ミカス、カナダへ飛ぶ : せっかく来たんだもん
プレミアムに浮かれ、ニーナの晩餐に身震いし、
カナダ式朝ごはんでパワーを付けたミカス。
もうここまできたら食べ止まりません。
旅の3日目、友人Hの車で3人で足を延ばしたのは、
ビクトリア市街から小一時間ほどの場所にあるPoint No Point。
<小さいけれど愛らしいお店>
田舎の小さなカフェのような店構えですが、出される料理はそりゃあもう絶品。
この日私はクリスピーチキンコンフィ雑穀サラダ添えをオーダーしました。
雑穀のリゾットの上に鎮座するチキンは、その名の通りクリスピー=カリカリ。
<カリカリコンフィー>
そして、「見るだけですぅ~」とお願いして持ってきてもらったデザートメニュー。
誘惑に負けて、「シェアしよっか?」と私とHがオーダーしちゃったのが
(私は我慢する!と言い切ったN、偉い)
<チョコレートムース>
このお店、山の中の道を延々と走り、
「こんな所にレストランがあるの? 道、間違ったよね」
と不安になり出す頃に突然現れます。
でも、車で延々走ってでも行く価値ありですよ。
当日は残念なお天気だったのですが、海を見下ろすこのお店、
晴れている日の眺めは最高!
<これよ~。これこれ!>
「あぁ、食った、食った。幸せだよ~」と有頂天の私たち。
ビクトリアへ戻って足を運んだのは、Bulk Barn 。
このbulkとは「量り売り」のこと。
カナダのスーパーには必ず量り売りコーナーがあって、
ナッツやキャンディ、パスタや調味料まで
自分が必要な量だけ買うことができます。
各商品のケースに添えられたスコップで商品をざっくざっくとすくい、
好きな量を備え付けのビニール袋に詰めるのです。
それぞれの商品には番号があって、ビニール袋を閉じる紙テープに
その番号を書くと、レジでそれが入力されて合計の値段が計算される仕組み。
このBulk Barnは、店全部が量り売りという、なんともワクワクなお店なのです。
<ぜーんぶ量り売りなんだぜ!>
Point No Pointで「食った、食った」のもどこへやら。
ずらりと並ぶbulkのケースにさらに有頂天になった私は、
チョコレートコーティングされた生姜、セサミスナック、ブラウンライスなどを
ざっくざっくとすくいまくり。
「あれも、これも、日本じゃ簡単に手に入らないよねぇ~。
せっかく来たんだもん、買っとかなきゃ!」
そう、この旅で私の食欲を暴走させているキーワードは
「せっかく来たんだもん」。
旅の欲は満たし捨て。(何じゃ、そりゃ?)
だって、せっかく来たんだもん。
というわけで、ざっくざっくと浮かれた私はその後、
H、N、そしてナンシーと共にこんなディナーへ向かったのでした。
<友人宅でのディナー。メインはサーモンでした>
それにしてもどれだけ食べるんだよ、私。
さぁ、次回は「ミカス、カナダへ飛ぶ」最終回。
プレミアムに浮かれ、食べに食べまくったミカスと友人Nに
とんでもないことが巻き起こります。
さぁ、衝撃の結末を見逃すな!
ミカスでした。