ポケモンGOはGOできるのか?
ポケモンGOである。
ポケモン世代ではないけれど、試しにやってみるとやっぱりおもしろい。普段歩いている街の中にポケモンが現れる、という設定だけでワクワクする。
普通に歩いてると、スマホが振動してポケモンが現れたことを教えてくれる。画面を見ると自分のすぐ横にポケモンがいる。そいつに向かって画面の中でモンスターボールを投げると、ポケモンを捕まえることができる。
街の所々にスポットがあり、そこでアイテムをゲットできたり、モンスターのトレーニングをすることができる。
そりゃ、世界中で若いのが夢中になるわな、と思う。そう思って周囲を見渡すと、あっちでもこっちでも猫も杓子もポケモンGOである。
これはあれだな、早晩、サービスの範囲が限定されたり、最悪サービスが打ち切られるな、と思う。
だって、サービスが始まったとたんに交通事故に遭う奴、熊に襲われそうになる奴、被災地の立ち入り禁止区域に入ろうとする奴、なんかしらんけど暴力事件を起こす奴…。アホちゃうかと思うほどのアホアホパレードである。
こりゃ、子どもの味方任天堂としては、黙っちゃいられない。というか、子どもの健康優先で対応策を発表するしかない。
もしかしたら、「秋葉原全体をポケモンエリアとします」みたいな感じでドッグランならぬ「ポケモンラン」としてポケモンマスターたちに広く公開するという手に出るかもしれない。
ゲームは没入感が命である。が、没入していると命が危ない。だったら、安全なエリアを作って没入してもらうしかない。
いやもう、技術が進むと、大変な状況が生まれますね。生まれるけれど、いくら危ないからって、おもしろいモンはおもしろいから、ただそれを打ち切っておしまいという訳にはいきますまい。
「いい歳こいた大人が夜な夜な公園に集まって、バーチャルなモンスターを集めて喜んでるなんて、おぞましい」という意見もわかるし、「このゲームのおかげで部屋から出てきた引きこもりがいる。つまり個のゲームには大きな可能性があるんです」という意見にも賛成だ。
ただ、どっちもわかるだけに、なんとかバランスをとってほしいというのが本音。今のままだと、昼間、とても安全なところで、ポケモンGOをやっていても「おぞましい奴らの仲間」というレッテルを貼られてしまうのがオチだ。
とりあえず、僕が編み出した「ポケモンGOをやっていないように見せる画期的な技」をメソッドとして確立することと、任天堂の迅速で的確な対応を待ちたいところである。
植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
ネコのマロンとは?→★
「ネコのマロン」販売サイト
https://store.line.me/stickershop/product/1150262/ja
クリエイターズスタンプのところで、検索した方がはやいかも。
そして、こちらが「ネコのマロン、参院選に立つ。」のサイト
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植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在、神楽坂にあるオフィス★イサナのクリエイティブディレクター、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。
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アメちゃん
おはようございます!
私はスマートフォンを持たないし、ゲームもしないのでアレなんですけど
このゲームの利用規約によると
ゲームで遊んでるユーザーの位置情報を
胴元(って言えばいいのかな?)が収集・保存するらしいのと
あと、キャラクターが現れた場所を撮影したりするんですよね、、。ちがいましたっけ?
「グーグルストリートビューの車が網羅できなかったところを
このゲームユーザーがやってあげてる」って、指摘してた方がいたんですけど
私もたんなるゲームじゃない気がしますねぇ。ま、妄想ですけど。
それよりuematsuさん。
ゲームに没頭して、うっかり女子トイレに入り込まないようお気をつけ下さいね。
uematsu Post author
アメちゃんさん
言われてますね、胴元の件。
いま、どんなネットサービスも、サービス提供の見返りに、情報収集っていうのが当たり前ですからね。
怖い話です。
でも、情報をとりすぎて、全く取らないのと同じ状況になるってことはないですかね?(笑)。