第167回 この妄想が好きだ。
つまみ:
お互い、けっこう長く生きてきて
今まで、数限りなく、妄想に浸ってきたわけだけど(断定)
自分のであれ、他人のであれ、好きな、好きだった、妄想ってある?
なんでこんなお題にしたかというと
前にラジオでミッツ・マングローブが
「子どもの頃は妄想癖がすごくて
実は自分は双子だっていう妄想をよくした。
ディティールはけっこう凝ってたんだけど
ある日、友達が同じ妄想なんだけど
『今日は、昨日と違う方が登校してる』
バージョンをやっていて、負けたと思った」
というのが、妙に気に入ったから。
私なんて子どもんときはせいぜい
「今の家族はニセモノで、本当の親がどこかにいる。
しかもお金持ち」ぐらいだったな。
大人以降の自分の妄想の記憶をヒモとくので
その間に、まゆぽさん、なんか教えてて。
まゆぽ:
妄想かあ。
本人が本当だと思い込んでるのが妄想らしいから、
自分では妄想じゃなくてほんとだと思ってるわけなので
探すの難しそうだわ。
双子妄想も楽しいけど、
ほんとの親は他にいる妄想は子どもの定番だよ、きっと。
私もそう思ったこと何度もある。
子ども心にも理不尽に叱られた時とか。
「またあんたは嫌いだからってピーマン残したね!」
違うもん、母さんの料理がまずいから残しただけだもん、みたいな。
今ではありえないとわかっている子どもの時の妄想としては、
「わたしは洞窟で暮らしてる」っていうのがある。
きっとロビンソン・クルーソーとか読んで影響されたと思うんだけど
洞窟暮らしに憧れてたんだよね。
洞窟に生活物資を「備蓄する」ことに憧れてたの。
洞窟の壁を少し掘って棚みたいにして、
そこに缶詰を並べるとこを想像してわくわくしてた。
この想像は今でもわくわくするなあ。
私のスイートスポットだな。
大人になってからの妄想、私も少し考えるので
つまみさん、どうぞ。
つまみ:
洞窟!なんかそそられる空間だよね。
自分だけの空間にチューンアップ、私も憧れた。
ふつうに自分の部屋でベッドがあったのに
あえて押入を生活空間にしようとして
親に怒られたことがある。
大人になってからは、好きになった芸能人と偶然知り合う
みたいな妄想はしたよ、当然のように。
恋愛感情方面に限らず
たとえば、清水ミチコとかタモリの落とし物を拾って
それがきっかけで家に行く、みたいな。
あ、落とし物のくだりは、今思いつきました。
あと、ベタだけど、思いがけない大金を手に入れたら
何に使おう、とか。
リフォームしてバリアフリーにして電動自転車買って‥。
なんか、ちっちゃいよね、妄想の規模。
まゆぽ:
ときどきつまみちゃんには驚かされるけど、
今回も「まじ〜!?」と思った。
好きな芸能人と知り合いたい妄想にびっくり仰天です。
それは一切ない。望んでない。
むしろ好きな芸能人とリアルに接触せざるを得なくなったら逃げ出す。
これは友だちとも時々話すんだけど、
握手会とか、ふれあいイベントに行きたい人と
そういうのは遠慮する人に分かれるよね、と。
つまみちゃんは前者でわたしは後者なんだね。
例えば小説家だったら、その作品が好きなわけで、
サッカー選手だったら、そのプレイが好きなわけで、
その人のことはむしろ知りたくなかったり、
まして自分との接点はなくていいと、腰が引けるタイプです。
それはもしかしたら、
その好きな人の上に繰り広げる勝手な妄想がいっぱいあって
それが現実になるのも、壊れるのも、どっちも怖いからなのかもしれない。
小規模お金妄想はもちろん同じ。
あ〜、欲しいと言えば猫よ、猫!
あと20年、自分が生きている自信がないからあきらめてるんだけど、
その辺に落ちてて出会ってしまったら、それは恋と同じでしょ。
運命に逆らう気はないのよ。だから落ちてる猫に出会う妄想、
いつも持ってます。
つまみ:
こっちこそ驚いた。
自分とは違うなとは思われることは想定したけど
びっくり仰天までされるとは。
ちなみに、私は前者じゃないよ。
握手会もふれあいイベントにも全く興味はありません。
そういうことに躍起になる人には冷めた目を向ける方なので
そう思われたことは心外です‥と強い口調っぽく言ってみるが
「心外だわ」と思ったのは久しぶりなので新鮮。
清水ミチコとタモリと知り合いたいというのは
芸能人だから、じゃないんだよね。
ま、芸能人なんだけど
ラジオとかの「素」に近いしゃべりを聴いてると
この人とふつうの日常会話をしたら楽しいだろうな、からの妄想。
そこに「芸能人と相対する自分」的構図は皆無なんだよね。
ウソつけ、と思われるのかもしれないんだけど。
常々、日常会話が面白い人が一番面白いと思っているので
そういう意味で最強なんじゃないかと
自分のメーターで確認したいっていうか
おっもしろいなあ、この人、と感心したいというか。
そんなに真剣に妄想してるわけはないけどね。
猫!
