倒れてから5年半、不安は常につきまとう
立秋も過ぎましたが本当に毎日暑いです。最近は外仕事をした日の夜は早々に寝落ちしてしまします。体力には自信あったけどさすがに衰えを感じて無理しないようにしています。
さてマメオ君が倒れてから5年半が過ぎました。急性期病院に約1か月、リハビリ病院に約5カ月入院してから自宅に戻り5年。退院後は急性期の時に入院していた病院の脳外科に通うようになりました。最初は3ヵ月おきぐらいに通っていましたが3年目ぐらいに「もう1年に1回でいいでしょう」ということになり日頃のお薬は近くの内科に行き処方してもらい、1年に1回だけ MRIを撮るようになりました。
先日、その年に1回の通院日でした。MRIの結果は今のところ特に異常がないとのことでホッと一安心。そうすると「もうこれからは毎年MRIを撮らなくてもいいでしょう」「えっそうなんですか?1年に1回ぐらい撮ってもらえると安心なんですが・・・」というわたしの横でマメオ君も頷いている。すると「これからは血圧管理とかを引き続きしっかりやってもらい2,3年したらまた撮りましょう。毎年やることにあまり意味はないし、状態が落ちついた方には皆さんそうしてもらっていますから」と言われました。
この病院はこのあたりでは一番大きな病院でとても混んでいる。マメオ君は腎臓内科にもかかっているので今回も半日以上かかった。病院としてもかかりつけ医を推奨しているのでこれもしかたないのかもしれない。でもやっぱり不安である。MRIを撮ったからといってどうなることではないかもしれない。確かに血圧管理をしっかりやっておけば大丈夫なのかもしれない。
でも脳は不思議だし何かあってからでは遅い。マメオ君は脳出血の1年前に脳梗塞が発見されているがこの時だって「ちょっといつもと口の動きが違う」と訴え念のために撮ったMRIで脳梗塞が発見された。しかも多発性だった。脳梗塞は再発のリスクが高い。何かあったらいつでも来てください。と病院は言うがこの病院では1年以上診察を受けていない場合はまた紹介状が必要となる。もし何かあって救急車を呼んでもしばらくかかっていなければ他の病院に行かされる場合も増えるかもしれない。心配性で痛みに弱いマメオ君。失語症もあるしもし具合悪くてもどれくらい悪いのかわかりにくい。だから年に一度MRIを撮ってもらい画像で診断してもらえることは本人にも家族にも安心できる要因だったのです。
毎年やっても意味ないと言われてしまったのでそれ以上は何も言いませんでした。日頃薬を処方してもらっている近くの内科のドクターは失語症と認知症は同じようなものというようなドクター。本当に近いし便利ではあるが脳卒中の後遺症などに理解あるとはとても思えない。何かあれば総合病院とも連携はとれているし、また違う病院を探すのも大変なので今後もここに通うことにはなるのだろう。
確かに人生100年時代、でも健康寿命は男女共平均は70代らしい。そう考えると多くの人が70代くらいからは病院に通いながら生活をしていると言っても過言ではないのかもしれない。昔に比べて病院に通う人も多いのかもしれない。マメオ君は50代半ばで倒れてしまいこのままずっと薬を飲み続けなければいけない。健康に不安を抱えているのはもちろんマメオ君だけではない。誰でも、自分やその家族には安心して生活してもらいたいから設備の整った病院にいきたいとか考えるわけです。かかりつけ医が大事なのもわかる。開業医だっていい病院もいっぱいある。でも一度大きな病気をすると何かあった時にすぐ対応してくれる病院がいいとか思う。また全ての病院が車椅子でいけるとも限らない。エレベータのない2階の病院もある。多機能トイレのない病院だってある。待合室が狭くて車椅子で介助者も一緒となると行きにくい場合もある。
長寿社会となった今、医療現場や介護現場にも限りはあります。多くの人が色々な心配事抱えながら生きていると思います。マメオ君の親族に愚痴をこぼすことはできなくてもわたしの周りには色々な話を聞いてくれる人がいっぱいいます。何かあったら一人で悩まずに・・・大切ですね。
暑いのは辛いけれどヒマワリの花は大好きです。別名を日輪草ともいうそうです。