ロシアよ愛をこめて~4
仕事帰りの電車の中で、私の斜め前に立っていた東南アジア系の若い男性が
熱心にスマホでクリケットの動画を観ていました。
確かクリケットって競技時間が長いから、競技中にタイムはタイムでも
ティータイムがあるという・・・。
(元祖モグモグタイム♪)
ティータイムつながりで^^;
ロシアのお宅で「ティー」をいただいている間、
私は約40年ずっと気になっていたロシアに関する
ある質問を尋ねるチャンスを覗っていました。
その質問とは私が小学生のころに読んだ旧ソ連の児童書
「町からきた少女」に出てきたロシアの風習とお菓子について。
第二次世界大戦中のソ連を舞台に、
ドイツ軍の侵攻で家族を亡くし一人ぼっちで雪深い地方の村に逃げてきた
主人公の女の子が、保護された先の家族との関わりや
田舎での生活を通して、少しずつ元気を取り戻し
新しい家族との絆を結ぶ物語でした。
物語の中で特に印象的だったのが、雪はまだ残っているけれど
日の光が明るさを増し冬の終わりを感じ始めるころに、
昔からの風習で村の家々で「練り粉」で鳥の「雲雀」の形のお菓子を作る場面。
子供のころはもちろん、ネットで探してもわからなかった「練り粉で雲雀」
ずっと気になっていたこのお菓子のことを、
その国の人に聞けるチャンスが40年を経て巡ってきたのです!
お茶とお菓子をいただいて皆の口数が減ってきた頃、
思い切って奥様に聞いてみました。
すると奥様は「申し訳ないけれど私は「練り粉で雲雀」を知りません。
また現代のロシアにおいて昔からの多くの伝統的な風習が
忘れ去られていくことをとても残念に思っています」と
申し訳なさそうにでもとても真剣に答えてくれました。
(最後にみんなで記念写真)
国土の広さは日本の40数倍もあるらしいし。
冷静に考えみれば沖縄で秋田の「なまはげ」を尋ねるような^^;
ロシア旅行から10年が経ち、私も奥様の年齢に近づいてきましたが、
あんなにきちんとした返事をすることが出来るか自信がありません。
そしてロシアに関するものを見るたびに、私のつまらない質問にも
きちんと答えてくれた奥様を思い出し、
ロシアにかなり親しみを感じちゃってますよ、私。
ロシアの作戦勝ちか?やるな、ロシア。
(おリボンの赤い水玉は日の丸をイメージしたとか)
あっ、家庭訪問用のお土産はこちらの二つにしました。
通りすがり
冬の終わりの練り粉の雲雀、すてきだなぁと思って、検索してみました〜(^o^)
これでしょうか…?
https://www.atlasobscura.com/foods/zhavoronki-lark-buns-russian-easter
ゆみる Post author
通りすがりさん!
きっとこれです、これに違いないですよ(^o^)/
鳥肌が立ってます・・・。
ロシアの奥様もロシア正教ではクリスマスより復活祭を
盛大に祝うと話していました。
「larkにrussian-easter」ですものね。
通りすがりさん、本当にありがとうございました!
ブラボーです♪♪♪