ロシアよ愛をこめて~その3
我が家から100メートル位先にある川は地面よりも水面がかなり高い、
私はいわゆる「ゼロメートル以下!?地帯」に住んでいます。
だから週末から報道されている豪雨災害の様子も他人ごとではありません。
自然はいつも人智を超えてきます。
今はスペシャルな堤防に守られていますが、
この堤防が決壊しない可能性はゼロではなくて・・・。
どうか少しでも早く豪雨災害が落ち着かれますように・・・。
ロシア旅行の続きです。
古い団地で観光バスから降ろされた私たちは、
2グループに分かれて団地の中のお宅訪問です。
機能優先の大きい貨物用みたいなエレベーターに乗り、
訪問先お宅のブザーを鳴らすと、
ロシア人の奥様が笑顔で迎えてくれました。
「痩せてるー!」と思わず心の中でつぶやく私。
ロシアの女性って10代頃はそれはもう細くって、
でも中年期ころからどんどん成長するっていう勝手な先入感が・・・。
(ひとつだけお土産に買ったマトリョーシカ)
玄関からお宅の中に入ると程よく整理されていて、
飾られている家族写真に家庭の温かみを感じます。
案内されたリビングには現地在住の真面目そうな
40代位の2人の日本人女性が通訳のために来ていました。
テーブルの上にはお茶の準備が。ティーカップと一緒に
アンティークというよりはまだブロカント(古道具)な
サモワール(卓上湯沸かし器)も置かれていました。
自家製らしいジャムの大瓶の横には、日本にもあるような
大袋入りお得用風クッキーが2種類大皿に盛られて、
まるで自治会の集りのよう。
まずは紅茶をいただきながら訪問先の奥様の自己紹介からスタートです。
公務員共働き50代のご夫婦と中学生位の息子さんの3人暮らし。
続いて私たち日本人それぞれの自己紹介が終わると
「ダーチャで採ったスグリで作ったの」と奥様が言いながら、
紅茶に入れるようにとジャムの瓶をまわしてくれます。
「ダーチャはむかし国から支給された郊外の土地で、夏の間は
野菜などを作っている、夏の家のようなものです」とのこと。
そういえばモスクワ郊外の空港から市内にバスで移動していた時に、
やや小ぶりなお家と菜園や畑の多い地域がありました。
その後お茶やクッキーをいただき和やかな時間が過ぎてゆきましたが、
お茶をいただいている間、私は子供のころから約30年ずっと気になっていた
ロシアに関するある質問を奥様に聞く機会をうかがっていました。
すいません、あと1回続いてしまいます<(_ _)>