2月の公私:ある日の献立
1ヶ月お休みをさせてもらっている間に、公私ともにそれはそれは色々なことがありました。
公私の私について言えば…
姪が第一子を出産しました。
逆子が治らず、予定帝王切開の予定だったのですが、入院当日の検査直前に看護師さんが声を上げて驚く程の勢いでお腹がぐるん! エコーで見てみたら逆子が治っていたそうです。それなら自然分娩にしましょうということで、姪は入院荷物を担いで一旦帰宅。2月の初旬に女の子を出産しました。
父が要介護1の認定を受けました。
初期の認知症と下半身の弱りがありますが、まだ割としっかりしているので、要支援になるのだろうなと思っていました。要介護はちょっと意外。担当のケアマネージャーさんも驚いていました。
ただ、認定の面談の時に父に認知症特有の「取り繕い」(ばればれで面談員さんも気づいていた)が見られたことや、父が最近何度も転倒していることが状況をより深刻に見せたのかもしれません。
とにもかくにも、認定されたのなら活用せねば、ということで、3月から父には週2回リハビリ型デイサービスに通ってもらうことにしました。
しかし、なんかもう、介護にまつわるエトセトラには飽きた。
おかしな言い方だけど、飽きた。
公と言うのかどうかわからないけれど、世の中で起きている大きな出来事といえば、新型コロナウイルス。
正直、私はそんなに心配してはいません。
もちろん、手洗いや、人混みへ出かけなければならない時の対処などは注意せねばと思ってはいますが、あまり神経質にはなりたくないのです。
がしかし、マスクの不足だけはいただけない。
花粉症の私にとって、マスクが手に入らないというのは、これもう致命的。
実は、いつもお世話になっている町の小さな雑貨屋さん(小洒落た方じゃなくて、よろず屋さんの方)へ行った時、お店の奥さんがすすっと寄ってきて「マスク、足りてますか?月曜日、入荷しますよ。個数制限もなし」と、まるで闇の悪いモノを売る売人のように 囁かれました。
それで手に入れたマスクがストックとしてあるのですが、花粉症シーズン以降もコロナが猛威を振るうとしたら、足りなくなってしまうことは歴然としています。
マスクに限らず、学校の休校や様々なイベントのキャンセル、デマの結果のトイレットペーパー不足など、今、日本全体が疑心暗鬼になって、振り回されて、疲弊しています。
早く事態が収まって、マスクもトイレットペーパーも豊富に並んでいる棚を眺めながら「そういえば、あの時は全然手に入らなかったね」と笑える日が来てほしいものです。
さて、お休み明けの『ミカ料』ですが、何か毛色の変わったことはできないかしらと考えて、今月はミカスの献立をご紹介しようと思います。
個々の料理のレシピやアイデアも興味を惹かれますが、よそのおうちの献立ってちょっとのぞいてみたいと思いませんか?
「こんな献立はいかがですか?」という上からの提案ではなくて、我が家の、時に上手くいった、時にアンバランスな、そして時にはまっ茶色な献立を、恥ずかしいけどお見せしようと思います。
ミカス家の献立 #1
ある日の献立
- ローストポーク
- タコときゅうりの酢の物
- だし巻き卵
- 大根のサラダ
いい豚肩ロースの塊が安く手に入ったので、ローストポークにしました。
塩、すりおろしにんにく、タイム、ローズマリーをすり込んでラップで包み、
一晩冷蔵庫に入れておいたもにオリーブオイルを少しかけてオーブンで焼きます。焼きあがってからしばらくはアルミホイルで包んで置いておくと、しっかりと熱が通るようです。
タコ好きの私には、最近のタコ価格の急騰はとても痛い。少しでも安くなっている時は必ず購入して酢の物にするようにしています。
だし巻き卵、実は先日、銅製の卵焼き鍋を買いました。以前通っていた料理教室の先生が「銅の鍋で卵焼きを焼くと『私、天才だ』って勘違いしちゃうほどうまく焼ける」と仰っていて、ずっと欲しいと思っていました。熱伝導率の良さが分からなくて焼き色が付いてしまいましたが、こびりつきもなく、ふんわりと焼きあがるので驚きました。これからしばらくは卵焼きの登場回数が増えそうです。
大根サラダは、千切りにした大根に、隣の奥さんからいただいた美味しいレストランの人参ドレッシングをかけました。
よそのおうちのご飯は気になるものです。
もしよければ、皆さんのお宅の献立も教えてもらえませんか?
シェアしてもいいよと言う方、写真がなくても大歓迎。ぜひ、コメント欄にあなたのご飯を書き込んでください。海外にお住まいの方もお待ちしています。
コロナのみならず、日々いろいろなことがありますが、しっかり食べて、しっかり寝て、しっかり笑って、無理をせず。
そう、無理をせずにいきましょう。
ミカスでした。
okosama
ミカスさん、こんにちは!
大伯母様になったのですね!
