面倒くさがり屋ハラスメント時代の到来&ショーワ乙女研究所のご案内
先週は、高齢化社会もなかなかいいんじゃないかというようなことを書きましたが、一つ心配なことがあります。それは、「面倒くささを利用した商法」が増えるんじゃないかということです。
わたし、大丈夫か、この先。
たとえば、「au版iPhone購入者は注意!月額3,108円のオプションを強制加入させられる」に書かれているようなこと。これは、もう「面倒くさがり屋ハラスメント」ですよー。わたしも娘のインフォバーが壊れたのでiPhoneを買いに行ったのですがまっーーたく同じことを経験しましたもん。「明日以降、解約してください」と言われるんですよね。「あれ?なぜ、オプション不要という選択ができないんですか」と言うと「すみません、できないんですよー」と感じのいい親切な店員さんが申し訳なさそうに答えます。
オプションのなかには翌日すぐに電話で解約できるものもあれば、ネットか店頭でしかできないものもあり、なかなか面倒です。なんとか解約しましたが、「これは挫折者が出るな」と思いました。「面倒だからいいやの人」がゾクゾクと生まれ、そこから毎月、ザクザクとお金が入るシステム。有料メルマガや有料動画サイトなんかで「申し込んでみたももの、もう見なくなっているのに、どこから解約するのかわからないし、パスワードもどっかに行っちゃったから何年も
月315円払っている」のと似ていますね。(クレジット契約などしようものなら、毎月、引き落とされて、ああ!)
年をとると新しいサービスにもろもろ消極的になるじゃないですか。「自分の知らない最新テクノロジーが世の中にはたくさん生まれているから、恥をかきそうだ。店員さんが何を言っているかもよくわからんし、もう、そこらへんには触れないでおこう。言われたとおりにしておいた方がいい」という意識が生まれそうです。「プライド」と「面倒くささ」という人間本性の最強かつ最悪タッグ!わたしもきっとそうなると思うなあ。
そういうところをちゃっかり利用する「オプション商法」、面倒くささに負けて放置する「解約ハードル多重化商法」、高価じゃないからいいやと放置する「少額ずつ何年も課金しつづける商法」…。いやだなあ。auのオプション強制加入商法には、こういう事情もあるそうです。ビジネスモデルの限界なんですね。事態は深刻です。
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<いどばた。>「おひとりさま」はどこまで平気?のコメント欄が賑わっています。こんなふうに「いろんな感じ方の人が、考えや意見を言いやすい場」っていいですね。うれしいです。
それから、それから。今週の土曜日から、これまた、とってもキュートなコンテンツがスタートするんですよ!その名は、ショーワ乙女研究所 〜懐かしの身の回り化粧品〜 昭和40年生まれの女子が、当時、憧れて、使いたくて仕方のなかった懐かしの化粧品たち・・・。レトロな味わいのイラストとともに紹介してくださるのは、あのハラミさん。ハラミさん、引き出し多いな(笑)。
毎月1回第4土曜日の更新です。これ、ほんとにお楽しみになさってくださいね♪それにしても「行きはよいよい、帰りは恐い」商法は、ほんとダメです。信頼関係の基本を損なってる。
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みもり
こんにちは。あの商法には困りものです…。
面倒極まりないですよね。
「ショーワ乙女研究所 〜懐かしの身の回り化粧品〜」
楽しみにしています!
