第29回 有名人、どっちがどっち?の巻
坂東眞砂子さんの訃報を聞いたとき、最初、「あの『女性の品格』の人が亡くなってしまったのか」と思いました。
若い方の坂東眞さんだったとは・・。
1990年代、坂東眞砂子さんのホラー小説を怖がりながらも堪能した身としては(『死国』や『蛇鏡』、すっごくおっかなかった~)残念でなりませんが、それは別として、坂東眞砂子と坂東眞理子は名前が似過ぎていると思います。
ぱっと見の名前が似過ぎて「どっちがどっち?」と思う有名人、けっこういます。
たとえば
あの半沢直樹の池井戸潤と安達祐実の元夫で有名なスピードワゴンの井戸田潤
磯野フネ歴45年の麻生美代子と最近ナチュラル系ファッション誌御用達の麻生久美子
元ガスター10西村雅彦と元ファイト一発!西村和彦
ふたりとも同じくらいよく知らない、酒井若菜と酒井彩名
「どっちがどっち?」業界の王道、高橋克典と 高橋克実
こっちもベタ、筒井康隆と 筒井道隆
でもなんといっても業界のパイオニアは、竜雷太と峰竜太
などなどは、瞬時の判別に全く自信がありません。
判別できたつもりでも、間違っていたり、ちょっと時間が経つと両者の情報が混在してしまうこともしばしばです。
ですから、10年ぐらい前の【数学者の秋山仁だと思って秋山幸二(現ソフトバンク監督)を講演会に招聘しちゃった事件】も他人事とは思えません(他人事ですが)。
坂東眞理子さんも、来年の今頃あたりには「え?亡くなったんじゃなかったっけ」と思っているかもしれません。
あまりに不謹慎過ぎる予想なので、今からゴメンナサイと言っておいた方がいいかも(誰に?坂東学長にか)。
一方で、漢字が似てるわけでも、聞きまつがいしやすい音でもないのに、自分にとっては紛らわしい物件もあります。
サカナクションとスネオヘアー。
全然違うじゃないか!の声のつぶてが各方面から飛んできそうですが、私の中で「若干意味不明なカタカナ表記の音楽関係者」で括られているのです。
どっちかがともさかりえと結婚したなあと思いつつ、すぐにはどっちかわからない。
「サカナクションはバンド名らしい」と認識する瞬間もあるのですが、しばらくすると、またそれがどっちかわからなくなります。
ポイントは「この2組に興味がない」ということだと思います。
ファンの方、すみません。
われながら渋いですが、日色ともゑと樫山文枝も混同します。
①自分が幼い頃にNHKの朝ドラのヒロインをやってた
②舞台女優という印象が強い
③地味だけど清潔感があって賢そう
・・などなど、共通項が多いせいかと思います。
日色さんはあの『大草原の小さな家』の「かあさん」の吹き替えをやったので判別できているはずなのですが、それでも時々混同します。
ところで、『大草原の小さな家』のかあさんは、優しくて美人で料理が上手でとうさんと仲が良くて・・理想的な母親像でした。
それに目をつけた不二家がかあさん役のカレン・グラッスルをカントリーマアムのCMに起用したことがありました。
当然、CMコンセプトは「大草原の小さな家」。
彼女はドラマと同じような衣装と髪型で登場し、画面に向かってカントリーマアムの魅力を語りました。
もちろん、その声は日色ともゑさん。
ドラマと違うのは、一緒に出てくる子ども達がローラやメアリーじゃないことだけ。
画面には大きく「カレン・グラッスル 声:日色ともゑ」というテロップが出ていました。
実はこのCMにはラジオバージョンもありました。
ここで問題になるのは、ラジオでは「かあさん」のビジュアルもテロップもないこと。
ある意味、致命傷。
で、製作者はどうしたかというと、CMの第一声で日色さんに「こんにちは。カレン・グラッスルです」と言わせたのです。
これを最初に聞いたとき、笑っていいのかア然としたらいいのかわかりませんでした。
カレン・グラッスルがそこに全く介在していないのにカレン・グラッスル感満載の構図というのがやたらシュールだと思うと同時に、不二家は、もしくは電通か博報堂は、カレンにラジオも込みのギャランティを支払ったのだろうか、と下世話なことが気になりました。
話が大幅に逸れました。
ジェフリー・アーチャーとアーサー・ヘイリーも混同しがちです。
昔、どちらも好きでけっこう読んでいたのにこのテイタラク。
『ケインとアベル』が、『ホテル』が、存命中なのが、政治家になったのが、一体どっちやねん!です。
日本語訳が両方とも永井淳さんだったんですよね・・って、言い訳になりませんかね。
認識濃度が同じくらいというのも混同のポイントのようです。
それはそれとしてキム・ヨナとユン・ソナは私の言いまつがい界の常連です。
ビジュアルも職業も名前の語感も全く混同してないのに、口だけが勝手に間違うのです。
最後に、玉木宏と玉置宏って意表を突く「どっちがどっち?」じゃないでしょうか。
どうでしょう?
