第6回 六条御息所と朝顔の君、それとも?
<マッハで渡河>
カリーナ:それはそうと、ふぇんふぇんさんのお母さまも、ハマったそうで!
ふぇんふぇん:マッハで渡河しましたね~
キヨミ:行先も知らずに(笑)
カリーナ:マッハで渡河(笑)。行先も知らず??
ふぇんふぇん:母は私の家で留守番してた時に、スカステ(注:CSの宝塚専門チャンネル「SKY STAGE」の略称)で、とある組のトップスターさんにハマっちゃったみたいで(笑)。それまで一年間ぐらい私がしつこく宝塚を勧めても乗り気じゃなかったのに。これが私の好きなタイプのジェンヌさんとはまた全然違うんですよ。不思議ですよねぇ(笑)
実は、母はこないだ救急車で運ばれてしばらく安静指示だったぐらい弱ってたんですけど、そのトップさんの組の公演を絶対観に行く!という一念で頑張って。一度観たらまた次も観たい!次もその次もってそこから一気に元気に(笑)。病み上がりなのに千秋楽なんて立ち見してまでも観る勢いだったんですよー。無事に座って観劇できたので娘としてはホッとしましたけど。
プリ子:いいなあ~、そのエピソード。お母さま、おいくつですか?
ふぇんふぇん:もうすぐ70歳です。
カリーナ:わあ、いいなあ。といっても、もうすぐ、ということは、まだ60代!若いですねえ。病み上がりでも楽しめるのはいいですね~。
ふぇんふぇん:3時間座っていられれば楽しめるから、年配の方にもいい趣味だなあって思います。私も死ぬまでヅカファンでいるのが目標なんですよ~。
キヨミ:で、お葬式では「さよならーみなさまー♪」を流すんだよね?(笑)(注:劇場で追い出しに使われる歌です。)
プリ子:ヅカファン冥利につきる人生ですね。
キヨミ:お母様みたいなノリだと、ファンライフ楽しそうですよね。
ふぇんふぇん:ははは。楽しみつつも、喜んだり落ち込んだり、いろいろで見てると面白いですよ(笑)母だけじゃなくファンはみんな、さまざまな感情や欲と隣り合わせだから、ふと情念!みたいになっちゃう場合もありますよね。それがまた醍醐味なんでしょうけど。
カリーナ:六条御息所みたいな。(注:この日観るお芝居は「源氏物語」なのです)
ふぇんふぇん:そうそう。だんだん好きな気持ちが募ってくるとね。なんか色々と気になっちゃったり。ファン道はある意味自分との闘いですよね。だからMっ気のある人のほうが向いてる気がする(笑)
プリ子:ほかのファンの人と比べて「私より誰それのほうが目線もらってたぁ」とか言う人がいたり、妄想っぽいですけど、気持ちはわかりますね。
カリーナ:あああ。ライブで必ず、「自分を見つめていた」という人、いますね(笑)
ふぇんふぇん:見つめられたことなんてないから、妄想でもそう思いたい~(笑)
<つかず離れず、浸かりっぱなし>
キヨミ:私はずっと川の中に浸かってる(笑)。もう引き返されへんけどー。あーどうしよー。
カリーナ:キヨミさんは、ファンクラブには入らずに細く長く楽しんでるんですか。
キヨミ:つかずはなれずで。
プリ子:やっぱり関西圏だと、身近にあって、でもハマりすぎないっていう方がいらっしゃるんですね。そういうほうが楽な気がする。一歩ひいた朝顔の君のようですね。
ふぇんふぇん:でも今の一押しはソルボンヌ様なんだよね。
プリ子:一応、この人のファンっていう感じなんですか。
キヨミ:でも怖いからファンクラブとか入らへん。昔、「並び」って習慣があって。
プリ子:チケットの一般発売のときにファンクラブの人が動員されるってやつですね。
キヨミ:最初にハマったのが大学生ぐらいの頃で、「並び」を見て「こわーーー」
プリ子:わーかーるー(笑)。私がハマった頃には無くなってた風習なんですけど、ファンクラブって集団でいるから、なんかちょっと「怖い」感じがありますよね。
ゴーディ様のファンクラブは小規模なこともあって、和気藹々ですよ。
ふぇんふぇん:ファンクラブは、規模が巨大なところもあれば小ぢんまりなところもあったりそれぞれだから、雰囲気もサークルみたいなところから一企業っぽいところまで、いろいろでしょうね。
プリ子:ゴーディ様が退団することで、ファンクラブの仲間と会えなくなってしまうのもすごくさみしいんです。「このタカラジェンヌが好き」っていうだけで、年齢も職業も住んでるところも全然違う人たちとキャッキャおしゃべりして楽しめる、ヅカファンならではですね。
カリーナ:そうかあ。そういう楽しみもあるんですねえ。
ふぇんふぇん:私も自分なりのスタンスで、のんびり楽しんでまーす!
miho
プリ子さん、こんばんは。
あの骨壺、リカちゃんとワタさま?
うわーん、懐かしいです。
プリ子 Post author
mihoさん、コメントありがとうございます! 気付いていただけてうれしいです~!
ヅカトーク中で「チョーカーはずしの君」として登場するのは、私の初恋の人、リカちゃんです^^
ワタさまは、なぜか夫がファンでした。そういうわけで家にある炭酸せんべい缶二つを登場させてみました~