カリーナからゆみるさんへ。2023年1月27日
これは、昨年1月からカリーナとゆみるがメールを交わした往復書簡です。
ゆみるさま
こんにちは、カリーナです。
今日は朝から珍しく大阪も雪でした。
寒い!
風邪などひいていませんか。
先日、メールでお誘いした「夫亡き日々を生きる」の往復書簡、どうぞ、よろしくお願いします。といっても、こんな感じで進めたいというようなシナリオ的な構想はまったくありません(笑)
思いつくままに書いてもらえたらと思います。
実は、あれからメールを検索しました。
ゆみるさんから「お休みのお願い」というメールをいただいたのは、2020年の8月28日でした。

そこには、ご主人が末期のがんと診断され入院されたこと。お医者さんから9月は超えないかもと言われたこと。今日から病院に泊まるので記事の更新ができない、お返事も読めなくなる、と書かれていました。
驚愕した、というのが大げさでない気持ちでした。
まさか、そんなことがあっていいのか、という感じ。だって9月はもう数日先から始まるからです。
そのときのお気持ち、いかばかりだったでしょう。
私の夫は、その2年前の9月の夕刻犬の散歩から帰ると自室で倒れ、すでに意識不明の状態でした。のほほんと帰ったら倒れていて、
その瞬間から人生が変わりました。
犬と散歩に出たときまでは、それまでの人生。
帰ってきたら、気づかないうちに別の入口に変わっていて、そこから入ったら、180度違う景色が広がっていた、という感じです。
その日からのことは本にも書きましたが、バタバタと救急車を読んでそのまま病院に行ったとき、なんだかボンヤリしているようなポカンとしているような、空白地帯に入ったような感じでした。
ゆみるさんは、私のケースとは違いますが、これが現実だと医師に突きつけられる、という意味では同じぐらい「突然」で、受け入れられない「現実に落とされる」というのもどこか似ているように思いました。
ただ、ゆみるさんは、そこに生きているパートナーがいて、そのつらさを思ったり、別れまでの時間をともに過ごしたり話をしたり…そういうときのかけがえのなさと、つらさ、苦しさ、別れがたさが大きく大きく違いますね。

私にメールを書いたころからその先の約ひと月をどんな思いで過ごされましたか。
ご自身がつらくない範囲で書いていただけたらと思います。
もちろん、別の話題でもまったく構いません。
ゆみるさんにとって「別れ」はどんなふうなものだったのかを何の制約もなく、自由に書きやすい範囲で書いていただけたらと思います。
お返事、まったく急ぎません。
その気になったときに書いてもらえたらうれしいです。
暖かくしてお休みくださいねーー。