どうでしょうって、われながらどうなんでしょう。
by月亭つまみ
こんなブログもやってます♪→→「チチカカ湖でひと泳ぎ」
Comet
沢村一樹と北村一輝。どっちが家電?とか思う(それは細川茂樹)
あと、そういえばメリッサ・ギルバートって私と同じ歳なのですが
最近、どうしてる?と思って検索してみたら
こんな感じに変貌をとげていらっしゃいましたよ。
http://japan.techinsight.jp/2013/04/yokote2013042522480.html
ami
こんにちは
プププ。
つまみさんにもCometさんにも激しく同意です!
あと、スネオヘアーとサカナクション的に
LUNA SEAとラルクアンシエル、
ゆずとコブクロ、 もです。
rieko
わかります!わかります!
西村さんに限っては、まったくの同感です。
スネオヘアーは、勝手にドラえもんのスネ夫の髪型のことかと。。。。(爆)
ちょいと話がそれますがつい最近都知事選の応援に出ていた元首相の小泉さんの息子さんの名前がいまだに判別つきませぬ。政治家と俳優。。。
青緑
初めまして。
サカナクション、スネオヘアー、そしてレミオロメン。名前の由来の想像がまずつきません。玉木宏と玉置浩二の顔と名前が一致しないときがあります。あと、ウォンビンとヒョンビンもイケメンだけどどちらの名前なのか即効忘れてしまいます。
じじょうくみこ
スガシカオとカジヒデキが時々わからなくなります。
田中美佐子と田中美奈子は世代的にわかります。
あとこれはファンの方の大変なおしかりを受けそうですが、
岡崎京子と安野モヨコ、どっちがエヴァンゲリオンの嫁だっけ?(ホントすいません)
つまみさま、このシリーズめちゃ面白いです!
もっと読みたかったあ〜〜〜。
「どっちがどっち」、おかわりください。
okosama
初代きれいなおねえさんが後藤田姓になるまで、水野真紀↔︎水野美紀↔︎中谷美紀でした。水野美紀さん、ごめんなさい。
つまみ Post author
Cometさん、そのあたりもデンジャラスゾーンですね(笑)。
樹(輝)つながりだと、大森一樹と大竹一樹(さまぁ~ず)もいますね。
ローラ、すっかり大人になって(´;ω;`)
人生いろいろあったのねー。
依存症?
傷だらけのローラ、なんちって。
つまみ Post author
amiさん、こんにちは。
LUNA SEAとラルクアンシエル、ゆずとコブクロがいっしょくたになってたら、誰がどのグループか全くわからない自信があります!
ゆずとコブクロチームにはできればレミオロメンも入れて欲しいです。
昔、ユニコーンとジュンスカが一緒になんかやっていて、「それでなくてもメンバーの区別がつかないんだから紛らわしいことをsないで欲しい」と思った記憶があります。
今は昔。
つまみ Post author
riekoさん、こんにちは。
私も、元首相の息子の顔と名前、全く判別できません。
同じく政治家と俳優でも、元都知事の息子はどんどん違う顔になっている感じなのに。
小泉さんちはまだ若いってことなんでしょうか。
スネオヘアー、スネ夫の髪型が出典だとは思うのですが、それを名前にするって凄いですよね(笑)。
将来を見越して、みたいな展望が感じられなくて、むしろ小気味よいような気もします。
つまみ Post author
青緑さん、ようこそ。はじめまして~。
玉木宏と玉置浩二!
違うのに幻惑される感じ、わかります!
玉という字の威力でしょうか(そんなわけないですかね)。
ウォンビンとヒョンビン・・難易度、高すぎます!
世俗の垢を落として真っ新な自分にならないと区別がつかない気がします(笑)。
つまみ Post author
じじょくみさん、ああ、スガシカオとカジヒデキ!そうよそうよ。
全然アナグラムじゃないのにアナグラムみたいですよね。
私は、岡崎京子と安野モヨコと桜沢エリカの絵の区別がつきません。
ファンの方に叱られそうですけど。
そうそう。
世代的に大丈夫なゾーンもありますよね。
私も、榊原郁恵と柏原芳恵は大丈夫です!?