赤ちゃんのおばあちゃまが二人いるようで、姪御さんは心強いでしょうね^ ^
お父さま要介護1とのこと。うちも義母が要介護3人なった時は意外に感じましたが、今グループホームで以前より元気そうにしているのを見ると、あのとき要介護2だったらケアが後手後手になって、今頃たいへんだったろうなと思います。
さて私の本日の昼食。若ゴボウと牛肉の炒め煮の残りで焼うどんを作りましたよ^ ^
ミカス Post author
okosamaさん
私が大叔母なら、私から見た姪の子は何と呼ぶのかしら?と思って調べたら「曾姪孫(そうてっそん)」と言うのだそうです。
「うちのそうてっそんがね…」使わないか。
焼うどん、美味しそうですね。
しかも、牛肉とゴボウの組み合わせ、最高です。
若ゴボウってどんな感じなんでしょう。柔らかいのかしら?
写真ではちょっと緑がかっているように見えますが。
すごく気になる!
okosama
そうてっそん。初めて聞きました。たいてい「姪の子」て言うよね^ ^
あら若ごぼうが有るやん。と何気なく買いましたが、大阪は八尾市の特産野菜なんですね。葉茎根が全て食べられる、栄養価の高い春野菜で、見た目はフキに似ています。
フキは普通スジをとりますが、若ごぼうは取りません。茎は火の通りが早く、アクもありません。かき揚げのように天ぷらにするのも好し。葉はアクがあるので湯がいてつかいます。根は短い牛蒡です。写真は茎をざく切り&斜めぎりにして使いました。
関東には出回っていないのですね。
ミカスさんなら、色々アレンジなさるでしょうに。
ミカス Post author
若ゴボウ、私もちょっと調べてみました。
関西の野菜なんですね。
こちらでは一度も見たことがありません。
どんな味かしら?
食感は?
どんな料理にできるかな?
想像がどんどんふくらみます。
気になるなあ。
masakobe
そうてっそん?初めて聞きました。何はともあれ、おめでとうございます!
ミカスさんの記事にいちいち、そうそうそうと肯きながら読ませて頂きました。異常とも言えるコロナへの世の中の反応、タコが高くておちおちたこ焼きが作れない(笑)、ローストポーク案外簡単に作れるので私もスーパーで塊肉は常にチェック、銅の卵焼き鍋憧れ〜、などなど、ツボ入りまくりです。
okosamaの若ごぼう、いいですねー。神戸では見たことがないような・・・。
今は春野菜をひとつづつ料理するのが楽しみです。新ごぼう、新キャベツを使った料理、豆ご飯、✔︎済みです。今日は穂付きの筍で炊き込み御飯にしようと思ってます。
ミカス Post author
masakobeさん
そうてっそん…声に出したい日本語ですね(笑)
そしてタコ、高いです。
大好きなのに、以前ほど頻繁には食べられません。
ローストポークは簡単に作るれるのに見た目は豪勢なので、人が来る時などに重宝する料理ですよね。
masakobeさんの春野菜料理、全部魅力的ですね。
筍の炊き込みご飯なんで最高!
キッチンmasakobe春野菜のコースランチの予約を入れたいくらいです。
kokomo
ミカス様、2月は火曜日になるとオバフォーをいそいそと覗きに来て、ああ、ミカ料休みだった、という繰り返しでした。まずは、姪御さんのお子さんの誕生おめでとうございます。逆子が治ってよかったですね。
よそのおうちのご飯、気になるよねー。
ある日の晩御飯のとき、娘が晩御飯の写真を撮っていました。
「何しているの?」と聞くと、お友達と晩御飯何?という話になってお互いに写真を送ろうということになったようです。その日の我が家の晩御飯は、たこ焼き+カレーの残り、貧弱な野菜サラダに味噌汁という滅茶苦茶なメニューで、「えー、これ送ったの!?」と焦ったのですが、お友達のところも春巻きにコロッケその他揚げ物祭り+味噌汁+野菜と、我が家と似たようなものでちょっと安心。毎日のことになるとこんなものかも(という言い訳です)。
ミカスさんは料理教室にも通われていたのですね。料理上手にも納得です。ミカスさんのお料理は目にも鮮やかで食欲をそそります。私も茶色い食卓から脱却だー。
ミカス Post author
kokomoさん
なんてありがたいお言葉でしょう。
逆子が治ったという知らせと同じくらいうれしい(笑)
最近はSNSに驚く程お洒落な食卓が溢れていますからね、自分の食卓の華の無さにがっかりすることもしばしばです。
でも、お洒落なご飯が美味しいとは限らない。得てして茶色いご飯の方が美味しかったりするのです。
タコ焼きとカレー、揚げ物祭り、美味しいし、楽しい!
昔やっていた「隣の晩ごはん」の食卓も、大抵は前の日の残り物や作り置きの小皿やタッパーが並んでいましたよね。
あれが結構魅力的でした。
料理教室はとても人気がある教室で、毎月席の争奪戦になるくらいでした。
美味しいのはもちろんのこと、美しく盛り付ける極意を教えていただいて、本当に楽しい教室でした。
不器用な私はなかなかそれを再現することができませんでしたが。
時間に余裕ができたら、また料理教室に通いたいと思っています。