カナダへ行ってきた。しかも、妹と。#4
前回、Point No Pointでのランチに満足しながら車内で寝落ちした妹。
あっという間に復活かーい?!
いや、復活していただかなくては困ります。なんたってこの日のディナーは、私がカナダにいた時の大家さん、Ninaのお宅でのディナーですもの。
彼女の料理がどれだけ素晴らしいかは、去年、一昨年と記事にしました。とにかく美味しいの。
去年のディナー
一昨年のディナー
前もって「去年はビーフだったけど今年はどうする?」と聞かれていたのですが、妹が無類のステーキ好きなので、今年もビーフにしてもらいました。ああ、なんて美しい姉妹愛。
まずは、NinaのパートナーLeszekの得意料理、マッシュルームのソテー。ハーブたっぷりのマッシュルームは、以前これを食べた姪に「もう一度カナダへ行ってあのマッシュルームが食べたい!」と言わせたほどの絶品です。
Ninaのディナーでは必ず供されるアスパラガスのグリル。
近くにある農園で栽培されたとても新鮮なもので、アスパラファンである私の食欲暴走に油を注ぐ一品です。
いやいや、そんなにハーブ使うかい?!ってほどディルまみれのローストポテト。ディル最高!
今年のビーフは骨付きです。もはや気分はギャートルズ。この写真だと今ひとつ大きさがわかりませんが…
こうしてアスパラと比べてみると、どれだけ大きいかわかるかな?ちなみに、手前に添えてあるのは、ポーランド風ピクルス。ポーランドの人は、自家製ピクルスをたっぷり作って、付け合わせだけでなく、色々な料理に使うそうです。
デザートは、庭で取れたブラックベリーとリンゴのパイ。Ninaには珍しく「失敗したの…」。ブラックベリーとリンゴを煮たフィリングにシナモンを加えるのを忘れてしまったのだとか。
「パイ生地でふたをしてから気付いてね、カットした所からシナモンを振り入れて、全体に回るようにパイをこうしてぐるぐる回してみた」とジェスチャー付きで説明するNina。回したのかーい!(笑)
「だから、シナモンが固まってるところがあったらゴメンね」って…
幸い、誰もシナモンの塊に出くわすことはなく、無事に温かいパイと冷や冷やのアイスクリームのハーモニーを楽しむことができました。
それにしても、回したのか。
料理の美味しさはもちろん、妹は、Ninaの家のインテリアに感動しきり。
Ninaに許可を取って、部屋のあちこちを写真に撮っていました。
「シンプルなのに素敵なんだよね。シンプルなんて簡単!って思うけど、実際にやってみるとこんなに素敵にならないんだよ~。どうしてだろう?何が違うんだろう?ってNinaに言って」
Ninaの答えは “素材が大事”。
「インテリアでもファッションでも、シンプルなコーディネートの時こそいい素材を使わなきゃだめよ」
なるほどねぇ。シンプルだからこそ素材にこだわらないと、平凡で安っぽくなってしまうのか。
送ってもらう車の中で
「来年は何の肉がいい?」(肉って決まってるんだね)
「ポーク!」
「OK!」
なんて会話をしながら、本当に来年も来られたらいいな、来られるように、会えるように頑張ろう、などと考えていた私なのでした。
が、しかーし! 今はまだ感傷に浸ってはいられない。
我らの旅はまだ半ば。各駅暴走列車はまだまだ進む。止められるものなら止めてみな!
ミカスでした。
kokomo
ミカス様、続きを首を長ーくして待っておりました。
Ninaさんのお料理は今回も垂涎ものですね。
料理には素材が大事とのことですが、いいえ、それだけでは決してありません!
感覚的なものなのか、相手への思いやりなのか、丁寧さなのか、わかりませんが、
いい素材を使っても台無しにしてしまう私に決定的に欠けている何かをNinaさんは持っているのでしょうね。
あ、前回のコメントでもったいぶっていたわけではないですが、私達はソウルに行ってきました。初ソウルでしたが、美味しかった!!焼肉では最初にどーんと積まれた分厚い肉を見て「げ、無理」と思いましたが、成長期の子供達のボルテージは上がりまくりで、肉が消えていく。私は決して肉好きではないのですが、さっぱりしているのに旨味があってどんどんいけちゃう。秘めた自分の可能性を掘り起こしてくれた旅行でした。他にも市場の屋台など美味しい物がたくさんでしたが、全然食べたりなかったのでリベンジ旅行決定です。
カナダ美食旅行記の続きを楽しみにしています。
ミカス Post author
kokomoさん
韓国でしたか!
一度も行ったことないのですが、色々美味しいものがありそうですね。
食べ足りずにリベンジ旅行決定とは、さぞかし楽しく、美味しかったんでしょうね。
Ninaは、建築やインテリアコーディネートの仕事をしいて、その他にも絵を描いたり、競技ダンスをする人なので、美的感覚が鋭い人ではあると思います。彼女なりのこだわりをしっかり持っている人です。いい素材をシンプルな形で際立たせることができるのは、彼女の才能かもしれませんね。
Jaina
ディルにひかれてNinaさんのディナーを真似してみましたーと言ってもポテトは家にあった普通のジャガイモと足りないからさつまいもまで、牛ステーキはいつかの梅酢鳥からあげの梅酢をオリーブオイルで代用して、アスパラはオーブン焼きですけどね(もはや別メニュー?)。
ディルはお店で買うと一束大量なので、どっさり使いたくなりますね。で、味が淡白で(私が買ったのだけですか?)生だとサラダ感覚でいくらでも食べられるっていうか、油と熱が加わると風味が出るというか。アスパラは年中週に一度は食べていますけど、今日は最高の出来でした。たぶん、旬の季節だったのでしょうね。
今夜は新鮮なレンコンが手に入ったので、過去レシピにあった豚レンコンにしますわ。マッシュルームのソテーも。パイは買ってくるか。。。
ミカス Post author
Jainaさん
なんて魅力的なメニューでしょう。
アスパラのオーブン焼き、絶対に美味しい!
別メニューになってしまってもいいのです。「ミカ料」が皆さんの毎日のご飯に少しでも影響を与えるとしたら、それだけで私は嬉しい!
あぁ、Jainaさんちのご飯にも呼ばれたいなぁ。