はじめまして : じゃがいもを使わないポテトコロッケ
ハロー、ミランダ・カーです。
ココナッツオイルとチアシード食べて頑張ってまぁす!
嘘です。
エイプリルフールなので、ちょっとかましてみました。
はじめまして、ミカスです。
縁あって、「今日の料理 昨日の料理」という連載を書かせてもらうことになりました。
ここで「あら、オバフォーにお料理記事が登場ね。素敵なフォトとレシピに期待~」
と思われた皆さま・・・ごめんなさい。
残念ながらこの連載、シャレオツなクッキング記事とはちょっと、いや、だいぶ違います。
元来食べることが大好きな私は、作ることも大好き・・・でした。
料理教室で教わったメニューや自分で工夫した料理で
友人をささやかなランチに招いたりもしたものです。
ところが、2年ほど前、母に物忘れの徴候が見え始めたあたりから状況が変わりました。
段取りを考え、手順を整えて調理を進めることが少しずつ不得手になってきた母に代わり、
殊に炊事は私がやることになったのです。
独身主婦といったところでしょうか。
毎日自分の好きなように料理をすることができる。
こんなに楽しい毎日はない筈なのに、いつ頃からだったか、
楽しくなくなってきたのです、少しずつ少しずつ。
買い物行きたくないなぁ。
献立考えられない。
作るの面倒くさいよ〜。
ん?料理が面倒くさい?!
この私が?!
あんなに嬉々として「ワンプレートランチよ〜」なんて料理をしていた私が?!
そうです、気が向いた時にカフェの真似事のような料理を作ることと、
毎日繰り返される暮らしの食を作り続けることは全く以て違うことなのだと、
私は初めて気づいたのです。
50にしてやっとかよ、自分。
独身主婦を襲う炊事スランプ…。
いったいどうして抜け出したものか。
そんな時にこの連載のお話をいただきました。
私、おしゃれなレシピや素敵な写真をお見せすることは出来ませんよ。
オバフォーの皆さんは、それはそれでいいじゃないですか、と仰ってくださいました。
そうか…いいのか。
考えてみれば、食べるって生きるために絶対必要なことだものなぁ。
きれいごとだけでは済まされない、私たちの動物としての本能と絡みあっているもの。
決して離れることはできない。
だとしたら、世の中のオバフォー世代は、どんな立場であれ、食べること・作ることに日々一喜一憂しているはず。
大変だけど、楽しい。楽しいけれど、面倒。
そんな体験や気持ちを共有できたら、ちょっと楽しいかもしれない。ちょっと救われるかもしれない。
というわけで、これまで食べた・作ったものにまつわる閑話を綴りながら、
私が作った・食べたごく普通の物々を、ゆるーく紹介していこうと思います。
まかり間違ってこの「今日の料理 昨日の料理」が皆さんの食や暮らしのヒントになれば至福。
でもそれ以上に、あわよくば皆さんからたくさんのヒントをいただいちゃおうと目論んでいます。
どうか、双方向のお付き合いをよろしくお願いします!
というわけで、ごあいさつ代わりの”今日の料理”は、『我が家コロッケ』。
「コロッケが 食べたいの~♪」ってミランダ・カー(しつこい)も言ってるしね。
母方の曾祖母が考え出したこのレシピ。母方の伯母たちは皆、コロッケと言えばこの作り方です。
昨今、コンビニ、スーパーのお総菜、冷凍と、大抵のコロッケにはずれはありません。
だから、買っちゃってもいいんだけどね…たまには作ってみるのも悪くない。
ミカスの『我が家コロッケ』
『我が家コロッケ』の作り方(大雑把バージョン)
1. 豚ひき肉とみじん切りにした玉ねぎを、醤油と砂糖で煮ます。煮汁は後で使いますので、 2.フレーク状のマッシュポテトの素を戻します。じゃがいもでもいいのですが、 3. 1のひき肉&玉ねぎの水分を切って、2のポテトに混ぜ込みます。 4. 煮汁はまだたっぷりと鍋に残っていますね??実はここからがメイン。 5. さぁ、揚げたてのコロッケに特製ソースをかけて、心ゆくまで食べちゃって!
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ポイントは煮汁の味と量です。
リピートアフターミー、エブリワン。
「煮汁は濃い味たっぷりと!」
Photo by brizzle born and bred
グーッド!!
では、ここで1曲
それではまた次回お会いしましょう。
ミカスでした。
小関祥子
ミカスさーん! なんと地に足の着いた、繰り返し作られてきた力強いレシピであることか!
