高齢一人暮らしで犬を飼う利点を考えたら、ザクザク出てきた話。
暑い日が続いたからか、そのあとに長雨が続いたからか、単なる年齢の問題か、理由はよくわかりませんが、犬のスーがこのところ落ち着いて、お利口で、ますます可愛いので幸せです。「散歩、つら!」だった日々が嘘のように、「散歩、行きたい」「散歩、楽しみ」な日々。時々、見つめ合ってゆっくりと歩く幸せときたら、もう、誰かに分けてあげたいくらい。リード、ぷらん。気持ちも、ぷらん。目が合うたびに、「相棒よ」と心のなかで声をかけます。
わたしはまだ高齢者という年齢じゃないけれど、後期高齢者になっても、健康でさえあれば、そして死んだときや病気のときに安心して任せられる人がいれば、年をとってからの一人暮らしで犬を飼うのは、とってもいいと思うようになりました。もちろん、来る日も来る日も真面目に優しく世話を続けることが大前提だし、頻繁な旅行はあきらめるなどライフスタイルを変える必要がありますが、若い人より高齢者には、いくつも長所があるのです。
(1)早起きが得意。というか早起きしてしまう。←最大の長所!
(眠たいのをこらえるのでなく、自然に目が覚める。夏の涼しい早朝散歩もお茶の子さいさい)
(2)健康維持の面からウォーキングのモチベーションが高い。何なら毎日歩きたい。
(3)反応や行動が鈍くてゆったりしているから家の中が静か。犬を刺激しないため、落ち着いた犬に育ちやすい。
(4)散歩に行くと顔見知りに会い、一言二言、会話を交わす。
(5)「自分以外の世話をする」という心の張りが生まれる。家の中で話し相手になる(答えは返ってこないけど)。
(6)基本的に暇だから、余裕をもって散歩したり、いっしょに過ごしたりできる。
つまり、犬の好む「規則的生活」や犬に似た「単調さ」を、高齢者は、あらかじめ備えているのです。その生活は、「ほとんど老犬」ともいえる。それゆえに「犬と親和性が極めて高い」ともいえる。犬というとフリスビーを投げたり、アジリティをしたりと「活動性が高い」印象がありますが、飼ったことのある人ならわかると思いますが、そんな犬ばかりではないし、「たまに思いきり運動する」くらいなら「毎日、コツコツしっかり散歩する」ほうが犬のQOLは高まるのです。
のんびり、落ち着いた暮らしのなかで犬と呼吸やリズムを合わせる。これ、高齢者の得意技ですよ。年をとってから子犬から育てるのは大変だし、自分が先に死んじゃうかもしれないので、成犬を譲りうけるのはどうだろうか。保護施設のなかには、高齢者を「預かりさん」として犬を託し、何かあったら再び施設が引き取る試みをしているところもあるそうです。いいな、と思います。
いま、わたしは59歳、スーは3歳。これから何千回もいっしょに散歩して、いっしょに年をとっていくのが楽しみです。
今日は、プリ子さんの「日々是LOVE古着」が更新されています。「もう二の腕はいいことにする」賛成!ちなみにわたしは、ノースリーブから太い腕が出ているの、ほとんど気になりません。この記事のプリ子さんなんか、もう、出さなきゃ損のレベル!ゆっくりお読みくださーい。
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Jane
ここ掘れワンワン!大判小判がザックザク、というフレーズが浮かんだ写真とタイトルでした。