ふだん器-34 木をつかう
うつわ、と耳にすると
一般的には、土質の陶器 や 磁土を含んだ磁器 が浮かびます。
食器棚を覗けば、この2つには入らないうつわがあって椀はその代表でしょうか。
いわゆる木のうつわです。
木のうつわにも種類があって
漆を塗り重ねて作られる漆器 と 木目を活かし磨いたものなど見た目も種類も様々。
そう考えると、お椀にお箸、お弁当箱、重箱、茶托、銘々皿、と
意外と多くの木のうつわに触れています。
わたしの食器棚にも木のうつわがあります。
左上の椀と左下のクロ、中央の朱の銘々皿は山中塗で、店舗でも取り扱いがあります。
右上の四角皿と右下の渦まきのものは実家から拝借。
下の深いグリーンが珍しい小さな茶托はひとめぼれした江戸時代もの。(しかも安い!)
裏がたのしいのでついでに。
わが家のいま使っている椀は高台がないタイプ。
洋風にもいいかなと選びましたが、高台がないとちょっとだけ熱い。
けれど、高台がないぶんコロンとした雰囲気が可愛くて
小鉢にもイケル!と結局はよく使っているのです。
朱とクロの4枚は 根来塗(ねごろぬり) で彫りのわかるタイプを使っています。
凛として鮮やかでうつくしい漆器にも憧れはありますが(お高いものも多い)
ふだんの漆器は扱いやすさ重視。
小鉢や湯呑と一緒に茶托として使うことも多いので、擦れたりしても平気なものを。
銘々皿には中央に茶托のような溝がないので使い勝手がひろくなります。
朱の銘々皿は華やかなる優れもの。
ほんの少しづつのお刺身もちょっと豪華に見えます。笑
お正月にもとても役立ちます。
黒豆、たたき牛蒡、数の子、映えますよ~!
ひだり上下は上が新品、下が使い始めて10年以上経ったわたしのもの。
おなじものですが滑らかな質感に変化してきているのわかりますか。
漆器はこの育っていく感じ、もココロくすぐります。
木のうつわを多めに取り入れるとあたたかな印象の食卓に。
木や塗りの色はご家庭ごとにいろいろあるので
軽やかすぎたり重たすぎたりしないように
ほかのうつわとの相性を見て選ぶとたのしいですね。
菓子皿や茶托として鎮座している木のうつわ
ふだん器にもぜひどんどん使われてくださいね!
画像のなかでお取り扱いのあるもの
◇山中塗銘々皿 クロ・朱
直径約15センチ 2,160円(税込)
◇山中塗 椀
時季により入荷の椀は変わります。
国産木の4,000円以内のものを選んでいます。
気になられる方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
お待ちしております。
TEL / FAX 096-283-1030
mail : info@tsukimachi.net
tsukimaci 店主 平島さんの自己紹介
熊本出身。
熊本城まですぐそこ、に住んでいます。
tsukimachi(2006年開店)店主。
熊本の中心部にある木々と石畳の通り「並木坂」にあるちいさなお店です。
卒業後、某エアライン業務を経て専業主婦に。
数年の後、別世界の扉をド素人でこじ開け、おかげさまで今日に至ります。
やっとこさ店主らしくなってまいりました。
30代は脳もからだも忙しく迷う迷う日々でしたが、まぁどうにかなりました。 笑
そして、2014秋 40歳になりました!
まさしく!さて、どうなる?どうする?です
と、言っていましたが
どうもしません。
どうもなりません。
わたしはわたしなまんまのようです。
tsukimachiのサイトはこちら→ ★
小関祥子
うわーい、木の器! 大好きです。うちにもあります。
そしてやっぱり、選ぶものがひらしまさんっぽいですね。
お手持ちのものをならべたときに、
まとっている空気が似ているなと感じます。
これを見ていたら、だいぶ前、両親と妹が北陸を旅行したときの
お土産にともらった塗りの菓子皿、
何かよい使い方ができそうです。
tsukimachi Post author
小関さん
小関はーんコメントありがとうございます!
木のうつわ、小関さんもお好きそう!
あら、わたしっぽい?(よくわからんけど若干テレル)
自分からはわからないけれど、わたしっぽさが器にも出るでしょうね。
北陸土産の塗り皿!
よさそう!
使わにゃもったいないです!
あつあつ天ぷら、とかを避ければなんでもコイですよ。
白和えとか、ちょっとお寿司とか可愛くなるはずです。
たのしんでくださーい♪