年末のテレビ
今回は年末に観て印象に残ったテレビ番組をご紹介します。
『夢は夜ひらく 藤圭子の真実』(BS朝日)
藤圭子さんの軌跡を追ったドキュメンタリーでした。
演歌の人という印象なので、子どもの頃興味を持ったことはなかったんですが、
どんな人生を生きた人なのだろうかと今は気になります。
ものごころついた頃にはもうスターという認識。
ちなみに子どもの頃、歌謡曲を最初に意識したのは
いしだあゆみさんの『ブルー・ライト・ヨコハマ』。
(「ヨコハマ」がカタカナなところがしゃれてるな~)
とにかく藤さんの透き通る瞳や美しさがあらためて目を引く。
曲や歌声とは違う、明るいハキハキした話し方も印象的でした。
(だいぶイメージ操作されていたらしい。笑わないようにとか…)
前川清さんと離婚後(渡米前)に『欽どこ』で共演しているVTRなどもあり、
へぇ~こんなことあったんだ!とおどろきました。
(『欽どこ』見てたけど記憶にないな~)
『向田邦子シリーズ 阿修羅のごとく〈一話・二話〉』(BSプレミアム)
NHKの向田邦子や松本清張ドラマ大好物なんです(笑)
『阿修羅のごとく』は再放送などで大人になってから何度か見ているかもしれませんが、放送当時は子ども(中学生?)なんでまったく知らなかった。
四姉妹の話で登場人物それぞれに人に言いにくい葛藤を抱えていて、
ストーリー展開に釘付けです!
片手間に見られるようなふわふわしたドラマではないのですが、
当時の大人たちはどんな感じで見ていたのでしょうかね。
昔のドラマを見ていると言葉遣いも今とはだいぶ違って、
話し言葉というのは時代とともに変わっていくものなんだなぁと気付きます。
ざぁます口調とか最近聞かないですもんね~。
そして昭和50年代でも未婚女性に対しての風当たりがかなり強い。
「世間体」の存在が大きくて息苦しい…。
『時間ですよ 第2シリーズ』(BS12)
第1シリーズも見ていて続きでした。
マチャアキ、ミヨちゃん、ハマさん、マリちゃんも継続^^
昭和40年代に放送されていたドラマ。
見ていてがっつりとした下町感はないなぁ、場所はどこだろうと思っていたら、設定は五反田でした。
当時の五反田がどんな感じかわかりませんが、
ドラマから浅草や深川などの江戸っ子感はなかったので。
主人役の船越英二さんの口調が奥さんの森光子さんにも「ですます調」でとても丁寧で、大学出の後継ぎという雰囲気を出しているのかなぁと…。
一方、息子の松山英太郎さんは奥さんの松原智恵子(とんでもない美人!)さんにすごく上から口調で偉そうで、見ていて気になるんです(笑)
関係が悪いわけではなく十分ラブラブなんですが、
当時の夫婦関係ってこんな感じなんだなぁと^^;
このドラマを見てても女性の扱いや風当たりの強さが気になって、
30代くらいでもうオールドミス扱いだし…。
この生きにくい時代を当時の女性はどう乗り越えていったのか、
昭和時代に思いを馳せてしまいます…。
爽子
はらみさん、こんばんは^_^
阿修羅のごとく。わたしも見ました。
軽いドラマを用事しながら、流してる身には、ズシンとくるドラマでしたね。
ハラミ Post author
爽子さん、ありがとうございます!
爽子さんもご覧になりましたか〜。
細かい動作ひとつにも意味がありそうな脚本で、見ごたえありました。
それにしてもお母さんの感情を表に出さない振る舞い、
心の中はまさに阿修羅なのか…。
ずっと心に残ってしまいます。
はなはな
私は子供の頃に親と見ていて、親よりも年上の加藤治子さんが恋愛をしているのが子供心に衝撃でした。ああいうドラマは今はないですね。
アメちゃん
ハラミさん。
阿修羅のごとく。私は10年ぐらい前、再放送された時に観ました。
たまたまつけたテレビでやっていて、みるみる引き込まれてしまいました。
「こんな面白いドラマ、誰が演出したんだろう?」とクレジットを見たら
和田勉でした。
当時、こんなもじゃもじゃのオッサンに
なぜあの素敵なワダ・エミさんがパートナーなんだろう?と疑問に思ってたのですけど
このドラマで納得しましたよ。
あのお母さんの振る舞い、印象的ですよね。
とくに、お父さんの背広のポケットからミニカーが出てきて
しばらく手の中でジッと見てたのに、バンっ!てふすまに投げつけたのが
凄みがあって、大好きなシーンです。
ちなみに私も、松本清張ドラマ(小説も)が好きです。
ビートたけしと高橋克典の「点と線」が大好きです。
ハラミ Post author
はなはなさん、ありがとうございます!
親と見ると場面によってはなんだか気まずくなりそうですね…。
このドラマの加藤治子さんは特に艶っぽく大胆に見えました。
浮気相手の奥さんが乗り込んできて、
下駄箱の扉を抑えるシーンが印象的でした!
ハラミ Post author
アメちゃんさん、ありがとうございます!
昔のNHKのドラマは和田勉演出多いですね。
ねちっこいというか、ギラギラしてます(笑)
『阿修羅のごとく』、両親役が感情があまり見えない演技なので、
さらに不穏な雰囲気を感じます〜。
(ミニカーシーンも見ていてドキッとしました)
私も松本清張、小説も好きです。
(ドラマよりさらにドライな感じで…)
ビートたけしと高橋克典の「点と線」は、
夏川結衣さんの落ち着いた演技がよかったです!