Posted on by カリーナ
億劫は、クセモノ。放っておくと次の億劫を連れてきて「重たげな悩み」になる。
今朝、洗濯物を干しながら「あー。なんか、疲れたなあ」と自分の人生全般に苦悩を感じるような気分になりましたが、冷静になって考えてみたら、単に、この記事を書くのが億劫だったのでした。
なんで億劫だったかというと、ウェブマガジンとブログの両方であわせて週3回更新するはずが、先週は2回しかできず、もう、それだけで「書いて公開する」ことへの敷居が高くなっていたのです。
そういう具合に洗濯物を干しながら、ふと思いました。わたしがしばしば感じる憂鬱のかなりの部分を「億劫」が占めているんじゃないかと。
億劫。
いま、ネットで調べたら、
「劫」はサンスクリット語。古代インドにおいて最長の時間の単位を意味する。100年に一度、天女が高い岩山に舞い降りてきて羽衣で山の頂上を撫で、その摩擦で岩山が消滅するまでが「一劫」。その一億倍が「億劫」。
と書いてありました。億劫、由緒ある言葉だったんだな。しかも、宇宙規模の時間。
わたしは、わりに頻繁に「人生全般を悩んでいるような気分」になってしまいますが、それってどうなんだろう。その気分、クセモノ。
億劫は、放っておくと次の億劫を連れてくるからやっかいですよね。いくつもの億劫が重なると、なんとなく「重たい抽象性」に変わる。その「重さと抽象性」が人生全般の悩みをイメージさせる。そして、深くため息をつくことになるのです。
そういうわけで危うく悩み多き一週間をはじめるところでしたが、このウェブマガジンのおかげで定時に記事が公開できました。億劫との試合に、ひとつ勝ち星。やれば、できる子。
あ き ら
おお!まさに!
重くて日がなソファーから起き上がれなかったりしますが、敵はそこにいたのか!!
爽子
_φ(・_・メモいたしました。
億劫は、とーーーっても、おおきな宇宙規模の言葉だったんですね。
ことしは秋が長いですね。
12月なのに、気分は秋。
時間は粛々と刻んでいるのに、自覚なく、長々とちゅうぶらりんな気分で居続けました。
秋頃から何かにつけて億劫だったんですよね。
こういう言葉に出会うだけで、何かスイッチ入った気分がします。
ちゃっちゃ〜〜と換気扇二つ洗いました。雑に。
ザッと頻回に洗うと、何回目かで、綺麗になります。
動き出すと、ちょっとだけはずみがついて、反動みたいに、労力より多く動けてる気がします。
はしーば
天女の羽衣で撫でてもらったら、いっそ弾みがつきそうなもんですが、現代の億劫は本来の意味とは違う使い方なのでしょうね。
オバフォー、オバフィフと歳を重ねる毎に厄介な億劫オバケが背中にどっさ、どっさとおぶさってきますから〜。