化粧品は、CMと共に、新商品が出るたびに買っておりましたので
懐かしさにむせび泣くかと思います。
サヴァラン
ああ、まさに。先日実家で「携帯モンダイ」が勃発したばかりです。母の携帯の電池がダメになり、機種が古くて対応する電池が入手不可に。母はこれを機にスマホに変えると言い、父はそれは無駄だからとわたしに代案がないかを聞いてきました。母はこういう場合、さっさと白黒つけたいタイプで、父はあーだこーだとうるさいタイプ。父はわたしを相手に、電池のストック期間が短すぎることや、携帯やスマホの契約の複雑すぎる点、ユーザーの利便性への配慮の無さなどを延々講釈し、「まったくこのやり方はおかしい」と鼻息荒く電話を切りました。いやー、わたしにそれを言われても…。でもこの一件にはいろいろ考えさせられました。価格破壊とかデフレ経済の行く末。高度な技術革新とそれに対応しきれない高齢者の増加。日常のコミュニケーションから、「信頼」がそがれていく社会構造。。。耳の遠くなった父の相手をしなければならない代理店員さん、ごめんねー。そうそうそれから。父のあの憤慨は、「面倒くささ」と「プライド」を払しょくできない自分自身への憤りもオプションされてたなーと思いました。これから「お年寄り」をするのは思ってる以上にたいへんだぞ>自分。いやーそれにしても、昭和への懐かしさがふつふつと。。。
melon
カリーナ様、嬉しゅうございます。私が未だにケイタイなのは、おばちゃんだから使いこなせないわ~というのではなくて、私も息子がスマホを購入した時に同じことを思ったからです。
なんて面倒なんだ!!!と・・・。あっ、ここがおばちゃんですね(笑)
二年前の事なので今はどうか分かりませんが、Dではオプション不要の選択は出来るけど、2千円位の手数料を取られるんです。何もお手数かけてないのに支払わなくてはいけない事に納得いかず、仕方なくオプション契約して解約作業。1カ月後に解約と言われたので忘れないよう緊張しました(笑)
それでもスマホを持つ私に憧れもあって、それでは事前勉強をと思い、Dのサイトを見ると料金設定が複雑で分からない。どこがわからないのか分からない、という重症ぶりです。
料金設定を見ながら、いつの間にか利用明細書が来なくなっている事に気づきました。
今流行りのペーパーレス化でしょうか?
これも困りものです。地球には優しくても利用者には不親切だと思います。
クレジット会社から家族全員の利用料を一括で請求されるだけなので、誰がいくら使っているのかさっぱり分かりません。サイトには自分でネットに繋いで確認して下さいとあるので、一人一人に確認すれば良いのですが、ここでも面倒だなぁが発動し(笑)、毎月、未確認で流れてます。そんな細かい管理は出来ないし、したくないというのもあります。
紙の明細書が届けば、このオプションて何かしら?と気付く事が出来るけど、高齢者の方が毎月ネットに繋いで確認する事は少ないでしょうから、ずーーっと不要なオプションを支払い続ける事になるのではないかと。高齢者でなくとも、どうせ親が支払うからと子供が解約作業を面倒に思い放置すればそのままになりますね。
ケイタイ1円というのが出てきた時、何かおかしいと思いましたが、「オプション商法」まできてしまったのですね。販売している方も心苦しいのではないでしょうか。
そうそう、ケイタイショップの窓に貼られている、今なら最新機種「実質ゼロ円」というセールスコピーも気に入りません。
ちょっと出遅れですが、あまちゃんのあのセリフでしょうか?
わかる人だけわかればいい(笑)
アメちゃん
おはようございます。
私もauのinfobarを使っていました(ていうか、初代、2代目とinfobarしか携帯電話を使った事が無い)。
さすがにキーがバカになってきたので、先日買い替えたんですが
固定電話もパソコンも持ってる上、そもそも携帯電話をたいして使ってないし
スマートフォンだと月々の利用料が上がる、、と聞いて
「スマートフォンなんて要らないやーい!」と普通の携帯電話にしました。
きっとスマートフォンにしたら、私も理解不能(年齢の問題以前にお金のシステムに弱いので)だったと思います。
買い替えた時に、やはり「分割購入だと、実質コレぐらい割安になる」とか、
いろいろ説明してくれましたが、たしかに高齢者だと「なんとか理解しよう!」という意識さえブロックしてしまいそうです。
たしか、LINEユーザーのスマートフォンに入ってるアドレス全てが、LINE運営会社のサーバーに流れてると聞いたことがあります。
そういうコトがあのなが〜〜い規約に書かれてても、ほとんどの人が「めんどくさ」って
読んでないですもんね。
ああ、そうそう。
新しい携帯電話には簡易マニュアルしか付いてませんでした。
「詳しいマニュアルは、HPからダウンロードしてください」だそうです。
なんでかんでも「あとはWEBで!」というのは、やさしくないですよね。