こういうのを読みたかったのです。コロッケいいなあ。マッシュポテトのもとを使うとこもぐっときますね。
毎日のごはんを作るの、ほんとにね……献立決めてくれよ…一品何か道に落ちててくれよ…と思うこともありますね。恵方巻とかちょっとバカにしててごめん! あれは1/365日の献立を考えずに済む、すばらしいシステムだったのね~。
これを読んでて、祖母が作るロールキャベツが甘辛いお醤油味で、最後に水溶き片栗粉でちょっとだけとろみをつけていたのを思い出しました。90過ぎて自分ひとりの食卓を切り盛りしている祖母、もう自分のためにロールキャベツを作ることはないんだろうな。
かわりに、今度作ってみようかな。
爽子
コロッケは家族が喜ぶので、よく作ります。めんどくさいけど、家で作ると美味しいものの1つですよね〜(^-^)
でも、わたし、画像のこのソースにやられました!
ジャガイモのフレークは、初体験ですが、やってみたい〜〜。
かなりたっぷり煮汁を作らないと!
肉じゃがコロッケ♪
ハフハフいけそうです。
ミカス Post author
祥子さん
ありがとうございます!
繰り返し作ってきたものなので、なんとも大雑把なレシピになってしまいました。
でも、味のさじ加減はその人・そのお家次第でいかようにも変わっていくのが家庭料理。
大さじ何杯とか細かいことは敢えて書かずに済ませました。(って言い訳)
そうか、行事食って、献立を考えずに済むお助けシステムでもあったのですね。
ありがたい。
家庭料理が、和食から洋食へ移り変わっていく時期に台所を切り盛りした世代のご婦人方は、
洋食にも自分なりの工夫をほどこして作りやすく・食べやすくしていたような気がします。
祥子さんのおばあさまも。
ぜひ今度ロールキャベツ作ってください、おばあさまのために。
ミカス Post author
爽子さん
コロッケ、美味しいけど面倒ですよね。
私は、フライ衣をつけるのがちょっと嫌い(笑)
マッシュポテトのフレークは便利ですよ。
コロッケ以外にも、肉料理の付け合わせなどにも使えます。
ぜひお試しください。
煮汁たっぷりですよ~!
いまねえ
はじめまして。コロッケ・メンチ大好き!
お肉屋さんの店頭に並んでいるのを見ると思わず買って歩き食いしたくなる@57歳です。
でもアラ60のフーフ二人だとなかなか手作りは面倒です。
コロッケなぞは揚げる前のジャガイモ団子状態で食べてしまうという。。
それにマッシュポテトの素って存在は知っていますが使ったことありません。
しかもひき肉と玉ねぎを濃い味付けで煮る!・・・おおお。。この手順に目を疑いました。
しかもその煮汁でソースを作る、これがまたごはんお代わり進みそうですねっ。
煮汁たっぷりというのがどの程度か??とにかくチャレンジしてみます。
ミカス Post author
いまねえさん
はじめまして!
コロッケって、なんであんなに魅惑的なのでしょうね。
ひょっとしたら好き嫌いがあるかもしれませんが、一度、マッシュポテトの素を試してみてください。
ジャガイモを使うよりは断然楽にできます。
煮汁たっぷり…うーむ、なんてご説明したらいいだろう。
例えば、先日作ったときは、マッシュポテトの素150g、中サイズの玉ねぎ1個&豚ひき肉300gだったのですが、
この量の玉ねぎ(みじん切り)とひき肉に対して煮汁が1,000ccくらいだったような気がします。
いい加減で申し訳ありません。
挑戦していただいて、いまねえさんの味を作り上げていただければうれしいです。
いまねえ
ミカスさま
・・遅ればせながら本日、作ってみました。
画像もupしてみましたが、雑な盛り付けで恥ずかしい。。
毎週日曜日の夜は単身赴任の連れ合いが持っていくおかずと
その日の夕食がかぶります。コロッケも連れ合いが持っていくように
小さめに数を作りました。ひき肉と玉ねぎを煮る匂いで
コロッケとは思わず、肉じゃがだと思ったそうです。
パン粉が余ったのでナスもフライにしてこのソースで食べました。
ミカス Post author
いまねえさん
コロッケ、お試しいただきありがとうございます。
そして、写真! うれしいです。
我が家でもこのコロッケは小さめに作ります。
小さめに作ってたくさん食べる(笑)
茄子のフライも美味しそうですね。
次にコロッケを作る時は、ソースを多めに作って他の揚げ物に使ってみます。
アイディアありがとうございます!