第5回:いよいよ発表!ベストマンガ!!
さて、いよいよみんなのベストマンガのお時間です。ここはもうね、思う存分語っていただいてかまいません。私も語るよ!では、権太さんからどうぞ!
いいのか?権太さんに好きに語らせて(笑)
いいんですかい?いっちゃうよ!
権太の暴走が始まる…
コレね、まあ凄く悩みましたよ。どれにするんだよー俺??的で三日三晩悩んで出したトップはやはりこれ!!
『スラムダンク』井上雄彦!!ぎゃー!!いったい何度読んだでしょうか(笑)きっかけはオットが単行本でがっつり持っていたから。
ここの中で好きなキャラクターはみんなです。誰も特別扱いできないーー!!
とにかく花道がだんだんバスケが上手になってくる過程が大好き。
安西先生が花道をメンバーに入れた理由もわかって来て、ストーリー的にはもう「なんもいえねー」な2000点満点ですわ。
山王との試合の最中、セリフがなくなって、読んでるこちらも息止めて読んでました。終わったとたん、「ぷはーー」な感じ。
もう、バスケの試合そのものを目の前で見ている感じ。リアリティはハンパないかな。ってこのレベルの本物の高校生の試合見たことはないんですが…。コレだけ完成された漫画描いちゃった井上雄彦氏、この後大変だっただろうなと思います。終わり方がもう完璧でした。
アンケートでは中島さんも『スラムダンク』を好きなマンガに挙げていて、ちょっと読みますね。
「『スラムダンク』の死闘山王戦での花道と流川。天敵同士による無意識の協力で勝利のブザービート。しんと静まり返った中、二人のハイタッチの音が鳴り響く!これには号泣させられました。あのカット割がもう素晴らしくてね〜」
そうそう、素晴らしすぎて、漫画だとは思えないッ。(意味わからんし(笑))
山王戦はね、心してよむべし。ああ!もっともっと語りたい!
ここに中島さんもいられればよかったのにー。
井上雄彦は『リアル』っていう車椅子バスケットのマンガもあって、これまた人生を考えさせられる一冊。
一年に一冊のペースで出ていたんだけど一昨年から新刊がでてません。途中なのでまだまだどうなるか判らないけどイマ一番読みたいのがこれ。
パラリンピックを見たいと思ったのもこの漫画のおかげです。
マンガをきっかけに知ったことって本当多いですよね。というかほとんどの知識はマンガから得ているといっても過言ではない(笑)
でね、まだまだ続くよ(笑)
次は『柔道部物語』(小林まこと)!
これもオットが持っていた単行本。オットが大学で柔道部だったこともあり、大笑いしながら読みました。
小林まこと氏は『1.2の三四郎』とか『What’s Michael?』で知っていたのだけど、これは全く知らずもう衝撃的でした!!もう、十五が成長していく過程が大好き。すこし三四郎のながれを引き継いでいる感もありだけど、これ読んで面白くない人はいないとおもうな。
『柔道部物語』!小林まことといえば、つい、『1・2の三四郎』を出しちゃうけど、これもすっごく面白かった!なにしろ、主人公の名前が三五十五(笑)。
とにかく、小林まことの武道・格闘技マンガはサイコー。本人が好きで好きでたまらなくて描いてるなあとわかるし、絵の体幹がしっかりしてるから、柔道とかプロレスを描くのが合ってるという物理的なことも意外に大きいと思う。技の迫力や躍動感が心地いいの。ムダな線がないから見やすいし。そして、ギャグのセンスがたまらん。小難しい笑いなんて木っ端微塵に粉砕されちゃうよね。
私は今でも、どっか身体が痛いと、三四郎が試合でとった必殺技「この足(or手)は自分のじゃない作戦!」を思い出しやろうとしますが難易度が高いです。あと、夫にお礼を言うときは、三四郎が志乃(恋人)にお礼を言おうとして、照れてありがとうを「あがとりい」と言ったのを、いまだにマネするときがあります。
夫は私よりマンガ全般のセリフをちゃんと覚えているので、躊躇なく使えて便利。
便利って(笑)
あと、少女マンガでは『永遠の野原』(逢坂みえこ)が大好きです。
恋愛と思春期の成長とかなにもかもがごちゃ混ぜになってて、心の中の甘酸っぱいこととか、苦々しいこと、悔しいことや後悔してることなど、感情起伏プラス登場人物の駆け引きだったり、意地をはってみたりなど 逢坂みえこ氏はそういうことを表現させるとピカ一の漫画家さんだと思います。
ああ!『永遠の野原』、全巻持ってました!あのマンガを読むと、そのあとの風景がなんだか違って見えたなあ。
あとねあとね、好きな漫画家だけでなく、プラス作品も言っちゃうぜーーー!!
まずは少女マンガ編ね!
清水玲子は全作品!だけど強いていえば『20XX』『WILD CATS』
吉田秋生『ラヴァーズキス』『夢見る頃を過ぎても』『河よりも長くゆるやかに』
吉田まゆみ『れもん白書』『ロコモーション』
名香智子『PARTNER』
青池保子『エロイカより愛をこめて』
一条ゆかり『天使のツラノカワ』『愛してるといってくれ』『恋のめまい愛の傷』etc…
くるねこ大和『くるねこ』
山本鈴美香『7つのエルドラド』
谷地恵美子『明日の王様』
坂田靖子『バジル氏の優雅な生活』
い、いかん、きりが無いのでもう止めるーー(笑)これでも必死に制御したの!許して!
たぶんこのまま行くと、権太さんだけで日が暮れます。
まちがいなく権太さんがいちばんのマンガ王だね。
うん、否定しない(笑)
しないんかい(笑)
高まる熱量…続く!!
※次回更新は10月2日(月)です。