つまみ Post author
okosamaさん、こんにちは。
そうでした!そこもありました!?
水野真紀と水野美紀は嫌がらせかと思うほど紛らわしいですよね。
酒井美紀と坂井真紀という食わせ者(←表現が失礼過ぎる!)もいますよね。
後藤真希とか今井美樹とか藤本美貴とか、もう芸能人のミキマキ枠は飽和状態なので、今後、「ミキマキ禁止令」を出した方がいいのではないかと思う次第です!
花緒
わ~、面白いですね!
みなさんのコメントも、うなずいて読みました。
実は今回のつまみさんのブログを読む前までは、坂東さんが同一人物だと思っていました。
何年か前に、何かのきっかけでこの方の小説にハマって何冊か読み、その後、「え!この人が女性の品格という本も書いているの?」と違和感を持ちました。
今日やっと事実が判明しましたf^_^;
高橋克典と高橋克実、水野美紀と水野真紀、ほんと似てます。
分かっているつもりでも、モーガン・フリーマンと、デンゼルワシントンの区別に自信がないです。
あと、ザ・ブルーハーツとハイロウズが分かりませんでした。
今、コメントを書くにあたり、検索したところ、主要メンバー2人は両方に所属しているんですね(^^;
ゆずは、デビュー当時は19と区別がつかなかったんですが、おかげ様(?)で、今は大丈夫です。
ハラミ
つまみさん、こんにちは。
坂東眞砂子さんの『死国』他、こわかったですね〜。
(古い因習が息づくストーリー、怖いながらも好みです)
いまだに八十八カ所巡りに行くと聞くと、「逆打ち」という言葉が頭に浮かびます(^_^;)
阿藤快と加藤あい、とか…。
間違えようなかったですね… (^^ゞ
sherry
NHKのソチオリンピック応援ソングと「ごちそうさん」の主題歌が
同じように聞こえるのは私だけかと思っていましたが,
ゆずとコブクロチームをここで発見!
私だけじゃないってこと?
ちなみに,いろんな曲が同じように聞こえるのは年取った証拠だとか(‘_’)
いつの頃からか,メディアから聞こえてくる名前が,
「曲のタイトル」なのか「歌っている人の名前orグループ名」なのか,
区別がつかないこと多々の私です^^;え~~~~ん(泣)
つまみ Post author
花緒さん、こんばんは。
モーガン・フリーマンとデンゼル・ワシントン!
アフリカ系の良心的役柄は根こそぎこの二人ですよね。
モーガン・フリーマンは、『ショーシャンクの空に』も良かったですけど、やっぱり『ドライビングMissデイジー』が好きでした~。
ブルーハーツ、大ファンでした。
おっしゃるとおり、ヒロトとマーシーはハイロウズに行きましたが、私はそちらには同行せず、ブルーハーツ止まりです。
そして、ゆずと19、確かに!
つまみ Post author
ハラミさん、『死国』、こわかった{{ (>_<) }} 私の中では、篠田節子の『神鳥』と双璧をなすこわさです。 阿藤快と加藤あい! 出た!アナグラム!
つまみ Post author
sherryさん、こんばんは。
NHK仕様のメロディラインというのがあるのでしょうか。
万人受けしそうな感じですよね。
それにしても、いつから各局が別々にオリンピックの応援ソングを流すようになったのでしょうかね。
札幌オリンピックは「虹と雪のバラード」一辺倒(?)でしたのに(^_^;)
曲のタイトルなのか歌ってる人なのか区別がつかない、ありますあります!
なんかもう、グループ名とかが自分のキャパを超えている感じで、私は全く覚えられません。
もう、その土俵は下りました!?
Comet
虹と雪のバラード!
いかーん、そっちに行ったらいかーん、本題とどんどんはずれていく〜、と思いながら、止められずにコメントしちゃいます。ごめん、つまみさん。
モーレツ好きです。この歌聴くと、泣けちゃいます。なぜか。
http://www.youtube.com/watch?v=rtbdr7DY9-0
つまみ Post author
Cometさん、おはようございます。
おー!今あらためて聴くと、ホント、心が浄化されるような曲ですねえ。
トワ・エ・モアの声が澄んでる!
なんつったって、芥川澄夫ですもんね!