そうだよね、そう思うよね。
でもなんかさ、近い将来、てへへっと猫を抱いてるまゆぽさんが
いる気がしてしょうがない。
これは妄想じゃなくて予想か。
まゆぽ:
わーん、心外なこと言っちゃったのね、わたし。
誤解してごめんよ〜。
でも、説明聞いたらすごく理解できたよ。
芸能人と知り合いたいんじゃなくて、
話したら面白そうな「人」と知り合いたいってことだね。
ちゃんとわかってよかったです(勝手にわかったつもり)。
というわけで、
「話はちゃんと聞いてみないとわからないもんだ」と
「猫抱き妄想が現実になるといいなあ」が今回の結論です。
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okosama
まゆぽさん、つまみさん、こんにちは!
いつも楽しく読ませていただいてます。
洞窟、押し入れは、子どもには魅力的な異空間ですね!私は勉強机の下でした(笑)。
タモリと偶然出会いたい…。
なんか聞いた事あるなあと探しましたら、こんな昔の記事がありましたよ。
つまみさん、本当にタモリ好きなのね(笑)。
http://dosuru40.com/concierge-san/28877/
つまみ
okosamaさん!!(>_<) 自分でも忘れていたこんな記事をよくも、よくぞ白日の下に曝してくれましたね(*´▽`*) そうかあ。筋金入りですね、私。 恥ずかしいやら、われながら、そこにブレはないと感心するやら。
okosama
つまみさん
私もよく覚えてましたねえ(笑)
つまみさんの「タモリに偶然出会って、言葉を交わしてみたい!」という妄想が好きなんでしょう(笑)
つまみ
okosamaさん
おはようございます。
妄想ネタは、その後、昨夜更新のPodcastにも継承され、ミカスさん、カリーナさんの乙女妄想も開陳されました(*´▽`*)
私はそこでもタモリの話をしていて、「家に来たりして、ごはんも出すが、そのメニュー的なものになると妄想が突如うやむやになる」と発言し、われながら「なんだよ、それ」と思いました。
okosamaさんも、機会があったらThat’s Dance!に参加してみませんか。
まゆぽ Post author
okosamaさんの記憶力、つまみさんの妄想の一貫性に驚くばかりです。
二つを掛け合わせてみた、「okosamaさんは今でも後藤繁榮さん(この人知らなくてググった)や林真理子さんと町内会の役員をやりたいと思っているのだろうか」が知りたくなりました。
okosama
つまみさん
Podcast聞いてますよ!もちろん今回も!
妄想の中だからって腕をふるってお料理するわけではないという現実的な帰結(笑)
カリーナさん、ミカスさんの乙女妄想も面白かったですねー!
That’s Dance! 機会があれば、交ぜて下さい。
その前に、感じの良い相槌を習得しなくちゃですが(爆)
okosama
まゆぽさん
私にはつまみさんほどの一貫性はありません(笑)
今は、町内会に、保里小百合さん、原大策さん(なぜか二人ともNHKアナウンサー)がいらしてくださると嬉しいです♪
数年前、久々に町内会の役員が回ってきまして、そのときの会長さんが、それはそれは素晴らしい30代の女性でした。
以来、私は若い人について行くわ!と(笑)
妄想だけど、経験の範囲を出られない(汗)
つまみ
okosamaさん
ぜひぜひ、ゲストThat’s Dancerとして、踊ってくださいませ。
保里小百合さん、私も好感を持っています。
原大策さん、見てるような見てないような。
そうだ!私は松尾剛アナウンサーのファンだったのでした。
昨夜のThat’s Dance!で、ブームの宮沢和史さんだけしか浮かばなかったのが、なぜかとても残念でした。
今は東京じゃないけれど、私には松尾剛がいた!?
今の30代ぐらいの女性のしっかりぶりを目の当たりにして、倍のトシの自分にがっくりすることが多いです。