似て非なるもの:かぼちゃのスープ
前回のこの記事に書きましたが、打てば響くケアマネさんに導いていただいて父のショートステイの利用契約をしました。そして、早速利用することになりました。いつもは10時に予約が入る母の物忘れ外来の診察が、今月に限ってなぜか9時半。これでは父のデイサービスのお迎えよりも早く家を出なければならないぞ!ということで、その日の前日から1泊してもらうことになりました。
さて、準備をしなければということで、施設からいただいた持ち物リストを見ると「持ち物には必ず名前を書いてください」とあります。デイサービスに行く場合もそうなので、「そりゃあそうだよな」と、足りなくなってきたお名前シールをAmazonで注文しました。
前回の記事にコメントしてくださったゆのみさんも書いていらっしゃいましたが、全ての持ち物に名前を付けるというのはなかなかの作業です。
お名前シールをアイロンで貼りつけたり、油性ペンで書いたり、それを幾度となく続けながらふと思います。
「まるで保育園に子供を送り出す準備みたいだな」
持ち物に名前を記入することも、ドラッグストアでリハビリパンツ(紙おむつ)を買うことも、まるで子育てのそれのようです。現に「介護と子育ては似ている」と言う人もいます。
でもね、やっぱり介護と子育ては違う。似て非なるものです。
どっちが楽だの大変だのと順位をつけるつもりはありません。ただ、結果的に経験することなかった子育てと似た作業を、「介護だとこんなふうに重い気持ちになるのか」と思いながら黙々とこなすのはそこそこの(ゆのみさんの表現をお借りすれば)試練です。
ああ、なんとか介護にも、先の希望やら光やらを見出すことはできないものでしょうかね。
さて、今日ご紹介するのは「かぼちゃのスープ」です。先日、自治会費の集金に回っていたらとあるお宅で庭でとれた「すくなかぼちゃ」とやらをいただきました。まるで瓢箪のように長細いかぼちゃです。2/3を煮物に、1/3をスープにしてみました。炒め玉ねぎを入れてもコクが出て美味しいと思いますが、今回はかぼちゃの味を活かすために使う素材はかぼちゃのみ。ブレンダーやミキサーが無い方は、ちょと手間ですが裏ごしでも作れます。
かぼちゃのスープ
- かぼちゃを適当な大きさにカットして、皮をむきます。
かぼちゃを切る時、皮をむく時、とにかく指を怪我しないように十分に気を付けてくださいね。 - 鍋にかぼちゃを入れ、ひたひたの水とコンソメ(キューブ・顆粒どちらでもOK)を加えて中火にかけます。
- 火が通りやすいように蓋をして、かぼちゃが柔らかくなるまで加熱します。
- かぼちゃに火が通って柔らかくなったら、汁ごとブレンダーかミキサーで撹拌します。
ミキサーを使う場合は、粗熱を取ってから撹拌するようにしてください。熱々のままミキサーにかけると爆発することがあります。 - 完全に撹拌出来たら、牛乳、塩、胡椒を加えて再度加熱します。
- 仕上げに生クリームを加えて混ぜ合わせたら出来上がりです。
ただの愚痴のような記事になってしまいました。申し訳ない。お詫びにと言っては何ですが、前回も書いたように皆さんの愚痴や不安は常時聞きますよ。この記事のコメント欄に書き込んでいただいてもいいですし、このフォームから送って頂いても結構です。抱え込むのは心にも体にも毒ですよ。
ミカスでした。