ちぐはぐな思い
関東は梅雨明けしました。マメオ君はすぐにエアコンを切ってしまうのでこの時期はいつも以上に心配です。セミも鳴きヒマワリも咲き本格的な夏です!
さて少し前に何度か書いた実家の家問題ですが、結局今の家に住むということになりました。あんなに「この家にお金をかけるなんてお金を捨てるようなもの」と言っていた母ですが今住んでいる場所の売却価格の見積もりがあまりにも自分の想定よりも低い。実際にマンションをみてみると「この狭い空間で過ごすのはいやだ」ということで「やっぱり自分は古くてもこの家のこの空間が好き」ということで当面の間は今の家でそのまま住むことに決定したそうです。物件好きのわたしとしたは色々と検索したり不動産会社に連絡したりとそれなりに動き、今よりもっと便利な場所でなるべくバリアフリーな生活の方がいいのでは?と思っていたのですが仕方ありません。
頭はしっかりしている母ですが最近は歩くことがだいぶ辛そうなので福祉用具を活用してもらいたいから介護認定受けてほしいとお願いし、渋々承諾してくれました。先週その認定員の訪問があったので実家に行ってきました。介護認定と言う言葉に良いイメージを持っていない母は始まる前から「わたしはデイサービスとかは一切利用しませんよ」「あういうところは1日何もしないでただ外見てるんでしょ」と捨て台詞?
母の周りには介護施設を利用している人もほぼいないし、自分自身が家族のために介護サービスを利用したこともないのでとにかく悪いイメージばかり、その上介護施設で食事サービス関係の仕事をしている弟が「みんな毎日ただ窓の外を眺めている。」とかいうので介護サービスに対して悪いイメージしかありません。
認定員の方が「どうして認定受けようと思ったのですか」と聞くと「娘が受けろというので・・・」そこでわたしは「まだ元気だけど歩行するのが辛そうなのでもっと元気に外にでてもらうために歩行器とかレンタルできたらいいな。と思ってます」というと認定員も「そうですよね。元気に生活するためにも利用できるものは利用しましょう」と言ってくださいました。頭はしっかりしているものの耳がかなり遠い母は質問を聞き取ることが大変でしたが質問の内容からすれば母にとっては「なんでこんなこと聞くの」みたいな内容だったと思います。
「随分項目多いのね・・・」と言いながらも無事終了。まあ要介護になることはないだろうけど要支援になれば福祉用具をレンタルしたいとわたしは思っているのだがこれもまた契約とか面倒だし嫌がりそうな予感が・・・おまけに「あなたが色々気にしてくれるは嬉しいけどなんか介護認定とかせかされるとこの先短いみたいで・・・」とつぶやく、頭のさえている高齢者にとっては屈辱的なものらしい。ケアマネさんにそんな話しをしたら「わたしが立ち会った方で俺をバカにしているのかと怒鳴った人がいました」と言う話しがあった。
わたしは旦那の介護サービスを利用しているし旦那のご両親も介護サービスを利用。家族以外に頼れる場所がありとても感謝している。今の介護保険そのものには多くの問題があるとは思うが認定の仕方とかサービスの利用方法とかもっと改善して誰でも利用しやすくしてほしい。高い介護保険料をはらっているんだから医療保険みたいにもっと使いやすくしてほしいですね。全て自分から動かない限り利用することは難しいし、これからは独居の人も増えるし問題は山積みですね。
今回のことも家のこともわたしが色々と動いていたら母に「もっとT(弟)にもやらせるからあなたは忙しいだからそんなに動かなくていいよ」と言われた。母なりにわたしのことを心配してくれているのはわかるが弟は仕事仕事でほぼ家にいない。わたしは休みやすい職場環境だし何よりも色々と心配かけた母にできることはやってあげたいと思っている。結局はお互いのことを心配しているのはわかっているのですがなかなか思いは通じないな・・・と感じました。
それとは真逆?マメオ君の子供たちにはもっと親父のことを気にかけてほしいのに連絡すらない。マメオ君にもわたしにだけ頼らずもう少し自分から子供に連絡する方法考えるとかしてほしいし、わたしが実家に行くことももっと認めてほしい。自分自身も大切にしたいからやりたいこと頑張っているけど、娘であり母であり妻であるわたしの今の比率は妻が半分くらい?いやそれ以上か?もっと娘の時間と自分の時間を増やしたいのに難しい。わたしは介護しながらも自分のやるたいこともやっているとは思うけどもう少しだけ誰かがちょっと気遣ってくれれば気持ちも楽になる。
家族の思いはちぐはぐだがそれぞれの人生はまだまだ続く。時々でいいからちょっと他の人のことも考えてみることも必要では・・・と面と向かって言えないのでわたしの心の叫び?として残しておこう(笑)