付き合いになります。私は弟がいます。小さいころには一緒に遊んでいましたが学校に入ってからは同じ家にいてもあまりしゃべらなかったし、現在も本当に必要なことしか話しません。独身の弟とは共通の話題もなく弟は何故かLINEは全て敬語です。結婚して義理でもお姉さんや妹ができることにちょっと憧れがあったのですが、元旦那の姉も今の旦那の妹もとってもきつめ?の性格で仲良くなることは難しかったです。
20年前は私が中心の女3人家族だったのに今ではたまに3人でいても母親の私はお財布係ばっかりで娘二人でずっと話しています。寂しいと思うこともあるけれど、娘たち二人が仲良くしてくれていることにほっとします。
さてそのイベント会場に行く途中には湧き水もありました。時間がなく母校の方へは行けませんでしたが、ちょっと懐かしさを感じる時間でもありました。