全てはZoomのせい:白菜の手抜き煮
歯医者に行きました。
クリーニングをしてもらった後「歯間ブラシの使い方を説明しますね」と手鏡を渡されました。
曲がりなりにもクッションファンデーションぐらいは軽く叩いて出かけてきたはずなのに、なんともくすんだ顔のおばさんが映っています。
ん? これは誰?
翌朝、いつもはちゃちゃっと顔を洗って終わらせるところですが、なぜかしっかりと鏡の中を覗き込んでみました。
クッションファンデすら塗っていない寝起きの顔には更にくすんだ靄がかかっています。
あ? これは誰?!
主に目の下にもやもやっと広がる斑点。
これが10代だったらそばかすと呼んで可愛いイメージにもできるのでしょうに、58歳ともなれば、これはまごうことなく「シミ」。
いや、シミがあるのは知っていました。全く無いなんてこれっぽっちも思ってはいなかったけれど、それにしたって私ってこんなにシミシミだった?
(歯医者で手鏡を見た時は、使っていました)
こんなことを言うと「お前はそんなに自分の顔を見ないのか?」という声がどこからか飛んできそうですね。確かに、正直、顔を洗う時やお化粧をする時も、手鏡をのぞき込むほどの近い距離で眺めることはなく、見たくないものに焦点が合わないようにしてきたような気がします。
自分の顔を最もしっかりと見るのは、仕事でリモートレッスンをする時やポッドキャスト「That’s Dance!」の録音の際に使うZoomの画面くらいでした。
使ったことがある方ならご存じかと思いますが、Zoomには「外見を補正する」という機能があります。これをオンにすると美肌補正がかかって、まるでプロにメイクをしてもらったような美肌になるのです。あくまでも画面上では。(ちなみに、Zoomにはすっぴんの顔に眉毛や口紅を描き足してくれる機能もあります)
私はもちろんこの機能をオンにしていますし、なんなら効果を最大に設定しています。
1日に何度もZoomを使う私は、1日に何度もその画面で自分の顔を見るわけです。最大限に美肌補正された自分の顔を。そりゃあ、それが真実だと信じたい。いや、もはや信じている。ところが歯医者の手鏡や洗面所の鏡に映った「本当の」私ときたら…。そりゃあ驚くわ。
だから、これは誰なのよ?!
私か。
そう、全てはZoomのせい。
画面上では完膚なきまでに私の顔のシミを消し、まるでそこにそんなものは無いと私に信じ込ませたZoomが悪い。
とはいえ、今そこにあるシミはもはやどうにも出来ず、これを上手に隠すことと、新たなるものを増やさないことに全力を注ぐことが先決なのですが、それでもあえてこれだけは言っておきましょう。
補正されたZoomの中の自分を信じるな!!
というわけで、たまたま行った歯医者で、いかに自分がスキンケアの手を抜いてきたかを痛感したわけですが、今日ご紹介する一品も、ある意味究極の手抜き料理です。
新鮮な白菜、わわ菜が手に入ったので白菜のクリーム煮を作ろうと、牛乳と生クリームを買いに出かけたのに、その2つを買わずに帰ってくるという失態を演じてしまった私。とはいえ店に戻るのも面倒。では中華風のうま煮にしようと思ったものの鶏がらスープの素も切らしていて、あるものでなんとかできないかと作ってみたのが『白菜の手抜き煮』(ネーミング!)です。
白菜の手抜き煮
- 白菜の葉を必要な枚数はがし、さっと洗って水気を切ります。
縦1/2に切ってから5センチくらいにざくざくとカットしてください。 - ベーコンはお好みの大きさにカット。私は大きめの方が食べでがあって好きなので、長いものなら1/6、短いものなら1/4に切ります。
- やや深さのあるフライパンにごま油をひいて火にかけ、まずベーコンを炒めます。
- ベーコンの香りが立ってきたら白菜をく加えて炒め合わせます。
- 全体に油がなじんだら、水、酒、粉末もしくは固形のブイヨンを加えてしばらく煮ます。
- 白菜の芯の部分が柔らかくなったら味を見て、薄ければ塩を加えて調整。味が整ったら水溶き片栗粉を加え、とろみがつくまでしっかりと過熱をしたら出来上がりです。
料理の手抜きは結果が良ければOKですが、お肌のケアは手を抜いたらこのザマですよ。しつこいようですが、Zoomの美肌は信じるなよ!
ミカスでした。
あまから
私はzoomには縁がなく、加工した事もないのですが、若い子達は写真加工が当たり前になってるみたいですね。肌もそうですが、頭身がすごい事になっててビックリします苦笑。
歳を取ると、色々手間暇かかるなあと実感してます。ちなみに現在、老人性イボを取るために皮膚科に通院中。もう自分でもガックリきます…が、仕方ないですね。シミは9年前に医療レーザーで取りましたが、また少し出てきました。還暦になったら記念に行こうかな〜と思ってます。あと5年、何とかお手入れを頑張って踏ん張ります笑
ミカス Post author
あまからさん
Zoomの加工力、すごいですよ。お肌の修正だけではなく、眉毛を描いたり口紅の色も付けてくれます。もし機会があればぜひお試しください。
レーザーか。小さなシミが点々と広がる私の場合いくらかかることやら、です。
Netflix何年分よ?と考えてしまうテレビっ子の私です。