ミカ料番外編:食べた!食べた! in Victoria #3
最近では日本でも色々なカフェがあって、
西洋のこ洒落た食の雰囲気(って表現自体がお洒落じゃないが)が
楽しめるようになりましたが、
やはり、海外でカフェやデリに入ってみると日本のカフェとは違う
“生活に根付いた雰囲気”を感じることができます。
前々回紹介したBubby Rose’s Bakery Cafeに続き、翌日は
Sidneyという港町にあるGeorgia Cafe & Deliでランチを。
このお店、サンドイッチチューブというエアシューターがあって、
キッチンで調理されたサンドイッチが客席の頭上を飛び回る
ユニークなお店です。
この日はお天気のいい日曜日だったので、
地元の人だけでなく、街を散策に来た人たちがいっぱい。
日本のしゃれおつカフェは「カフェを楽しみたい」という人で
賑わいますが、Victoriaのカフェはやっぱり暮らしに根付いていて、
老若男女が食べたり飲んだり喋ったり。
私が食べたのは、チーズスコーン、ピースープ、グリークサラダ。
どれも最近では日本でも食べられそうなものですが
やっぱり何かが違う「外国の味」。
これは多分、ハーブやスパイスの違いなんじゃないか?
ハーブとスパイスの使い方、本格的に勉強したいなぁ。
※ピースープ
エンドウ豆をポタージュ状にしたスープ。
※グリークサラダ
トマト、ピーマン、きゅうり、玉ねぎなどをさいの目に切ったものと
フェタチーズを合わせたサラダ。
日々の生活に根付いたカフェが街のそこここにある一方で、
ちょっと非日常なティータイムを楽しめるお店もあります。
別の日、散歩の途中で立ち寄ったのが、
The Teahouse at Abkhazi Garden。
住宅街の真ん中にある庭園Abkhazi Gardenは、
グルジア皇太子だったニコラス・アブカジとその奥さんが造ったもの。
非営利団体の管理によって開発を免れました。
夫妻の住まいだった小さな建物が今はティールームになっています。
というわけで、ここはもちろんアフタヌーンティー。
と言いたいところですが、実は私がいただいたのは、
イレブンシス(Elevenses)というミニサイズ。
これがイレブンシスだ!
アフタヌーンティーは文字通り午後にとるお茶と軽食のこと。
ご存じの方も多いと思いますが、三段重ねのお皿でサーブされます。
ゴージャス。
こちらは参考写真。
一方イレブンシスは、午前11時頃にお茶と軽食をとる習慣。
アフタヌーンティーと比べると量も少なく、お皿も一段。
シンプル。
生活に根付いたカフェと比べて非日常、と言いましたが、
周りを見渡すと、やはりちょっとお洒落をして
「ここでお茶するために来ましたよ!」という感じの人が多い。
そして、店員さんもちょうどいい具合にイケてる男子ばかり。
真っ白なテーブルクロスにバラの模様のティーカップ。
ちょいイケ男子が運んでくるインスタ映えまくりの軽食を
美しい庭園を眺めながらいただけば、ちょっとくらい
サンドイッチがパサついていたって気になりはしません。
非日常恐るべし。
(うん、パサついていたのね、残念ながら)
家の近くにあってもそうしょっちゅうは行かないだろうけど、
たまには雰囲気を楽しんでみたいお店です。
さぁ、数週に渡ってお送りしてきたこの
「食いしん坊カナダを行く」(んなこたぁ言ってない)も
今週が最終回です。
次週からはいつものミカ料with 手抜きレシピです。
来年またカナダで食べまくれるように、
日々をしっかりと暮らして、しっかり食べていきますよ!
というわけで、来週もヨロシク!
ミカスでした。