Posted on 2019年6月11日 by ミカス

切る覚悟:ねぎ酢だれ唐揚げとおまけの一品

老化はどんどん進んでいる。
数か月前と比べて格段にしわしわになったとか、腰が曲がってきたというわけではないけれど、ふとした瞬間に「あれ?」と思う小さな変化は私の体のあちこちに起きている。

前回話題にした歯医者も、歯茎の痩せや歯の衰えが気になって、この際すべてメンテナンスをしておこうと思ったわけだし、50を過ぎて膝や腰が痛むと不平を言っていた母の気持ちが最近ようやくわかるようにもなってきた。

歯や足腰、諸々に加えて、ここ最近とみに気になってきていたのが、上まぶたの急激な下がりだ。この数年、写真を撮るたびに自分の目が小さくなってきているように見えることが気になっていた。証明写真などを撮らなければならない時は、おでこの筋肉から思い切り引っ張り上げるように目を見開いてみるが、何度やってみても出来上がった写真には目をしょぼつかせた私が写っているだけ。
そこへもってきて、この『あれ?あたしの目縮んでんじゃね?説』をはっきりと裏付ける出来事が起きた。
数年ぶりに会った学生時代の友人が、私の顔を見るなり言ったのだ。
「なんでそんなに目が小さくなったの?!」
「こんにちは」でも「久しぶり」でもなく、だ。
はい、決定～!!

上まぶたが下がり、そのせいで目が小さくなっていることは確定した。
まぁ、年を取れば多かれ少なかれ皆そうなるのだというのなら仕方ない。ただ、目が開きづらいのはちょっと不便。というか、不快。時々指で無理矢理目を開いてみたりして、疲れる。そこで眼科に行ってみると…
「軽い眼瞼下垂だね。切って治しちゃう?切るなら紹介状書きますよ。えっ?怖い?大丈夫、大丈夫。美容整形の二重術みたいなものだから。女優さんなんて気軽にやってるよ」
いやいや、気軽には切れないなぁ。だいたい私、女優じゃないし。
体にメスを入れたのなんて、横向きに生えていた親知らずを抜くために歯茎を切開した時くらい。
結局、他の医師にも判断してもらおうと、大学病院の形成外科あてに紹介状を書いてもらったものの…切るのかい?切らないのかい?どっちなんだい?

老いを感じるのは食生活にも。
5年くらい前の夕食の写真を見てみると、大皿に盛られたおかずが何品も食卓に並んでいる。ところが、ここ最近は小鉢と小皿で間に合ってしまうような量。大皿なんて使うチャンスもありゃしない。品数も3品が上限。完全に老いている。
というわけで、今週ご紹介するのは、小皿に盛った『ねぎ酢だれ唐揚げ』と、更に小さな皿に盛った『ズッキーニのきんぴら』です。
一度に2品をご紹介? ミカスよ、なぜにそんな太っ腹なんだ?

『ねぎ酢だれ唐揚げとズッキーニのきんぴら』

まずは、ねぎ酢だれ唐揚げから

1. 鶏肉(もも肉、胸肉、お好きなものを)を食べやすい大きなに切り分けます。
2. ボウルで醤油、酒、おろし生姜を混ぜ合わせ、そこへ鶏肉を加えて揉み込みます。最低でも20～30分、できれば1時間ほど置いて味をしみこませてください。たれはお酢をメインにしたさっぱり味なので、ここで醤油味をしっかりとつけておきたいのです。
3. 鶏を漬け込んでいる間にねぎ酢だれ作り。まず、長ねぎをみじん切りにします。ねぎは多い方が絶対に美味しいです。こんなに?!というくらいたっぷり使いましょう。
4. ボウルに、3の長ねぎ、お酢、砂糖、黒胡椒、そしてサラダ油少々を入れ、しっかりと混ぜ合わせます。
5. 揚げ油を熱し、2の鶏肉に片栗粉をまぶして揚げます。唐揚げの衣や揚げ方はそれぞれのお家のやり方でやっていただけばOKです。
6. 揚げたての唐揚げに4のねぎ酢だれをたっぷりかけてお召し上がり下さい!

そして、ズッキーニのきんぴら

1. ズッキーニを5センチほどにカットし、更に縦1/4に切ります。
2. フライパンで油を熱し、温まったら1のズッキーニを加えて炒めます。
3. 醤油、酒、みりん、砂糖を加え、中火で炒めます。
4. 調味料が全体に絡んだら、ごま油を少々垂らして出来上がり。

さて、なぜ今週は2品分のレシピをご紹介したのか?
実は、来週のミカ料がお休みとなるため、その分を今週ご紹介しました。
勘のいい方ならもうお分かりだと思いますが、ミカス、切る覚悟を決めました。
13日(木)に手術を行い、抜糸はその1週間後。術後どういう状態になるのか、ちょっと予想できないのですが、とりあえず抜糸まではおとなしく過ごそうと思っています。手術の前後については、もちろんこのミカ料で面白おかしくレポートさせていただきますね。
皆の衆、無事を祈ってくれたまえ。

ミカスでした。