YUKKEの今日もラテンステップで ~VOL.6
「反抗期の息子がね、私のことをついに『クソババァ』って呼んだのよ。あのシンちゃんが、可愛かったシンちゃんが…。」と思春期の息子を持つ友人がスカイプで涙ぐむ。
メキシコの「母」は、とても尊敬されて家族から丁重に大事にされている。
マザコン男が多い事もあって、男たちは母をコケおろそうなどとは、まったく夢にも考えていない。だから、夫の浮気に手を焼いて「女」としての自信が持てなくなったときにも、家族を束ねる「母」として家庭には大君臨、女を返上しても「母」として権力を持って家族を仕切ることができる。まさにゴットマザー和田アキ子の風格を備え、ぐうたらで浮気の絶えない夫を持っても、家族からは捨てられずに、その支えのなかに自分の居場所を持てる最後の切り札になる。息子は最後までママの味方なのだ。
そんなゴッドマザーになった女性は、見事に明るい。
週末の家族の会食やパーティーの仕切り役、地域コミュニティーでの活躍、親戚の困りごと相談などなど、自分の輝ける場所がゴットマザーというポジションにあるのだ。週末ごとに集まる家族に手料理をふるまい、妹や、姪たちの恋バナにも熱心に相談にのってやり、新しい家族が増えるファミリーにはベビーシャワーを企画してやり、女の道を若手に説いてやる。
町内会のお節介おばさんというところだろうか?
ズケズケと助言を言っても煙たがられないのは、ラテン的な気安さもあるのでしょうね。
日本で、あれこれ、若い人の生活や、恋バナに鼻を突っ込もうものなら、「お節介な隣人」とか、「いちいちうるさい同僚」なんて思われちゃうけど、女の道の経験を話すのは、このブログ同様「どうする?40」に違いない。
発信の方法はさまざまだけど、明るいお節介おばさんも、いい女の生きる道には違いないと思うのよ。
★ボーっとしていて知らなかったのですがYUKKEさんのおうちから1.5キロのところで国営石油会社の大爆発事故が起きました。危機管理の気づきにも触れられています。
「終活」の記事もぜひ。日本も花粉シーズンが到来しますがメキシコもすごそうです。
★「メキシコのこと、もっと知りたい」「海外に赴任するんだけど、これはどうしますか」などコメントでもお尋ねくださいね♪YUKKEさんが直接お答えしますよー。