古着ならではのお手入れ
古着はお手入れに迷うものが多いです。
70年代に多いポリエステルのものは、
あまり気にせず、
アクロンとかで手洗い→洗濯機で脱水、でいいけど、
シルクだと、もともと繊細だし、
古くて傷んでいる場合が多いから、
絶対にクリーニング。
かように、素材を判断するのがまず大事です。
厄介なのが、ビスコースという素材。
レーヨンの一種だそうで、レーヨンは水に弱いことで有名。
だからビスコースも水洗い厳禁なのです!
でも、古着だとタグが無いことがあるんですよーー
長年の使用で取れちゃったり、
ついてても見えなかったり。
だから、触って判断…
ほとんど鑑定士!
ちょっとざらっとしたものがビスコース、かな??
つるっとしてたらポリ、かな??
むず!
この記事で紹介した、やぶけたところを補修したワンピース、
多分、ビスコースをポリと勘違いして水洗いしたのが原因ではないかと(T T)
あと、古着屋さんならともかく、
個人の古着だとにおいが気になるものもあります。
ヤフオクで落札したら、むちゃくちゃ煙草くさかったことが!
モリハナエの素敵な柄だからなんとかしたいー
幸い、水に強いポリエステルだったので、
酸素系漂白剤をお湯で溶いて一晩漬け置きし、
そのあと洗濯したら無臭になりました!
以前紹介したおばは、ヘビースモーカーだったので、
服の大半はタバコ臭くて困りました。
でも面白いものが多いから、なんとかしたい、と悪戦苦闘。
ポリ以外は、まずクリーニングしてみたけど、ほとんどダメ。
で、酸素系漂白剤につけてみたら、見事に色落ち(T T) おおぅぅ
そう、古着は染料が発達していないため、
色落ちも多いのです。
じじょくみさんの祝宴に着ていったこの服は
じつは帰宅したら、脇が真っ青!!になってたんですよ。
こちらの素敵なアフリカンプリントのワンピース。
(なんか一個ぐらい外で本人が着てる画像を、と思ったら、
こんなんしかなかった。展示されている古い路面電車の中です…)
じつは、買ったときから、すでに色落ちした形跡がありました。
雨に降られちゃったりしたのかなあ?
水はダメでもクリーニングなら大丈夫でしょ、
と思ってクリーニング屋に持っていったら、
「ドライの溶剤でも色落ちするかもしれないからダメ」だって。
えーー。
水で色落ちするものって、
今までクリーニングに山のように出しちゃってたけどー?
仕方なく、汗がついたところはアルコールで拭きました。
真夏には着られないな…。
古着ならではの面倒だけど、
それすらも、楽しいっちゃ楽しい、ですかね(^^;)