Posted on 2016年1月7日 by つまみ

ゾロメ日記㉜　年またぎの人生はＲｅだ　

※「ゾロメ女」の由来と、なぜ「帰って来たりしているか」の理由はこちらです。　⇒　★　

◆１２月３０日　リフォーム

わが家は現在、断捨離モードだ。
１０代までに１０回以上の引っ越しをし、物心ついたときから「大掃除＝引っ越し」だった私は、どうも「引っ越しでもない限り、本腰を入れた大掃除などしない」という誤った人生観を形成してしまったらしい。結婚して今の家に住んでほぼ３０年、私以上に人生の辞書に大掃除という文字のない夫との部屋は、気がつけば「必要物と不要物のミルフィーユ状態」と化していた。

これはやはりマズいだろう、と思い立ったのがふた月ほど前で、着手したのがひと月前のこと。すぐに「こりゃー捨てて掃除するだけじゃダメだ。部屋の床を張替えるしかない」となり、１２畳のジュウタン敷きをフローリングにすることにした。お金をかけたくないのでDIY。そして今日、ようやく見える場所全部（１０畳分ぐらい）が終わった。

こんな感じの床になりました。日当たりがあまりよくないので明るめをセレクト。特別出演の人のことは気にせんといてください。

思えば長い道のりであった。部屋の荷物を部屋内の空きスペースや隣室に移動しながらの作業である。張替えは全面的に夫だが、私も二重のマスクと腰ベルトを装着し、ハンディ掃除機片手に右往左往する日々だった。

ジュウタンとその下の緩衝材的フェルトを剥がした後、あらたに張る下地の防音クッションシートと、床デコという床材はネットで購入したが、やれ下地用の両面テープが足りない、ケーブルや延長コードが必要、やっぱりコーキング剤を入れないと、と夫はホームセンターに足繁く通うことに。イレギュラーな形の部屋なので張替え作業も不測の事態がいろいろあり、特に端の部分は何度もやり直していた。

でも、その甲斐あって、フローリングに生まれ変わった部屋は新鮮。３０年ぶりに引っ越しをしたみたいで、部屋にいるのが楽しい。忙しいこの時期に、長らく開きもしなかったインテリア雑誌を見ちゃったりしている。

・・あ、そういえば年賀はがきをまだ買っていなかった。

部屋奥から私のスペースを見る。床を変えたせいで壁の汚さが目立つようになったので、姑息にも布でごまかす。

◆１２月３１日　リベンジ

今年も手間のかかるおせち料理は作らない。栗きんとんとナマスと卵焼きぐらい。あとは、いつもより大きめを購入した海老２０匹を全部フライにし、大量のポテトサラダ（粒マスタードを通常より多めに投入）を作った。これと、出来合いの伊達巻と手抜きお雑煮で、正月２日ぐらいまでは持たせたいという魂胆。

紅白は最後の２組しか見なかった。ここ数年の高橋真梨子はいい感じだ。今回も、初々しさと自信が同時に醸し出され麗しかった。森進一は今年で紅白卒業とか。「おふくろさん」を熱唱して、最後に「おかーさーん！！」と叫んでた。そこは「おふくろさーん！」じゃないんかい！と思う。トリのふたりは軽く流し（ナニサマ！？）テレビ東京へGO！

毎年またぎのお楽しみ、「東急ジルベスターコンサート」。今年はラヴェルの「ボレロ」。ボレロといえば、私はサラエボ冬季オリンピックでのイギリスのトービル・ディーン組のアイスダンスを思い出す。圧巻の演技で、世界中が「ハマった」感じだった。その証拠に、彼らはエキシビジョンも「ボレロ」だった。

今回は、伝説のバレエダンサー、シルヴィ・ギエムが踊る「ボレロ」だ。