スポーツ=神聖、だとは必ずしも思っていないのですが、オリンピックというものに人々が描く夢とかきらめきとかなにかの理想形は歴然とあって、そこに向かう選手をはじめとした関係者の、努力とか真摯さとかは紛れもなく美しいものだなあと思います。
札幌オリンピックの時代への郷愁も募ります。
ジャネット・リン、どうしてるかなあ。
金メダルを獲ったのに、完全にジャネット・リンの陰に隠れてしまったベアトリクス・シューバは元気かなあ。
これを未来永劫、冬季オリンピックのテーマ曲にすればいいのにと思います。
今回は「札幌の地に~♪」のところは「ソォォォチの地に~」にして。
・・なんかへんだな。
爽子
つまみさんの記事、それと同じくらいおいしいコメントの数々、ごっつぁんです。
あーーー、至福、至福。
はにゅはにゅの世界一の演技をチャンネル変えるたびに見られて、二重に至福。
自分の脳内画像と脳で思い浮かべた名前だけでも、ちぐはぐなことが多いのに、それに加えて、口が勝手に発する音がまた違ってて、かすってるけど(自分標準で)全く別物。のらせん。
最近の79歳義母と54歳わたくしの会話。
79「富士真奈美と吉行和子とあとひとり仲良しやった女優さん、何てなまえやったかいな?
アー出てこん。」
54「うーーーーん、誰やった???」
外出ののちもしばらく考えながら、道を歩いていて、はた!と思いつき、そのままでは忘れてしまうので、
立ち止まって携帯を取り出し電話しました。
54「わかった!お義母さん、岸田エリコやわ!!!(岸田今日子の顔をたーーーっぷり思い浮かべながら)」
わたしの勢いにおされた義母は「ありがとう。」と電話を切る。
それから、30分くらいして、義母から電話が
「あんた、あれは全然違う、ひとりだけ年が違うやんか、私が言うてるのは女優やで。
楠田枝里子は全然違う。」
????わたしの言いまつがいをきれいに聞きまつがいしてくれているのでした。
おまけに
79「ボケてんのとちゃうか!」と言い捨ててて、唐突に切られた電話を手に寒空の中でたたずむ。。。の図。
つまみさん、ヒット飛ばしてますね。
もーハートさらわれてしまいましたよ。今日はバレンタインデーです。ずっきゅん。
okosama
爽子さんの小噺も大ヒットです!(≧∇≦)
サヴァラン
先日、うちのシュジンがNHKラジオを聞きながら言いました。
「あ、このひと。事務所が倒産してたいへんなんでしょ」
ラジオのパーソナリティーは夏木マリ。
事務所が大変なのはたぶん木の実ナナ。
つまみ Post author
爽子さん、ありがとうございます。
okosamaさんと共にウケました!
言いまつがい⇒聞きまつがい、の最強の流れですね(^O^)
明日にでも自分もやってしまいそうな「今そこにある危機」的展開です。
電話を手に路上でたたずむ爽子さんの寒さが体感できるような気がしました(^_^;)
つまみ Post author
サヴァランさん、夏木マリと木の実ナナ!盲点でしたヽ(´▽`)/
さすがサヴァラン御シュジン、絶妙なところを無自覚に突いてきますねえ。
それにしても、木の実ナナってなかなかすごい芸名ですよね。
それで思い出しましたが、木の葉のこという人もいましたよねえ。
回文芸名という新機軸。。
sprout
小学生のとき、芸能関係にうとすぎてアルフィーと安全地帯の区別がついてませんでした。
「あ」しか合ってませんがね。
あと、作家に異常に「ようこ」が多いという「ようこ問題」があります。
ようこってつけときゃいい女ってことになってる気がしなくもないですが、たぶん生まれたときからようこなんでしょうね。すみません。
つまみ Post author
sproutさん、ホント、「あ」しか合っとらんですよ( ´ ▽ ` )
安全地帯といえば、あの石原真理子が以前『ふぞろいな秘密』という暴露本的なものを出版し、噂になった玉置浩二のことなどが偽名で書かれているらしいのですが、彼が所属していたバンド名ももちろん偽名で「セーフティーゾーン」になっているそうです。
ね、なんていうバンドのことなのか全然わからないでしょ(^_^;)
ちなみにこの話はユリオカ超特Qさんのネタです。
ようこ・・。
気づかなかったです。
これからじっくり「ようこ問題」を検証せねば!
(ヒマなのか、私)。