Posted on by ハラミ
映画の思い出vol.5 『HOUSE ハウス』


昔観た映画で“あぁ、これ観たな!”と強く記憶に残っているのが、
『HOUSE ハウス』(監督/大林宣彦)です。
これを観に行ったわけではなくて、
百恵・友和映画、『泥だらけの純情』の同時上映作品でした。
小6か中1頃です。
(あいかわらず詳細はおぼろげですが)
7人の女子高生が夏休みにメンバーの親戚の“おばちゃま”の屋敷に遊びに行く。
(池上季実子さんや大場久美子さんが出演しています)
そこでひとりずつその“家”に食べられていくというホラー映画。
7人の少女は「おしゃれ」とか「ファンタ」とかニックネームのみ。
キャッキャッ、ふわふわしている当時のティーンの雰囲気。
怖いのか面白いのか混乱するお化け屋敷のような特撮。
大人向けでも子供向けでもなく、
自分たちの感覚に響いたといいますか。
何かこれまでにないものを観たなという感覚。
(頭の中でずっとなんだろうこれは??と思っていたかもしれません)
併映作品の情報はあまりないので、事前情報なくいきなり観る新鮮さもあります。
なにか感覚に響いたけれど当時は監督や作品情報をネットで手軽に調べることもできないし、
そもそも映画監督の名前を意識することもまだなく。
大林監督がCM監督として有名であったことも知らなかった。
(あのマンダムのCMも制作している)
その後、『転校生』など尾道三部作で“ああ、この監督か!”と思うのです。