生活を変える
この4月から仕事を減らすことにしました。
体力気力を付けなおしたいのです、もっと年をとる前に。
更年期に入ってから気分がとても塞いだり疲労感が強くなり、それを奮い立たせて外に出ることを もうやだな と思うようになりました。
仕事に行く体力温存のために家では寝てばかり。もともと食が細いので疲れると碌なものを食べずに寝てしまい、ますますだるくなることもありました。食物繊維たっぷりのうさぎの完全栄養食がうらやましいことすらありました。
「今日が人生で一番若い日」というお決まりの言葉に昔は はいはい と思っていましたが今はこういうことを意味していたのかと感心させられます。思いついたらできるうちにするほうがよい。
書類の年齢欄にどう書こうか考え込んでいる女性に受付係が「考えているうちに事態は刻一刻と悪くなりますよ」と言う という小咄を年齢欄に記入するたびに思い出すのですが、それももう笑い話度が減っています。
今は更年期症状のピークは過ぎて気分の落ち込みは減ってきましたが、長い更年期を抜けると老年期であったという感じで集中力や根気のなさは増しているかも知れません。体力も落ちています。腎虚ですね。
心配事や寝不足がすぐに体調に出るようにもなり、ここまでは大丈夫だと思っていた自分に全く信用がなくなりました。足もとが砂になってしまったよう。遊びに行くときでさえ途中大丈夫かなと思ってしまいます。
まあ、疲れたの痛いのとびーびー文句を言い、漢方薬とはいえこんなに服んで大丈夫なのかと思うほど薬を服んでなんとかしのいでいるのでおおむね良しなのですが。
友人や仕事仲間と話をすると、みな自分自身や友人や家族に何かしらのことが起きており、薬を飲んだりあちこち痛かったりするのが当たり前になっています。そうだよね。
愚痴を不具合自慢に成らない程度に言い合って,まずまず機嫌良くしていたいものです。
所属していたところを離れることは不安ですが、退職届を出したら肩や背中がラクになりました。
うちのうさぎも壮年期をすぎつつあります。
うさぎの好きな高いところへの新道は完成し、緩やかな段差とスロープになりました。そのぶん曲がるところが増えて長く走らなくてはいけませんが、うさぎはカーブの位置を覚えてすらすらっと上り下りしています。床に降りる部分の長いスロープをおやつめがけて大急ぎで降りてくると弾みがついて尻餅みたいに制動しています。マンガのようです。
うさぎだってあちこち痛かったり気になるところがあるのではないかと思います。とくに昨年避妊手術をした後はあくびばっかりしていて気怠そうでした。でも概ね泰然とお気に入りの場所で座っていて、本当、下僕は学ぶところが多いです。
稀に「日常のことでは疲れない」とか「若い頃とあまり体調は変わらない」という人がいて、ひゃーと思います。
まねはできないけどやっぱりまだ頑張ろう!