第7回 女装とヒゲとセンター感
開演時間が近づいてきました。
内容は、前半が芝居(ミュージカル)で、後半はショーというのが定番。

大劇場入り口のゲート
ふぇんふぇん:カリーナさんはまったくの初めてというわけではないんですよね?
カリーナ:姉が長崎で観てよかったと言うので、こちらに姉が来るときに一度だけチケットとって二人で観ました。でも、あんまり印象に残ってないんですよねえ。
プリ子:芝居がどんなストーリーだったかも覚えてないですか?
カリーナ:うーん、外国の恋愛ものだったような……??
ほか全員:宝塚はほぼ全部が外国の恋愛ものです!(笑)

オフィシャルホテルである宝塚ホテルも、昭和戦前期の素敵な外国風の建物です
カリーナ:クーブルちゃんとゴーディ様はどんな役ですか?
ふぇんふぇん:クーブルちゃんはお芝居ではあまり目立たないんですけど、でもショーではまあまあ見せ場もあってわかりやすいと思います!(プログラムを見せつつ説明)
カリーナ:ほほ~。で、ゴーディ様は、
プリ子:お芝居では、ヒゲのおじさまです。
カリーナ:ヒゲですか。
プリ子:ヒゲです。お似合いです(真顔)。
カリーナ:女性がつけるヒゲが好きって、どういう…(笑)
プリ子:ムサくるしくない美しいオジサンという、現実にはあり得ない「幻」、ですかね。
カリーナ:演じてるのは若い女性なんですよね。なのに、ヒゲ…。
プリ子:その、ちょっといかれた感じがやみつきです。男役が女装するのもねじれてて面白いですよ。
カリーナ:ん? 男役が? 女装?
ふぇんふぇん:男役さんが女役をやるんですけど、それもまたいいんです!
プリ子:変な色気があるっていうんですかね。女子っぽくなくて、「女装」感が出てると、男役として立派になった証拠です。
カリーナ:ヒゲ…。女装…。倒錯に倒錯を重ねてるんですね。
ふぇんふぇん:カリーナさんにオススメの人は…
プリ子:退廃的っていうとビームス君?
ふぇんふぇん:ですね! なんというのかな、何が上手いとかっていうよりもショーで一人セリ上がってきたときのあのセンター感といったら!
カリーナ:あー、舞台に出ると、ごまかせないセンター感って、ありますね、大きな空間が埋まるか埋まらないか。
でもなあ、今いろいろ教えてもらったけど(プログラムを見ながら)、みんな同じ化粧に見える…大丈夫かな。
ほか全員:同じに見えても、全然違いますから! 大丈夫です!!
…さてさて、間もなく開演です
カリーナさんの感想や、いかに!?