きっちり足に合った靴さえあれば
きっちり足に合った靴さえあれば、
じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。
そう心のどこかで思いつづけ、
完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、
私はこれまで生きてきたような気がする。
～ 須賀敦子 「ユルスナールの靴」より～
須賀さんはどんな靴を履かれたのだろうと思っていたけれど
「須賀敦子が歩いた道」を読んで
タニノ・クリスチーがお好きだったと知り、納得した。
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