Posted on 2017年4月11日 by ミカス

ミカス、カナダへ飛ぶ : ニーナの晩餐

ちなみに、機内で見た映画は「君の名は。」(3回目)と「シンゴジラ」。
世間が言うほど私は「シンゴジラ」を面白いとは思わず、
ラストで東京の街に仁王立つゴジラに
「ナナちゃん人形かっ?!」と思ったくらいでした。

到着前の朝食?は、ソーセージやスクランブルエッグなどの洋食か、おかゆ。
「朝食?」と書いたのは、この食事がサーブされるのが日本時間の午前2時頃だから。
この時間帯の食事を一体どう捉えたらいいのか、毎回判断に困るのです。
夜中の2時にソーセージだの卵だのを食べてる場合じゃないよなぁ…ということで、
私はおかゆを選びました。

<食べてから”写真!!”って気づいて…>
あったかいおかゆの上に、鮭のほぐし身と高菜がのっています。
鮭も高菜も塩気が丁度良くてこれはこれでエアカナダグッジョブなのですが…
おかゆにロールパンが付くのはなぜ?
両方食べる人、いるのか?

そんなこんなでカナダはビクトリアへたどり着いたプレミアムミカス。
さあ、これからスケジュールは目白押しです。

初日は、私がビクトリアで暮らしていた時にお世話になっていた
大家さんのニーナのお宅でディナーをいただきました。
彼女の料理はとにかく絶品。
出身のポーランド料理はもちろん、いろいろな料理にチャレンジしては
美味しく美味しく料理しちゃう。
鍋でご飯を炊く方法を私に教えてくれたのも彼女です。
以前私と一緒にビクトリアへ行った姪は、旅の思い出話をするたびに
「ああ、なんと言ってもニーナさんのご飯があの旅のベストだなぁ!」と言うくらい。

夕方6時に玄関ドアをノックすると、大きなハグで迎えてくれたニーナと
パートナーのレック。
「きゃあ～久しぶり、ミカス～!! 今日はチキンよぉ!!」
いきなり本日のメニューかい!(笑)

「食事の前に何か飲む?」
カナダのお宅で食事に招かれると必ず聞かれる質問です。
これがニーナの場合、コーヒーはレギュラー、デカフェ、エスプレッソ。
紅茶、ハーブティー、日本茶、フルーツジュース、炭酸水…
一緒に行った友人は、後で
「あんなに色々な飲み物を用意しているお宅、カナダでは初めて。
(友人もカナダで暮らしていたことがあります)
これは食事もきっとおいしいはず、って思ったわ」と言いました。

さて、引っ張りに引っ張りましたが、ニーナのディナーは…

ベビーリーフと松の実のサラダ。
つぶしたニンニク、ディジョンマスタード、オリーブオイル、ワインビネガー、
塩、こしょう。
とてもシンプルなのですが、バランスが絶妙なのか、
彼女の作るドレッシングは絶品です。

メインは、野菜と共にオーブンで丸々1羽焼いたチキン。
チキンの肉汁を吸った野菜は、付け合わせというのはもったいないくらいに
上出来な一品に仕上がっていました。
そして、ハーブ入りマッシュポテト、グリーンアスパラのソテー、
肉料理には付き物のクランベリーソース、グレービーソース。

「今日日本から着いたばかりで疲れてるでしょ。
肉料理は重かったかしら?」
というニーナの心配をよそに、私も友人も食べる食べる。
だって美味しいんだもん!
そして、これだけじゃ終わらないんだよなぁ。

デザートは、パンナコッタにイチゴのソース。
もちろん、パンナもソースも手作り。
そりゃあこれを見たら、「デザートは別腹よん」なんて
牛みたいなことも言っちゃいますってば。

彼女の家の地下室を借りてカナダ暮らしを始めたのが約20年前。
ゆっくりと食後のお茶を飲んで、お互いの近況を話し合いながら
20年経ってもこんな縁が続いて、彼女の料理を食べることができるなんて
本当に幸せなことだなあ、とつくづく思いました。
「次はまた姪っ子ちゃんも一緒に連れていらっしゃいね」というニーナ。
ああ、次は何を食べさせてくれるんだろう。
それを楽しみに1年頑張ろう。(来年行く気満々)

とはいえ、旅は始まったばかり。
まだまだ食べるよぉ!!

ミカスでした。