Posted on 2016年2月3日 by サヴァラン

ロングコートを　10年ぶりに　買った！

去年までの冬は山口にいた。

14年前の冬には山形にいた。

今年はコートが必要だった。

去年まで。　

わたしの暮らしにコートはいらなかった。

山形や山口が寒くなかったから　ではもちろんない。

雪の山形でウールのコートはいらなかった。

車移動の山口でロングのコートはいらなかった。

ここへ帰ってきた今年、

わたしには　ウールのロングコート　が必要だった。

男の人はよく「くるま」を話題にするけれど（除：シュジン）

女の人にとって「コート」は、けっこう大きい買い物じゃないかな？と

思ったり思わなかったり。

わたしは今まで何枚のコートを着て、この先何枚のコートを着るのか。

今買うコートは、はたして何歳まで着ることになるのか。。。

そんなことも考えつつ、

10年ぶりのコート（厳寒期用）選びの条件は以下の通り。

①着丈・・・

　グレイフラノのプリーツスカート（20年もの。丈が長い）が隠れる丈。

②身幅・・・家着の上からすっぽり中身を隠ぺいできる身幅。

③色・・・汚れが目立たず長く着られて、加齢の憂いを隠ぺいできる紺。

④生地・・・とにかく軽くて温かいこと＋デリケートでないこと。頑丈。

⑤デザイン・・・中に着るものを選ばない、ベーシックでシンプルなもの。

　＋「コート」としての主張が少ないもの。（　ボタン無しがいいかも　）

キーワードは、「汎用性」、「機動性」、「耐久性」。

そして、「隠ぺい力」！！！

付帯条件　：　①スーパーにもデパートにも行け

　　　　　　　②内職の会社への市バスにも対応

　　　　　　　③万一、ヨーロッパの朝市に買い物に行くようなことがあっても

　　　　　　　それはそれでまあまあ違和感がない。もちろん日本の朝市にも行ける。

今年は　いろいろなコートを試してみた。

・今風細身ダウン：近未来&宇宙服風の雰囲気が、ザ・昭和顔に合わない。

・オフショルダー、オーバーサイズ、コクーンシルエット

　：中に着るモノ（特に着丈）を選ぶ　&　顔のついた動く丸い物体に見える。

・大人ダッフル：身長152センチの老けた子供に見える。

・チェスターコート：小さくて大人しい襟は、コートに限らず似合わない。

　「シュッとした」マニッシュなシンプルさが、わたしには水と油。

・トレンチコート：「肩章」などの付属物が、首短属にはごちゃついてダメ。

　「颯爽とした」活動的な感じは、わたしの構成要素に見当たらない。

・キャサリン妃ご用達のなんとかいうイギリスメゾンのネイビーのコート。

　：一瞬「まあ！」と思ったけれど、ドレッシー過ぎて「わたしの日常」に不向き。

・ラルフローレンのピーコート風ロング（黒）

　：おさまり感がいいにはいいが、「かっちり」し過ぎて、見た目も実際も重い！！

　（ショート丈のピーコートなら、むすこのお下がりをすでに着ている）

今年はもうロングコートの更新はナシだな～とすっかり諦めて

来年のことを考えていたつい先日。

お店の前を通り過ぎてから、はたと目が合った紺色のコート（セール品）。

http://kk-closet.com/cordinate/cordinatedetail/277#modelcutlist

むかし、気に入ってよく着ていたのが

クリッツァの同じようなモヘア混のコートだった。

むかし、「ニセお嬢さんぽくていいね」と悪友に言われたのが

同じような大きな襟のキャメルのコートだった。

むかし、「大人になったら」と憧れたのが

真っ黒で艶のあるアストラカンのコートだった。

大人になった今、　鼻先をかすめるのは

若かったン十年前に対する淡い郷愁と

あの頃抱いていたおハイソへの憧れと。。。

（ばっかだなぁ。。。w）

いずれにしろ、わたしにとってこのコートは、

モヘア～大きな襟～アストラカン風～という要素と

過去～今～　を　　すこ～しずつ　微妙～に　

リレーしている。。。

（おまけにお値段がとても「原寸」！）

さ～て。

「もろもろの過去」と「もろもろの今」を包みこむコートに

この子は

育ってくれるかしら。。。。。

こんな買い物を「えいや～！！」とした翌日、おばばがお古のコートを送ってきました。

でも、あなた。。。おばばのコートは、着にくい。着にくい。

だから、これ↑はこれでよし、とします。おばばには「コレ買った」のはナイショです　(^^;　

えっとぉ。。。

こんな本も買いました　↓＾＾↓

by　サヴァラン

★来週の「コレ買った！」は、中島慶子。さんの巻。どうぞお楽しみに～♪

★当連載には、イメージキャラクター「コレカッタちゃん」がいろんな顔で登場します。

コレカッタちゃん　キャラクターデザイン＆イラストby れこ

絵日記ブログもどうぞ。

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